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ウィッグのハネや癖を直す方法!うねりが生じたときの対処法

2022年9月21日
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ウィッグのハネや癖を直す方法!うねりが生じたときの対処法

ウィッグなのにクセがおこる?!とタイトルをみて驚いた方もいるのではないでしょうか?ウィッグを使用したことのある方はご存知かもしれませんが、実はウィッグでもクセやうねりが発生することがあり、しかもそれは珍しい現象でもなく普通に起こることなのです。

今回は、そのウィッグで発生したうねりに対する対処法についてご紹介していきます。

なぜウィッグに癖やうねりが発生する?

人の髪の毛で『クセ』と言えば、寝起きなどに寝癖がついている時などがわかりやすいですね。しかし、寝るときには基本的に着用していないウィッグに関しても、癖やうねりは発生します。寝癖がつく大きな理由は、濡れている髪が乾いていくときにつくと言うのがメカニズムなのですが、皆さんもお風呂上がりに髪に水分が残っている状態で寝てしまい、翌朝ひどい寝癖がついてスタイリングが大変だったなんて経験はあるのではないですか。それは、髪が乾く間に頭を枕に密着させているため、その髪の状態が固定されてしまい形状が記憶されてしまうから起こっているのです。

少し難しいお話ですが、髪は乾いていくときには髪の分子が『水素結合』を起こします。そもそも、髪は水に濡れると髪の内側の、水素結合が途切れます。そして、髪が乾いていくときにまた水素結合が起きるという事を繰り返しています。つまり髪が乾く過程で、髪を変なかたちにキープしてしまうと、そのまま水素結合が起きるため、変な寝癖がついてしまうのです。そして、これがウィッグでも起こりうねりが生じるのです。

癖・うねりが発生しやすいウィッグとは

ここまでは髪の毛やウィッグでクセやうねりが生じる仕組みをご紹介してまいりました。それでは、ウィッグはどのような物でも同じようにクセやうねりが発生するのか?というとそうでもありません。実はウィッグは素材によってうねりが起こりやすいものと起こりにくいものがあるので、そこもご紹介します。

ウィッグの中でもクセやうねりが起こりやすいのは人毛ウィッグです。元々は人間の毛髪ですのし、髪質は人毛と同じなのでうねりが出やすいのは仕方ありませんね。人毛ウィッグは、着用時に自然な仕上がりになる為、比較的高価なのに人気が高いですが、クセやうねりが起こりやすいという点はデメリットとなっています。
一方で人工毛は形状記憶によってスタイリングが持ちやすいメリットがあり、人工毛と人毛のミックス毛ではその割合によってうねりの出やすさも変わります。人毛はうねりが出やすいですが、人の毛ですので構成される成分は同じです。そのため、髪のお手入れと同じようにケアしてあげると抑えることは可能です。

癖・うねりの対処法

ここまでで、ウィッグに発生する『うねり』の原因や素材の違いによる『うねり』の違いについてある程度わかっていただけましたね。そこで、ここからは、ウィッグの髪質によって違う『うねり』を押さえるお手入れ方法についてご紹介していきます!
上述の通り、人毛ウィッグはうねりが出やすいのですが、日々のお手入れによって『うねり』を押さえることも可能なので是非、覚えておきましょう!

人毛ウィッグのお手入れ注意点

人毛ウィッグのお手入れ方法は、基本的に髪の毛のお手入れと同じです。

  • 使うたびにきちんとブラッシングすること
  • シャンプー等で濡れたあとは丁寧なブローをすること

人毛ウィッグの『うねり』対策としては、上記の2つだけで結構な予防になります。また、うねってしまった場合はヘアアイロンやドライヤーなどを使って直すことも可能です。

人工毛ウィッグのお手入れ注意点

人毛ウィッグと比較すると、うねりが出にくいと言われている人工毛ウィッグですが、それでもうねりの可能性がゼロなのではなく変な癖がついてしまうなど、うねりが発生することもあります。そんなうねりを直す時には、非耐熱ウィッグ以外はヘアアイロンやドライヤーが有効です。耐熱ウィッグの場合でもやはり温度には気をつけましょう。設定温度は高くても160度くらいを基準にしておくとよいかと思います。
お手入れの方法ですが、霧吹きなどで水を吹きかけたあと、うねりの出た部分を少量とってきれいに髪を伸ばし、ドライヤーやヘアアイロンを当てます。この時長く当てすぎると毛が縮れてしまったり、ダメージを与えてしまうので注意が必要です。少しずつ何度も繰り返して当てていくことがポイントです。

非耐熱性ウィッグのお手入れ注意点

非耐熱性ウィッグの場合、熱によるダメージには気をつけなければなりません。そのためヘアアイロンなどは使用しないほうが良いです。じゃあうねりを直すことは不可能なの?と思われますが、実は「衣類用のアイロン」で直せるんです。シャンプー後にタオルで水分を取り、まだ水分が抜けきらないうちに衣類用のアイロンをタオルの上から当てます。温度は80度以下の低温でかけることがポイントです。

まとめ

今回は、ウィッグなのにクセ?ウィッグにうねりが生じた時の対処法についてご紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか?
一言に『ウィッグ』といっても、近年では様々な素材のウィッグが販売されています。見た目の自然さといった点では、やはり人毛ウィッグが一歩抜けているといった状況ですが、元が人毛という事もあり、クセやうねりがつきやすいと点に注意が必要ですね!もちろん、クセやうねりが起こっても今回ご紹介した様な方法で元に戻すことも可能なので安心ですね。しかし、日々のお手入れをおろそかにしてしまうと、意外と早く傷んでしまう物なので面倒くさがらずにブラッシングやシャンプーはこまめに行うようにしましょう!

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