新しいウィッグを購入した後、新しい髪型のウィッグに切り替えをするタイミングについて悩む人も多いのではないでしょうか。職場、学校、周囲の人たちにウィッグをつけていることを知らせていない場合には、新しい髪型のウィッグへの切り替えのタイミングは非常に重要です。
新しいウィッグに切り替える場合、髪が短くなったという場合は良いですが、急に髪が長いウィッグに切り替えると不自然に見えるため注意しましょう。そこで、新しい髪型のウィッグに切り替える方法、タイミングについて紹介します。
新しい髪型のウィッグへの切り替えのタイミング
新しいウィッグへ切り替えるタイミングとして最適なのは、新生活が始まる時、連休明けなどが挙げられます。
就職や転職、学校への入学など周囲の人たちとの関係性が変わるタイミングで、新しい髪型のウィッグに切り替えるのが良いでしょう。
しかし、新生活がスタートするタイミングがないという場合には、連休を利用する方法がおすすめです。お盆休みやゴールデンウィーク、年末年始といった長期休暇明けに新しい髪型のウィッグへ切り替えます。
連休明けであれば若干髪型が変化していても気がつかなかったり、気に留めないケースが多いためです。
また、新しい髪形のウィッグと今までの髪型との長さが違う場合には、徐々に髪の長さを変えることもポイントです。
ショートヘアから少し長いショートボブ、肩に当たる程度のボブ、鎖骨程度の長さのボブ、セミロングなど少しずつ髪を長くすると印象が変わらず、髪に注目されないため不自然に思われることもないでしょう。
ウィッグを購入するタイミング
ウィッグの切り替えをするにあたって、どのようなタイミングでウィッグを購入すれば良いのでしょうか。
傷んでいるウィッグから新品のウィッグに変えると、髪が急に綺麗になることで不自然な印象を与えます。
ヘアスタイルを変える予定がない場合にはあらかじめ2つ購入しておき、交互に使用する方法も良いでしょう。特に、夏は汗をかくため、こまめにシャンプーをする必要があります。洗い替えのためにも、同じウィッグを数個購入しておくと安心でしょう。
ウィッグを切り替える理由とは
ウィッグを切り替える理由としては主に2つ挙げられます。
ウィッグが傷んでいる
ウィッグは化学繊維で作られているため、静電気摩擦が原因でゴミがついたり、パサついたり、徐々にボリュームが出たりします。特に肩に当たる程度の長さのウィッグは、摩擦が生じて毛先が痛むことが特徴です。
人毛と人工毛のミックスタイプであっても、化学繊維と人毛の割合によっては人毛と同様に静電気摩擦が原因で傷みます。カールといったスタイリングされた状態のウィッグは、カールが緩むなど ヘアスタイルをキープできなくなるでしょう。
人毛と人工毛のミックスウィッグの静電気を予防するためには、ウィッグ専用のブラシで優しく丁寧に梳かし、静電気発生を予防するためのオイルを使用して、ケアをすることがおすすめです。
人毛100%のものは地毛と同様に乾燥を予防することが重要です。乾燥予防は洗い流すトリートメント、洗い流さないトリートメントを使用し、丁寧にケアをして乾燥を予防しましょう。
トリートメントをした後は、ドライヤーもしくは自然乾燥で乾燥させますが、ドライヤーで急激に乾かすとパサついた仕上がりになるため注意が必要です。
ウィッグの寿命で切り替える
ウィッグはストッパーと繊維で構成されており、繊維は人工毛もしくは人毛と人工毛のミックスで作られています。
人工毛は摩擦が原因で傷み、少しずつ人工頭皮から毛が抜けてしまったりする場合があり、ストッパーは土台のメッシュとウィッグを固定するピンが壊れる場合があります。
また、ボリュームアップのためのウィッグにボリュームがなくなったといったこともあり、どれほど高額なものであっても、丁寧にメンテナンスをしていても永久的に使用できるものはほとんどありません。
ウィッグの寿命を長くするためには、汗や汚れを洗い流し、丁寧にケアをすることが大切です。
1年から2年程度で寿命を迎え、髪が傷んだりセットしにくくなったりします。ウィッグの寿命で買い換える場合には、購入したお店に相談してみましょう。シャンプーやトリートメントといったメンテナンスをすることによって、買い替えずに使用できる可能性があります。
また、季節ごとにウィッグを使い分けている場合には使用頻度によって寿命も変化するため、ウィッグが寿命を迎えているのか、ケアをすれば使用できるのかを見極めることが大切です。
ウィッグの切り替えのタイミングや方法に気を付けよう
新しい髪型のウィッグに切り替えたいと考えている場合、また、新しい髪型のウィッグをすでに購入しており、どのタイミングで切り替えるのか悩んでいる場合には、新生活がスタートするタイミングや大型連休が明けたタイミングで新しいウィッグを着用する方法が有効です。
しかし、新しい髪型のウィッグは見方と大きく違う場合や、新品のため綺麗すぎる場合は不自然な印象を与えてしまいます。
そのため、同じ種類のウィッグを複数個購入して午後に使ったり、切り替える前に新しい髪型のウィッグを休日に使用し、ある程度の使用感を出すなどの工夫をしましょう。