ウィッグは、コスプレイベントで活用する方や、ファッションアイテムとして普段使いする方が多いです。また、気軽にイメチェンできるのもウィッグの魅力だといえるでしょう。
しかし、「長期間使用しており経年劣化して使えなくなった」「ウィッグを購入してみたもののイメージとは違う商品だった」「使用したいイベントが終わったのでウィッグは不要になった」など、ウィッグを処分したい場合、どのように捨てれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、不要になったウィッグの捨て方と、捨てる際の注意点について詳しく紹介します。
ウィッグの捨て方は?4つの注意点
ウィッグの捨て方と、ウィッグを捨てる際の注意点を確認しておきましょう。
自治体のルールに沿って処分する
ウィッグだけではなく、どのようなゴミでも、自治体ごとに捨て方のルールが異なります。不燃ゴミや可燃ゴミなど簡単な分類の自治体だけではなく、数種類に分けて捨てなければならない自治体もあるのです。
そのため、自分が住んでいる場所のゴミの捨て方について、ルールを確認するのを忘れないようにしましょう。
役所に問い合わせて確認する
役所に電話をして、ウィッグの捨て方について質問すれば、電話で捨て方を教えてくれます。
自治体のホームページにウィッグの捨て方について記載がない場合や、判断できない場合には、電話で問い合わせをしましょう。
ゴミ袋のルールもチェックしよう
自治体によっては、指定のゴミ袋を購入する、もしくは配布している、半透明であればどのような袋でも良いなど、ゴミ袋のルールについても細く異なります。
また、ゴミ袋が透けているとウィッグが見えてしまい、大量の髪の毛が捨ててあるように見えるため不気味な印象を持たれることもあります。さらに、半透明の袋からウィッグの一部が飛び出していても不気味に見えるため、ウィッグは袋に包んだうえでゴミ袋に入れましょう。
ウィッグをゴミ清掃工場に持ち込む
すぐにウィッグを処分したい場合は、ゴミ清掃工場に持ち込む方法もあります。すぐに処分できる方法ですが、料金がかかるため注意しましょう。
ウィッグを捨てずにリサイクルする方法
ウィッグを捨てるのではなく、リサイクルする方法もあります。そこで、ウィッグのリサイクル方法や、リサイクルする際に押さえておきたいポイントを紹介します。
人毛ウィッグは寄付できる
100%人間の髪の毛で作られたウィッグを処分したい場合には、捨てるのではなく寄付する方法がおすすめです。基本的に人工毛ウィッグの寄付は受け付けていませんが、100%人毛で作られたウィッグは寄付できる可能性が高いでしょう。
特に、ロングウィッグの場合は需要が高いといえます。ロングウィッグは自由にヘアスタイルを変えられたり、毛先が傷んだ場合でもカットできることがメリットです。また、パーマやカラーリングといったスタイリングも可能であり、人気があります。さらに、長い髪の毛が入手しにくいため、寄付を受け付けてくれることが多いです。加えて、ウィッグのネット部分が経年劣化しておらず髪の毛が多少傷んでいる程度であれば修理をする業者もあるため、非常に需要が高い商品です。
高額な医療用ウィッグを購入できない方や自然に見えるウィッグが欲しい方、病気で悩んでいる方のために寄付することも検討しましょう。
使っていないウィッグは売る
使っていないウィッグは、美容学校の学生や美容師の見習いがカットの練習のために購入することがあります。そのため、オークションやフリマアプリ、リサイクルショップなどで売却するという形で処分しても良いでしょう。また、美容学校や美容師の知り合いがいる場合には、譲るといった方法もおすすめです。
ウィッグをリサイクルする前のお手入れ
何回も着用していたウィッグは、お手入れしないと状態が悪く、買い手がつかない可能性があります。そのため、お手入れをして綺麗にしてからリサイクルしましょう。自宅でお手入れをする場合、最初にウィッグをぬるま湯につけて濡らし、シャンプーとトリートメントで洗います。
ウィッグをしっかりとすすいで毛を握って絞り、タオルドライをしてドライヤーの冷風で乾かしましょう。ドライヤーの温風を長時間当てると、ウィッグが傷むため注意が必要です。可能な限りタオルドライで水分を切り、ドライヤーは仕上げに使用します。
捨てる予定のウィッグは練習台にするのもおすすめ
ウィッグとしては使用する機会がない、もしくは使用できないほど劣化しているという場合、捨てるのではなくスタイリングやセルフカットの練習台にする方法もあります。
日頃からスタイリングやセルフカットの練習をしておけば、地毛や新しいウィッグのスタイリングもスムーズに行えるようになるでしょう。
ウィッグの捨て方は様々!リサイクルも検討しよう
ウィッグの捨て方は、自治体でゴミとして処分する、ゴミ処理施設に持ち込むなど、様々な方法があります。また、ウィッグを捨てるのではなくリサイクルしたり、セルフカットやスタイリングの練習をしたり、人毛ウィッグであればカラーリングを試したりといったことも可能です。
ウィッグを捨てるのかリサイクルするのか検討しつつ、ウィッグを新調しましょう。