「子ども用医療ウィッグを選ぶ際は何を注意すればいいの?」このような悩みをお持ちの方もいるでしょう。子どもは成長段階にあるため、医療用ウィッグを選ぶ際にサイズ感などで注意が必要です。現段階の頭のサイズに合わせて購入してしまうと、成長した際にはウィッグがキツくなってしまう可能性もあります。
医療用ウィッグは品質や使用感など繊細に作られていますが、選び方についてはしっかり確認しましょう。今回は、子ども用医療ウィッグの選び方や種類についてご紹介します。
子ども用医療ウィッグの選び方と種類
子ども用医療ウィッグはサイズや素材・髪質など選ぶポイントを抑えておくことが大切です。医療ウィッグは基本的に高品質なものが多いのですが、値段のみで選ぶことがないようにしましょう。
こちらでは、選ぶポイントと種類についてご紹介します。
サイズ選び
子ども用のウィッグを選ぶ際は、子供の成長過程も考慮することがポイントです。成長するにつれて頭の大きさも変わるので、徐々にキツくなることも想定されます。キツくなると常に頭を締め付けられる感覚になり、長時間付けていると疲れてしまうかもしれません。
とはいえ、大きめのサイズのウィッグはズレやすいのでアジャスターでサイズ調整が可能なウィッグを選びましょう。また、ウィッグネットを詰めて使うなど、成長に合わせて調整するようにしましょう。医療用ウィッグは長期間使うことを想定して選びますが、長くて2〜3年が一般的です。
2〜3年以降は買い替え時期になるので、使用期間も合わせてサイズを選ぶことを意識することが大切です。
素材・髪質選びのポイントと種類
医療用ウィッグは、人毛100%・人毛MIX・人工毛の3種類があります。子ども用医療ウィッグの場合、自然な見た目にこだわり人毛100%を選ぶ方も多いでしょう。しかし、最近では人工毛を作る技術も発達し、高品質で自然なウィッグに仕上がっています。
子供の成長過程を考慮し、ウィッグの買い替えも考えると高額な人毛100%ウィッグよりも、リーズナブルな人毛MIXでも満足したウィッグを購入することができます。
ウィッグネットの選び方
医療ウィッグをつける際にウィッグネットを使用しますが、ウィッグネットに違和感を感じると付けることに抵抗感を抱く可能性があります。ウィッグネットはウィッグがズレないようにするためのものなので、必ず使用するようにしてください。
締め付け感が強くなく、自然にフィットするものを選ぶことがポイントです。伸縮性があり、肌触りのいい素材を選びましょう。また、ウィッグネットをつける前に軽く伸ばしておくと頭にフィットしやすくなります。
子ども用医療用ウィッグを選ぶ際の注意点
子供用医療ウィッグを選ぶ際の注意点についてご紹介します。子どもは繊細なので、不快な思いをせずに、ストレスにならないようなウィッグを選ぶことが大切です。
見た目が自然なもの
子ども用医療ウィッグに限らずですが、見た目が自然なものを選ぶことがポイントです。医療用ウィッグは、円形脱毛症や抗がん剤治療の影響で脱毛してしまった髪をカバーし、生活の質を高めることが目的として作られています。以前の髪型に似たものや髪色など、本人が気に入ったウィッグを選んであげましょう。
取り扱いが簡単なもの
取り扱いが簡単なものを選ぶことも大切です。普段、髪の毛に対して気を使う子どもは少ないですよね。家では親がお手入れをしますが、普段の扱いが楽な方が子どもにとってもストレスがありません。
人毛100%のウィッグは、見た目が自然で高品質ですが絡みやすいというデメリットがあります。人工毛は静電気が起こりやすいというデメリットがありますが、ヘアスタイルが崩れにくく、セットが簡単なことがメリットです。人毛MIXは、それぞれの特徴を持ち合わせているので、自然な見た目と扱いやすさの両方のメリットを持ち合わせています。品質を重視することも大切ですが、普段の扱いが楽なウィッグを選ぶこともとても重要なポイントです。
子ども用医療ウィッグを選ぶ際は細心の注意と配慮が必要
子ども用医療ウィッグは、素材や着け心地・サイズ感に注意して選びましょう。成長段階であることを考慮し、現段階よりも大きめのサイズのウィッグを選ぶことがポイントです。また、アジャスター付きのウィッグであればサイズ調整が可能なので、時期に合わせてピッタリのサイズに調整してあげられます。
アクアドールの子ども用医療ウィッグは、サイズ調整が可能なアジャスター付きウィッグです。また、ストレートミディアムやショートボブなど4種類のヘアスタイルと、2種類のヘアカラーから選ぶことができます。
そして、着け心地やサイズ感を注意することも大切ですが、本人が気に入ったウィッグを使用することも重要なポイントです。ストレスなく自然体でいられるウィッグを選んであげましょう。
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