ヘアアレンジをする際に、「前髪が薄くなっている」と悩む方も多いのではないでしょうか。髪の毛が薄くなるという症状は男性だけがなるものだというイメージを持つ方もいますが、女性でも前髪が薄くなり悩んでいる方も多いです。
そこで、前髪が薄くなる原因と、ウィッグを活用した対処法について詳しく紹介します。
前髪が薄くなる原因を簡単にチェック
前髪が薄くなる原因は、出産後の女性ホルモンの分泌量低下による一時的な薄毛や、前髪を引っ張るヘアアレンジをすることによる牽引性脱毛症などが挙げられます。
ここでは、一時的な薄毛や牽引性脱毛症といった原因がひとつだけのものではなく、様々な原因がある「びまん性脱毛症」について紹介します。
髪質が変化する
髪の毛は、年齢を重ねることによってうねったり細くなったりと、髪質が変わることがあります。30歳を境に髪の毛のボリュームダウンが気になったり、40代後半になると前髪だけではなく髪の毛全体が薄くなったりといった症状も現れることがあります。
不規則な生活
過度なダイエットや睡眠不足、栄養バランスが乱れた食事をすることにより、血流が悪くなります。血流が悪くなることによって、頭皮に栄養が届かず、健康な髪の毛が生えず前髪が薄くなるびまん性脱毛症になることがあります。
ヘアケア方法が間違っている
ヘアケアのなかでも、シャンプーの選び方は重要なポイントです。頭皮が乾燥している場合には、保湿力に優れたシャンプーを使用するなど、香りや手触り以外についても確認する必要があります。
また、シャンプーをした後に髪の毛が濡れた状態で長時間放置していると、頭皮が蒸れてニオイやかゆみなど頭皮環境の悪化につながります。
前髪ウィッグでカバーしよう!ウィッグを選ぶ際のチェックポイント
前髪が薄くなる原因を明確にすることによって、対処法や治療法を知ることに繋がります。治療時間が長くなる場合には、ウィッグを使ってカバーしつつ治療を進めるといった方法が有効です。前髪ウィッグを選ぶ際の基本的な2つのポイントについて紹介します。
自分の髪色に合わせる
前髪ウィッグを自然に見せるためには、地毛の色に似ているカラーのものを使うことが大切です。通販サイトで購入する場合には、色の明るさだけではなく、レッド、イエローなどのトーンで選ぶ方法も良いでしょう。また、カラーチャートを取り寄せられる場合には、カラーチャートを購入してみるのもおすすめです。
スタイルを確認する
前髪ウィッグのスタイルには、いくつかの種類があります。トレンドのスタイルや定番のスタイルなど、顔の雰囲気や現在の前髪のスタイルに合わせたものを選びましょう。
前髪ウィッグの選び方!耐熱性のものがおすすめ
前髪ウィッグに使われる素材には、人毛とファイバータイプの2つがあります。それぞれの特徴についてチェックしていきましょう。
人毛タイプ
人毛を使用した前髪ウィッグは、ファイバーを使ったものよりも自分の髪の毛に馴染み、ナチュラルに仕上がることが魅力です。ヘアアイロンやドライヤーを使用してセットしやすい耐熱性であることや、染め直しできることなどもメリットです。
ただし、湿気を吸収しやすく絡まるため、メンテナンスに手間がかかることはデメリットだといえるでしょう。
ファイバー(人工毛)タイプ
ポリエステルやアクリルで作られているファイバーは、メンテナンスしやすく価格がリーズナブルなことが魅力です。カラーの種類も多いため、地毛に合わせたカラーを見つけやすいこともメリットだといえるでしょう。
見た目がナチュラルな商品が増えていますが、人毛と比較すると不自然な光沢が出るため、見た目がより自然なものを選ぶ必要があります。
耐熱性のものを選ぼう
近年では耐熱性の前髪ウィッグが多く、ヘアアイロンやドライヤーを使ってヘアアレンジできたり、カールやストレートにしたりといったヘアアレンジを楽しめます。アレンジをしたい場合には、耐熱性の前髪ウィッグを選びましょう。
前髪ウィッグの装着方法の違い
前髪ウィッグの装着方法は、カチューシャとクリップの2種類に分かれます。
ヘアアクセサリーを付けるようにして、簡単に装着できるのがカチューシャタイプです。前髪ウィッグがカチューシャについているため、ワンタッチで装着できます。ただし、クリップタイプと比較するとずれやすいため、長時間着用する場合にはピンで留めましょう。
前髪ウィッグの装着方法として定番なのは、クリップタイプです。生え際にクリップで固定するため、カチューシャタイプと比較してズレにくいことが特徴であり、長時間着用する場合に最適です。
前髪ウィッグの着け方
最初に、前髪ウィッグをつける位置を決めます。前髪は、数mm短かったり長かったりするだけで印象が大きく異なります。前髪がどの位置に来るのが自分に似合うのか、前髪ウィッグを着用する前につける位置をしっかり確認しましょう。気分に合わせて、ウィッグをつける位置を変えるのもおすすめです。
次に、地毛となじませます。自分の前髪を上げてウィッグを着用し、上から自分の前髪をかぶせて完成です。
前髪ウィッグのみ着用すると、前髪だけが浮いて見えるという場合には、ハーフウィッグや帽子などを併用すると、より自然に見えます。
髪の毛が生えるまで前髪ウィッグで薄毛をカバーしよう
前髪が薄くて悩んでいる場合には、前髪専用のウィッグを使って薄毛をカバーする方法が有効です。薄毛の原因によっては、改善や治療に時間がかかることがあるため、精神的なストレスを軽減するためにも薄毛をカバーできる前髪ウィッグを着用しましょう。
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