今では、おしゃれアイテムとしても治療のためにも広く普及し、より身近になってきたウイッグ。目にすること、耳にすることが多くなり身近に感じがちですが、実際に自分が使用する立場になると意外と知らないことが多かったりするものですよね。そこで今回は、フルウィッグ・ポイントウィッグの、種類によって違う「気をつけるポイント」を見ていきたいと思います!
フルウィッグ で気をつけること
まずは、頭をすっぽり覆うことができるフルウィッグ から見ていきましょう。最近では、街中でフルウィッグを着用している方も良く見かけますし、ウィッグの中では1番ベーシックなものという印象も受けるかもしれませんね。
フルウィッグ とは?
フルウィッグは、すっぽり被って頭全体を覆うウィッグの事を指しています。カラーバリエーションや長さも豊富に取り揃えている為、複数持っていれば、気軽にイメージチェンジができるウィッグです。
特徴としては、簡単なステップで装着ができることが挙げられます。
- 地毛をまとめてネットに入れる
- ウィッグを被る
大まかにいうとこの2つのステップで装着完了します。
パターン別!フルウィッグで気を付けること
それではフルウィッグの気を付けるべきポイントをいくつかのパターンに分けてご紹介していきましょう。
パターン1:ウイッグネットを着用する時の注意点
フルウイッグはさっと被るだけで装着までの工程が少ないですが、それでも気をつけることは色々とあるのでご紹介します。
ウイッグをかぶるときにまず土台としてネットを被ると思いますが、その時にサイズ感を確認することがとても大切です。髪が長い場合は三つ編みにして止めたり、うまく地毛を分散させてコンパクトにまとめましょう。土台部分が小さくなればウイッグを被った頭も小さく見せる事が出来ます。
土台がしっかり定まったら、いよいよウイッグを被ります。その時、ウイッグのサイズもしっかり確認することが大切です。襟足にアジャスターがついているものが多いので頭にフィットするようにサイズを調整しましょう。鏡を見ながら行うと良いです!はじめに深く被ると調整がスムーズです。
パターン2:スタイリング剤でアレンジするときの注意点
さて、ウイッグを装着して次はアレンジですね。スタイリング剤でアレンジするときに気をつけておくポイントがあるのでご紹介します。
スタイリング剤を使って(特にハードタイプのワックスなど)スタイリングするときに、白い塊がくっついてしまう「フレーキング現象」という現象があります。ワックスなどに含まれる糊の成分などがウイッグに残るのは良くないのでフレーキング現象には気をつけましょう!
具体的な対策方法としては、単純ですがウイッグを使ったらその日のうちにしっかり洗うことです。時間が経てば経つほどこびりついて取れづらくなり、ウィッグの抜毛や傷みの原因になります。もし、時間が経ってしまったものを取る場合はぬるま湯につけてふやかしてからジャンプーをすると取れますので試してみてくださいね!
なるべくハードワックスを使用しないというのもひとつの手です。
パターン3:保存するときの注意点
最後のパターンは、ウィッグの保存です。いくらお手入れを頑張っても保存を適当にしてしまうと型崩れなどで思い通りの形で使用できなくなってしまう恐れがあります。
そのため保存ではウイッグスタンドを使用したり買った時についてきたケースを使ったりするのがオススメです。買ったときのケースを使用するときはウイッグの頭を入れる部分に新聞紙などを詰めると綺麗な形を保つことが可能です。あとは雑菌が繁殖しないように通気性の良い場所に置いたら完了です。
ポイントウィッグで気をつけること
ここまではフルウイッグを使用するときの気をつけるポイントをご紹介してまいりました。ここからはポイントウィッグについてみていきます。まず、ポイントウイッグについて簡単にご紹介します。
ポイントウィッグとは、フルウィッグとは違い前髪だけなど頭の一部分だけに使用するウィッグです。フルウィッグと比較するとコンパクトな印象で、よりピンポイントな部分に使うので地毛にきちんとなじむように気を付ける必要があります。フルウィッグと仕様も大きく異なりますので気を付けるポイントも少し変わってきますので以下にご紹介しておきます。
ポイントウイッグは保管方法がカナメ!
ポイントウイッグは保管方法が命といっても過言ではありません。
保管方法のポイントとしては、下記の点があげられます。
- シャンプー・リンスをすること
- しっかり乾かすこと
- 毛流れを整えること
- ケースなどで保管すること
こう書いて説明されると誰もが知っている「基本的な事」の様な感じがしますが、とても大切なことなのでしっかりと頭に入れておきましょう。特にポイントウィッグは、毛流れを整えて保管することで長持ちさせることできます。
ポイントウィッグはコンパクトなので、小さなポーチなどに丸めてしまう方などが多いですが、変な型がついてしまったりするのでこういった保管方法はしないようにしましょう。
まとめ
今回は、フルウィッグ、ポイントウィッグ、種類によって違う気をつける事をご紹介してまいりました。いかがでしたか?
それぞれの特徴によって気を付けるポイントが大きく異なると言うのが分かっていただけたのではないでしょうか。しかし、どのような種類のウィッグだとしても共通して大切なのは『こまめにお手入れする』という事です。皆さんは毎日お風呂に入り自分の髪の毛をシャンプーしたりトリートメントしたりと、日々のケアはしっかりしますよね。それはウィッグも同様で、面倒くさいからとウィッグのお手入れを手抜きしてしまうと意外と早く傷んでしまうといった事にもなりかねません。
逆に、ウィッグはこまめにお手入れをしてあげるいことで長く自然な状態を保ってくれるものです。出来るだけ長くお気に入りのウィッグを楽しめるように日々のお手入れは欠かさないようにしましょう!
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