ウィッグを普段使いしている人のなかには「絶対にウィッグだと知られたくない」というケースもあるでしょう。しかし、着用方法や手入れの方法によっては、ウィッグが不自然に見えてしまう場合もあるので注意が必要です。
そこで、ウィッグを着用した際に自然に見せるためのポイントや、不自然に見えてしまう理由を紹介します。不自然に見えてしまう原因をチェックしたうえで、自然に見せる方法を実践しましょう。
フルウィッグが不自然に見える原因と対処法
フルウィッグが不自然に見える原因は、つむじの部分が上がっていること、トップが不自然であることやテカリがあることが挙げられます。
ウィッグをかぶった際につむじが盛り上がっていたり、正面から見た際に尖っていたりする場合は、ウィッグの繊維に癖がついている可能性が高いです。通販サイトで購入した場合は梱包時に癖がついてしまうケースがあるほか、使用したウィッグをメンテナンスした後に折りたたんで収納していたことなどが原因だといえるでしょう。
つむじに癖が付いている場合は、トップの部分にドライヤーを当てて、ある程度温めた後に手で押さえて冷ますことで、ウィッグについた癖を直せます。ドライヤーを当てた際にウィッグが熱を持っていて火傷をする可能性があるため、タオルを乗せてから手で押さえましょう。
さらに、人工毛や繊維を使ったウィッグの場合、不自然にテカるケースが多いです。人間の髪の毛とは異なる艶があると不自然に見えてしまう原因になるでしょう。
テカリを抑えるための対処法には、シャンプーを使う方法と柔軟剤を使う方法があります。シャンプーを使う場合は、ウィッグをシャンプーで洗ってから乾かすという作業を数回行うことでテカリを予防できます。柔軟剤を使用する場合は、30分程度浸け置きをした後にしっかりと水で洗って乾かすとテカリを抑えることが可能です。
ポイントウィッグが不自然に見える原因と対処法
ポイントウィッグは、襟足やトップなど部分的にカバーするウィッグのことです。ポイントウィッグが不自然に見える原因は、カラーのバランスが悪いことや不自然なテカリがあることが挙げられます。
テカリを予防する方法はフルウィッグ同様にシャンプーを数回行うこと柔軟剤に浸け置き洗いをすることや、ベビーパウダーを適量はたく方法が有効です。ベビーパウダーを使用する際には、白くならないよう少量ずつはたきます。また、手軽に対処したいのであれば、マットワックスを使ってスタイリングをする方法も良いでしょう。
さらに、地毛とカラーとポイントウィッグのカラーが異なる場合は、ポイントウィッグが浮いて見えてしまうので注意が必要です。そのため、地毛の色に近いポイントウィッグを購入することが重要だといえるでしょう。ポイントウィッグを着けた際に地下と境目がはっきり見えたり、ウィッグを地毛に馴染ませていなかったりすると不自然に見えます。ウィッグを着用する際は、地毛と馴染ませるようにブラッシングをすることが重要です。
自然に見せるこだわったアクアドールのウィッグ
アクアドールには自然に見えるウィッグが沢山販売されています。不自然に見えないようこだわって作られているウィッグのうち、特に注目したい2つのウィッグについて見ていきましょう。
ヴィーナス外ハネクラシックミディアムウィッグ[pw035]
毛先が重いデザインのミディアムウィッグであり、柔らかい印象を与えられます。自然に見えるポイントは分け目に分け目で、人工頭皮を使ったうえで髪を1本ずつ植えているので、毛の流れが非常に自然に見えることが魅力です。つむじや分け目といった部分が自然に見えることで、様々なヘアスタイルを楽しめるでしょう。
ヴィーナス フロントレース ナチュラルレイヤー[pw025]
生え際が目立たず、前髪がないスタイルを楽しめるウィッグです。「うぶ毛付きフロントレース」と呼ばれる独自製法で作られており、産毛が付いているので生え際を自然に見せられます。前髪がないフロントレースウィッグは、つむじではなく分け目が付いていますが、1本1本交差するように植えているので生え際が自然に見えることが特徴です。
ウィッグが不自然に見えてしまう原因は手入れ不足と誤った着用方法
ウィッグが不自然に見える原因としては、着用前に癖を直していない、洗わずに使用しているといったことが挙げられます。メンテナンス後はウィッグスタンドに立てて、癖が付かないようにしましょう。テカリが気になる場合には、自宅にあるシャンプーや柔軟剤といったアイテムを使って簡単に対処できます。
地毛となじませて使用するポイントウィッグは、地毛のカラーに合わせたものを選び、ブラシでとかして地毛とウィッグをなじませることが重要です。ウィッグが不自然に見えないよう、正面からだけではなくトップやサイド、合わせ鏡で後ろ姿も確認しましょう。