髪の毛をスタイリングする時に使用するワックスは、手軽に使えてヘアスタイルを自由にセットできるのでとても便利です。また癖のある髪の場合、ワックスなどの整髪料を使わないと思うような髪型にならず、苦労されている方も多いでしょう。
しかし、ワックは使用方法を間違えると薄毛につながる場合もあり注意しなければなりません。「髪の毛に付着する成分であるため安全だろう」と考え、使用量や成分、使い方を意識せずに扱っている人も多いはずです。
そこで、ワックスと薄毛の関係性や薄毛予防のための使用方法、おすすめのスタイリング方法について紹介します。
薄毛の関係性とは
ワックスの使用方法を誤ると、なぜ髪の毛に悪影響があるといわれているのでしょうか。
理由は、多くのワックスに配合されている界面活性剤と呼ばれる成分に起因します。そもそも、ワックスは油を乳化させた商品です。水と油は基本的に混ざることはありませんが、油と水を混ぜて乳化させるために界面活性剤が用いられます。
なお、界面活性剤は洗剤にも配合されており、洗浄剤として使用されるため、汚れを吸着したうえで分解させる効果もある成分です。
ワックスの成分が髪だけではなく頭皮に付着すると、汚れだけではなく頭皮を守るために必要な皮脂まで吸着して頭皮の乾燥を引き起こすことがあります。
また、「ワックスがついたまま寝てしまう」、「シャンプーで洗浄してもワックスを落としきれなかった」など頭皮にワックスがついたまま長時間経つと、ワックスが毛穴に詰まり頭皮の炎症や肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
つまり、ワックスと薄毛の関係については、「ワックスが頭皮に付着したままになっているか」という事が重要なポイントだといえます。
薄毛の予防対策にはウィッグを使おう
ウィッグは、薄毛の進行を止めたい人や、薄毛予防を行いたい人に最適なファッションアイテムです。しかし、これまでウィッグを使用したことがない人はどのように使えば良いのか、ワックスではなくウィッグを使用するメリットはあるのか、分からない人も多いのではないでしょうか。そこで、ウィッグのメリットについて紹介します。
ヘアアレンジしやすい
ウィッグは色々な種類のものが販売されており、自然な髪に見せるものやパーマが当てられているもの、カラーリングされているものなどが販売されています。着用する際に、当日の気分やファッションに合わせて髪型を変えられることが大きなメリットです。 ウィッグにヘアアイロンを使用して、自分で髪型をアレンジしても良いでしょう。着用するだけで様々な髪型を楽しめるので、トレンドの髪型にしたい人や、いままで経験のない髪型にしてみたい場合などにもおすすめです。
簡単にヘアスタイルが完成
ウィッグのメリットは、着用するだけでヘアスタイルができあがることも挙げられます。出掛ける前の忙しいときでも、ウィッグを着用するだけでヘアスタイリングは完了です。 また、髪にワックスをつけた場合、毎日2度洗いしなければならなど手間がかかります。
ヘアカラーも楽しめる
ヘアカラーは、気分に合わせて簡単に変えるのは難しいものです。頻繁にカラーリングをしていると髪が傷み、カラーリングをしてもきれいに見えなくなってしまいます。しかし、ウィッグを使用すれば、当日の気分に合わせて好きなカラーの髪型を楽しめます。
頭全体を覆うフルウィッグであれば、地毛の色を問わず様々なカラーを楽しめます。近年販売されているウィッグはカラーの種類が多いため、地毛ではチャレンジできないようなカラーのウィッグを着用するのも良いでしょう。
ボリュームを出せる
薄毛の悩みを持っている場合のメリットとして、髪全体にボリュームを出せることが挙げられます。薄毛に悩んでいる人ではなくても、毛量が少ない人はボリュームのあるウィッグを着用すれば気軽に悩みを解消できるでしょう。
ウィッグにはデメリットもある
様々なカラーやヘアスタイルを楽しみたい場合は、自分好みのウィッグを数種類購入する必要があります。ウィッグでおしゃれをしたいと考えている場合、購入費用がかかることがデメリットだといえるでしょう。 また、ウィッグを頻繁に使用する場合にはお手入れの手間がかかります。ウィッグを頻繁に使用するのであれば、普段入浴した際に地毛にシャンプーやリンスをするように、ウィッグにもシャンプーをして汚れを落とさなければなりません。 ウィッグをきれいな状態で維持するために繊維がからまないようにブラッシングをするなど、時間をかけてウィッグのお手入れをする必要があります。
薄毛対策にはウィッグを使おう
ウィッグを着用すれば、薄毛で見た目に自信が持てない、ヘアスタイルを楽しめないといった悩みを解消できます。薄毛が目立つ部分にだけ着用するポイントウィッグを使用する方法も有効です。自分に適したウィッグを選んで、自信を持っておしゃれを楽しみましょう。