近年では、医療用に使用するウィッグやおしゃれ目的に使用するウィッグなどと、本当に多くの方が日々の生活の中でウィッグを楽しむようになっていますね。最近のウィッグは、前髪やサイドだけに利用するポイントウィッグや頭からすっぽりとかぶるタイプのフルウィッグなど、用途によって様々な種類が用意されている為、必要な時に使えるよう複数のウィッグを所有している人も多い事でしょう。
しかし、気になるのが「自分の使っているウィッグは、いったいいつまで持つのだろ?」という事ではありませんか?ウィッグの使用中に誰もが嫌がる事は、ウィッグを使用している事がパット見でバレてしまう事だと思います。買ったばかりのウィッグであれば、状態も良く間近で見てもウィッグだとバレにくいものですが、使用を続けると徐々に違和感が出てくることも少なくない事でしょう。それでは、「もう駄目だな!」と見切りをつけるにはどういったポイントで判断すればいいのでしょう?
ウィッグは上述の通り、用途や素材によってたくさんの種類があり、それぞれによって持ち具合や買い替え時期は異なってきます。そこで今回は、どのような点に注意して買い替え時期を検討したら良いのかなどについてご紹介してまいります。
ウィッグの寿命について
そもそもウィッグの寿命はどのくらいなのでしょうか?ここでは、そこからみてまいりましょう!
まず、ウィッグは大きく分けて髪部分とストッパー部分の2つの部位に分けることができます。髪部分は人工毛か人毛かミックス毛で出来作られているのですが、髪部分は摩擦などで絡みが多くなったり抜け毛がひどくなったりと、使用し続ける事によって徐々に劣化が進行していきます。また、ストッパー部分はネットや人工皮膚と頭皮とウィッグをくっつけるためのピンで出来ています。こちらは着脱を繰り返すので破損してしまうことがあります。このように、明らかに劣化が目立つ場合などは買い替えのサインです。
ズバリ、寿命というとフルウィッグ だとおおむね1〜2年程度だと言われています。ただし、『人毛か人工毛か?』という違いや、毛の質により絶対に2年以上はもたないとは言い切れません。しかし、使用しているうちに毛先が傷んできた、セットが上手くいかなくなってきたということが度々起こるようになるのが大体1~2年程度でこれを買い替えの目安と考えておきましょう。
部分ウィッグの買い替え時期
上記の買い替え目安は、フルウィッグの事についてご紹介してきました。それでは部分ウィッグは?と思った人も多いでしょう。ここからは部分ウィッグについての買い替え時期についてをご紹介します!部分ウィッグも傷みが出てきたら替え時なのですが、もうひとつ買い替えポイントがあるんです。それは周囲の髪との馴染み方です。部分ウィッグは地毛に馴染ませて使うことが大前提になっている為、買った当初より白髪が増えて馴染まなくなってきた等という時も買い替えポイントの一つの目安にしましょう。
買い替え時期をのばす!素材・タイプ別の注意点
次は、素材やタイプ別に買い替え時期をのばすための注意ポイントをご紹介します。
- 人毛の注意点
人毛の注意点は「日光」です。太陽の光に当たることで寿命が短くなります。地毛も日光に当たると傷むので、そのあたりは同じようなイメージ持っていただければよいのではないかと思います。なるべく直射日光に当てないようにすることを心がけ体物ですが、使用時に日光を避けるのは難しいと思います。したがって、保管の時に日光に当たらないように保管するだとか、日光に当たるところでウィッグを使用した時には帰ってきてからしっかりケアをするなどで長持ちします。 - 人工毛の注意点
人工毛の注意点は「摩擦」です。摩擦による絡みで徐々に毛が抜けたりしてきます。そのため摩擦が起こらないようにウィッグ専用のブラシを使うなどがオススメです。また、汚れた時に使用するシャンプーもウィッグ用のシャンプーとトリートメントを使うとより寿命を延ばす効果があります。シャンプーとトリートメントをした後は室内で自然乾燥させ、ウィッグスタンドなどを活用して保管すると綺麗なままを長続きさせることができます。
もう替え時?と思った時に
ここまででウィッグの替え時ポイントをご紹介してまいりました。替え時ポイントを見てきて、もしかして自分の持っているウィッグは替え時なのかもしれない…と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのウィッグ、ちょっと一手間で復活するかもしれません。買い替える前に下記のお手入れを試してみてください!
- ウィッグ専用シャンプーでお手入れしてみる
- 専門ショップに持っていってお手入れしてもらう
この2つを試すと意外と使えるまで回復する場合もあります。フルウィッグなどとなると決して安い買い物ではないので、買い替えを決心する前に一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、ウィッグの買い替え時期を見極めよう!タイプによって違う買い替え時期の注意点についてご紹介してきました。いかがでしたか?
自分の持っているウィッグが買い替え時期かどうかがわかったのではないでしょうか。タイプや形状によって気をつけるポイントが違うので、まだ買い替え時期ではない場合もぜひお持ちのウィッグの寿命をのばすような取り組みをしてみてくださいね!