ウィッグ最新ニュース速報

ウィッグ、医療用ウィッグのお役立ち情報を配信

ウィッグを少しでも涼しく被りたい夏。効果的な方法はある?

2022年9月21日
1309 views
約 1 分
ウィッグを少しでも涼しく被りたい夏。効果的な方法はある?

気温や湿度が高い夏にウィッグを着用すると、蒸れて汗をかいたり、かゆくなったりするケースも少なくありません。

通気性が良いウィッグを使用していても、蒸れることに悩み人は多いのではないでしょうか。

この記事では、夏でもウィッグを快適に使用する方法を紹介します。

夏のウィッグの悩み

夏にウィッグを被っている場合、どのような悩みを持つケースが多いのでしょうか。夏のウィッグのトラブルや悩みについて紹介します。

ウィッグの内部に汗をかく

ウィッグの内部に汗をかくと、インナーキャップが湿って汗の臭いが気になったり、不快な思いをしたりした経験がある人も多いでしょう。

ウィッグで汗をかいた後にクーラーが効いた部屋に入ると、残った汗が冷えて、頭痛の原因にもなりえます。

また、汗をかくことでウィッグが不自然に見えることがあるため、注意が必要です。

首や顔、デコルテには汗をかきますが、髪の毛の生え際からは汗をかいていない状態になってしまい、違和感を与えてしまう可能性があります。

不快感は個人差や使用期間も影響する

ウィッグを着用することによって髪の毛の量が増えたり、長くなったりするため、何も被っていない状態と比較すると暑いと感じることは多いでしょう。

さらに、ウィッグを着用し始めたばかりの方は、ウィッグそのものに慣れていないため、ウィッグ特有の暑さや蒸れなどの感覚にも慣れていないことがあります。

ウィッグを涼しく被る工夫をすれば、地毛でいるときとほとんど変わらず過ごすこともできます。

ウィッグを涼しく被る方法5つ

夏でも快適にウィッグを被るための方法をご紹介します。いずれも簡単な方法のため、気軽に試してみてください。

部分ウィッグを使用して涼しさアップ

頭部全体に被るフルウィッグでは、暑い夏は蒸れたり汗をかいたりしやすいといえます。

そのため、部分ウィッグを使用して頭部全体が蒸れないようにしましょう。

ファッションアイテムとしてではなく医療用としてウィッグを使用している場合、バンダナや帽子とウィッグを組み合わせて使用することで、カバーする範囲を広げる方法が有効です。

バンダナや帽子といった布製品をウィッグのインナーとして使用することで、汗を吸うので蒸れにくく通気性の向上にもつながります。

吸水パットを挟んで涼しさアップ

特にフルウィッグを被っているときには、頭皮が蒸れて汗をかき、非常に不快な思いをすることがあります。

そのため、夏にウィッグを被る際には吸水パットを挟むとよいでしょう。

地毛とウィッグネットの間に、ドラッグストアやディスカウントストアで販売されている脇汗用の吸水パットを挟みます。

広い範囲の汗を吸収したい場合には、吸水性の下着を切って使用する方法が有効です。

また、黒い色の商品を使用すれば、万が一ウィッグがずれたときにも不自然に見えません。

保冷剤を挟んで涼しさアップ

ウィッグの暑さを軽減するために、怪我をした際に使用する保冷剤や食品に使用される小さな保冷剤を使う方法もあります。

地毛とウィッグネットの間に挟むだけで、ウィッグを涼しく被れるでしょう。

ただし、小さなものでも保冷剤には厚みがあり、頭部が盛り上がって見えてしまう可能性があるため、髪の毛をアップスタイルにアレンジする必要があります。

ガーゼキャップを挟んで涼しさアップ

ウィッグの下に挟んで、汗を吸収するガーゼキャップを使用しましょう。

夏の時期は1日中同じガーゼキャップを使うのではなく、数回取り替えることでより快適に過ごせます。

汗ふきシートで涼しさアップ

ウィッグを着脱できる状態であれば、頭皮を拭ける汗ふきシートを活用しましょう。

汗ふきシートは、冷蔵庫で冷やしておくと爽快感が増します。

香料やアルコールが含まれていないものであれば、脱毛が原因でウィッグを使用している人でも安心です。

夏はウィッグのメンテナンスが欠かせない

ウィッグは日ごろからメンテナンスをすることが大切ですが、夏のメンテナンスはさらに重要です。

夏の時期に暑さや蒸れを感じていない、汗をかいていないと思っていても、冬と比較すると多くの汗や皮脂が分泌されています。

ウィッグに付着した汗や皮脂には雑菌が繁殖するため、夏の時期はウィッグを使用する度に手入れをすることが大切です。

地毛や頭皮を洗うだけではなく、ウィッグの内側、表面についた汚れを洗い流しましょう。ウィッグをブラッシングして、ウィッグ専用シャンプーでしっかり洗います。

すすぎ残しがないよう、シャワーで丁寧に洗ってタオルドライをし、乾燥させてから収納することがポイントです。

夏でも涼しく、快適にウィッグを被ろう

ウィッグを使用し始めたばかりの人は、夏の暑さや蒸れに悩むケースが多いでしょう。

しかし、ちょっとした工夫があれば、夏でもウィッグを涼しく被ることができます。

また、暑い、蒸れるという感覚は個人差がありますが、暑がりの人はウィッグを使うことで特に暑さや蒸れを強く感じる可能性があります。

今回ご紹介した方法を参考に、ウィッグを涼しく被るための工夫をして、夏のおでかけを楽しんでみてはいかがでしょうか。