ウィッグ最新ニュース速報

ウィッグ、医療用ウィッグのお役立ち情報を配信

夏の紫外線対策はお肌だけではない。ウィッグにも日焼け止めは必要??

2022年9月21日
751 views
約 1 分
夏の紫外線対策はお肌だけではない。ウィッグにも日焼け止めは必要??

日焼け止めクリームや日焼け止めスプレーは、紫外線が強くなる夏の時期に欠かせないアイテムです。日焼け止めは、体や顔だけにしか使用していないという方も多いのではないでしょうか。実は、髪も紫外線の影響を受けるため、髪にも日焼け止めを使用する必要があります。

しかし、ウィッグを使用している場合にも日焼け止めが必要なのか、紫外線の影響を受けるのか疑問を抱く方もいるでしょう。そこで、夏の紫外線対策は肌だけではなくウィッグにも必要なのか、紫外線のウィッグへの影響について紹介します。

ウィッグも日焼けする!紫外線の影響とは

ウィッグが乾燥したりパサついて広がったりする原因はいくつかありますが、夏の時期には紫外線の影響を受けてウィッグが傷むことがあります。紫外線は肌に悪影響を及ぼすだけではなく、最も太陽に近い場所にある頭、つまりウィッグにも影響を及ぼします。しかし、肌の紫外線対策と比較して、ウィッグの紫外線対策を行なっている方は少ないでしょう。

ウィッグが紫外線の影響を受けると乾燥したり色あせたりするため注意が必要です。特に、人毛ウィッグは人間の髪の毛を使用しているため、紫外線の影響を受けやすく、パサついて広がったり毛が縮れたりしやすいです。

また、プールや海でウィッグを着用した場合、ウィッグが濡れた状態で紫外線に当たると色素が酸化し、分解されてウィッグが赤くなることがあります。

そのため、夏の時期にはウィッグが濡れたままの状態にならないようにすること、十分な紫外線対策を行うことが大切です。

ウィッグに使用する日焼け止めの選び方

紫外線が強くなる夏の時期には、肌の紫外線対策だけではなくウィッグに対する紫外線対策も行わなければなりません。そこで、ウィッグに使用する日焼け止めの選び方のポイントを紹介します。

日焼け止めを使用する場面に適したSPF・PA値を確認

SPFは、紫外線B波の影響を予防する数値であり、数字が大きいと日焼けの症状が出るまでの時間が長くなります。PAは肌のシミやシワの原因になる紫外線のA波を予防するための数字であり。プラスが多いとより高い効果が期待できます。

屋外で過ごす時間が長い場合にはSPF50~、PA++++、通勤や買い物など日常生活のなかで使用する場合はSPF30、PA+++でも十分でしょう。

使いやすさも重要

コスメを購入した際に、使いにくかったり香りが気に入らなかったりという理由で使用を中止し、無駄にしてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

日焼け止めは、外出時に必ず使用することが大切です。夏も紫外線対策をしっかり行うためにも、香りやボトルサイズなど自分が使用しやすいかどうかを確認する必要があります。

例えば、外出先で日焼け止めを塗り直す場合には、小さなボトルやスプレーのものが良いでしょう。さらに、ウィッグに吹きかける必要があるため、スプレーがしっかり広がるか、噴射した際にどの程度の圧がかかるかも確認します。

ウィッグに使用するのであれば、広範囲にまんべんなく広がるタイプが良いでしょう。また、スタイリングをした後に吹き付けることもあるため、圧が強いとスタイリングが崩れることがあります。そのため、スプレーがムラなく広がり、圧が強すぎないものを選びましょう。

洗い流せる日焼け止めを使う

ウィッグに日焼け止めを使用した後には、必ず洗い流す必要があります。しっかりと日焼け止めを洗い流してたうえで、メンテナンスをしなければウィッグが傷むため注意しましょう。

ウィッグをこすると傷んでしまうため、何度もこすり洗いをしなくても良いように、石鹸やボディソープで落とせるタイプの日焼け止めや、専用のクレンジング剤を使わなくても良い日焼け止めを選ぶことがポイントです。

ウィッグの日焼け止めを洗い流す際の注意点

ウィッグに日焼け止めを使用した後、しっかりと日焼け止めを洗い流すために強くこすって洗ったほうが良いと考える方も多いでしょう。しかし、力を入れてこするとウィッグが傷むため注意が必要です。

また、日焼け止めを使用していても100%紫外線をカットできるわけではありません。紫外線によるダメージを受けたり熱を持ったりした状態のウィッグを強くこすると、ウィッグが乾燥してパサついた色あせたりする原因になります。

そのため、ウィッグの日焼け止めを落とす際には38度程のお湯を使って揉むようにして洗うこと、ウィッグ専用のシャンプーを使うことが大切です。

さらに、ドライヤーでウィッグを乾かす際には温風の後に冷風を使用し、ウィッグが吸収した熱をしっかりと逃しましょう。冷風を使用すると、ドライヤーによるウィッグの乾燥予防や、熱を持ったウィッグをクールダウンすることにもつながります。

ウィッグにも紫外線対策が必要!ウィッグの劣化を防ごう

ウィッグは紫外線の影響を受けて、色褪せたり乾燥して傷んだりします。そのため、日焼け止めを使用して紫外線対策をすることが大切です。日焼け止めを使用した後のお手入れ方法も確認し、夏のウィッグ劣化を防ぎましょう。

関連記事
季節ごとにウィッグのケア方法も変わる?!汗や紫外線が気になる夏のケア方法とは
夏の海!潮風でごわごわになったウィッグを元通りサラサラにする方法