在宅ワークでボサボサの髪のまま仕事をしていたら、オンラインで呼び出しされて焦った。
誰にも会わないし一日中家にいるのに、ヘアセットをするのは面倒くさい。
ギリギリまでのんびりしたいし、身支度はできる限り時短で済ませたい。
と思った経験はありませんか?ウィッグを使えばすぐにヘアセットが完了できちゃいます。
今回は、在宅ワークのヘアセットを一瞬で!ウィッグ装着のコツをご紹介します。
さまざまなタイプのウィッグ
ウィッグには、頭全体をすっぽり覆うオールタイプのほか、地肌の分け目など気になる部分を隠すために使うつむじのあるトップピースと呼ばれるタイプ、さらには前髪だけやお団子ヘアなど、目的や仕上がりによっていろいろなタイプがあるのが特徴です。さらに、医療用とおしゃれ用といった具合に分かれることから、タイプに応じた着け方をマスターしておくことで簡単に着けられるようになります。
まとめ方をマスターしよう
ウィッグの中で、装着するのがもっとも難しいのは、頭全体を覆うオールタイプです。自分の髪を完全に隠してしまうため、フルウィッグとも呼ばれます。フルウィッグでは自毛をしっかりとまとめるのがポイントで、自分の髪をコンパクトにまとめることによって、その後のウィッグの装着が簡単になります。
そのために必要なのがウィッグネットと呼ばれる、髪をまとめるために用いるネットで、これによって髪が頭皮にぴったりとくっつきますので、上からウィッグをかぶりやすくなります。
ウィッグネットは伸縮性のあるネットで、これをまず頭から首へ、束ねた状態で通します。首から上へとネットを引き上げ、髪が全部入るように注意しつつネットの中にすべて収め、ヘアーバンドのようにかぶったら、ネットを折りたたみピンで固定します。
上質なネットだと頭の形に自然に沿うように伸縮性がよいものやサイズ調整ができるものもありますので、オールタイプを使いたい場合にはネットの質にも注意が必要です。
ネットでまとめたらウィッグを装着
ネットでしっかりと自分の毛をまとめたら、次にウィッグをかぶります。ウィッグの前部分にはストッパーと呼ばれるピンが付いており、これを開いてから、襟足の部分を手に持ちます。これによって、額部分にくるストッパーのある方が自分から見て下に来るようになりますので、そのまま額にかけるように乗せます。
このとき、額にかけた状態で位置を調整し、この位置がベストというところに合わせたら、前から後ろへと引っ張り下ろすようにして深くかぶり、その後、襟足部分を持ってさらに後方へずらすようにするのがポイントです。
注意したいのが、いったん深くかぶってから襟足部分を引っ張って頭の形に沿うようにするため、ウィッグネットがずれてしまうことです。軽く額部分を押さえつつ、襟足側を引っ張ると、ネットがずれることを防げます。
左右のバランスが整っているかどうかを確認したら、顔のラインに沿わせるようにウィッグを少し内側に向けてフィットさせ、上から額のストッパー部分を両手で押すことでパチンと止まってしっかりとフィットしますので、これで出来上がりです。
部分ウィッグの簡単なつけ方
部分ウィッグの場合もストッパーが付いている構造なのは同じですが、自分の髪になじむようにつけるため、ウィッグネットをかぶる必要がないところがフルウィッグよりも簡単なところです。
気になるトップにボリュームを出すためのウィッグのことをトップピースと言い、頭の上に乗せるだけの手軽なものですが、地毛となじむように乗せないと不自然になります。そこで、着ける前にはトップピースのつむじの位置を確認し、自分自身のつむじの場所にぴったり乗せることが大切です。
着ける前にブラッシングしよう
手軽に使えるトップピースですが、着ける前には形を整えるためにブラッシングをします。きれいに形を整えたうえで、両手でトップピースを持ち、頭の形に沿うようにして乗せます。
位置が決まったらストッパー部分を押さえることによって自分の髪に引っかかるようにしてパチンと留まりますので、ストッパーを止めたあとにしっかりと頭の上に乗っているか、安定感を確かめます。
しっかりと乗っており、ずり落ちることもなく留まっていたら、ブラッシングをして自分の髪となじませるようにし、違和感なく自然に見えたら出来上がりです。
トップピースをより簡単に、そして違和感なく自然に見せるように着けるには、ストッパーの数が多めのものがおすすめです。前と後ろの前後だけにストッパーが付いているものもあれば、オーダーメイドになると最低でも3ヶ所は付いていますので、トップのボリュームが少なくなってきたいわゆる自毛の量の少ない人は、ストッパーの数で選ぶことも重要です。
大きく分けると部分か全体か
ウィッグは大きく分けると全体にかぶるか、それとも部分的に取り付けるかのどちらかになります。そのため、全体にかぶる場合はまずはネットを使いこなせるようにしてから、向きに注意しながらかぶるようにすると簡単にかぶれるようになるでしょう。
トップピースのように頭に乗せるものは、つむじの位置に合わせるようにして自分の髪になじませる着け方をマスターしておくと、簡単に着けられるようになります。どちらの場合も、着ける前に形を整えておくと、仕上がりがきれいになりますのでおすすめです。
まとめ
今回は、在宅ワークのヘアセット時短術!ウィッグ装着のコツについてご紹介してまいりました。いかがでしたか? 最初は少し時間がかかるかもしれませんが、コツをつかめばとっても簡単にセットできます。仕事とプライベートのメリハリをつけにくい在宅ワークですが、勤務中はウィッグを着けておくというようなルールを作っておくと、気持ちの切り替えをしやすいというメリットもあります。せっかくのお家時間ですから、有効に使いながら、オシャレも楽しんでみてくださいね。