ウィッグを長時間着用する場合、頭痛や肩こりなどのトラブルが起こる場合があります。髪型のおしゃれを楽しめても、身体に不調が現れるのでは意味がありません。そこで今回は、ウィッグを長時間着用しても快適に過ごすためのポイントを紹介します。
長時間着用するならサイズを確認しよう
自分の頭のサイズに対してウィッグのサイズが小さいと、長時間頭を締め付けられることになり頭痛の原因になります。そのため、ウィッグを長時間着用する場合はサイズをしっかり確認してから購入しましょう。
頭のサイズを正しく測る
頭のサイズに対してウィッグが大きいとズレやすく、小さいと頭が締め付けられて頭痛の原因になります。ハチマキを巻くようなイメージで、メジャーを使って頭のサイズを正しく測りましょう。
メジャーが重なった部分の数字が、自分の頭のサイズです。既製品のウィッグを購入する場合には、最も数字が近いものを選びましょう。
アジャスターが付いているウィッグを使う
ファッションウィッグはフリーサイズのものが一般的ですが、アジャスターがついている製品もあります。アジャスター付きのウィッグは、自分の頭のサイズに合わせたうえで、さらに細かなサイズ調整も可能です。
また、アジャスター付きのウィッグであれば、ウィッグをつけている最中に頭が痛くなったとき、トイレで一度外してアジャスターを緩めるといったことができるのがメリットです。
ウィッグの重さをチェック!軽量タイプのウィッグを選ぶ
ウィッグを長時間着用するのであれば、ウィッグそのものの重さも重要視しましょう。
購入する際には、ウィッグの重さについても調べて、軽量タイプの製品を選ぶと良いでしょう。
ロングタイプよりショートタイプのウィッグを選ぼう
ウィッグの毛が長い場合には、ウィッグが重くなるため、長時間着用していると肩が凝ったり頭が痛くなったりすることがあります。長時間着用するウィッグはショートタイプのものや、ボブなどを選びましょう。
ポイントウィッグを使うことも考える
フルウィッグではなく、ハーフウィッグや部分ウィッグなどを使用する方法も有効です。いずれのタイプもフルウィッグよりは軽量であり、長時間着用していても負担になりにくいでしょう。
ウィッグネットを正しくかぶる
ウィッグネットは自分の髪の毛を束ねるもので、襟足から前髪に生え際に沿って強いゴムで覆います。時間ウィッグネットを着用していると締め付けられて頭が痛くなったり、ゴムと皮膚が擦れて炎症を起こしたりすることがあります。ウィッグネットを着用した際には、生え際よりも後ろ側にゴムが来るようにかぶりましょう。
大きめサイズのネットを使う
ウィッグネットのサイズが若干大きければ、長時間着用していても負担になりにくいでしょう。また、地毛が長い場合にも、毛を束ねやすいように大きめのウィッグネットを使う方法が有効です。
医療用ウィッグを使う際のガーゼ生地のものや、サイズ調整可能なアジャスター付きのウィッグネットを使用する方法もあります。
ウィッグのスタイルを長時間キープするためのコツ
ウィッグをスタイリングした場合、時間が経過すると型崩れをすることがあります。型崩れする原因はスタイリング剤を使用していないといったケースのほか、ウィッグが傷んでおりスタイルをキープできないこともあるため注意が必要です。
長時間スタイルをキープするためには、正しい方法でウィッグのメンテナンスをして、ウィッグが傷まないようにする必要があります。
丁寧にブラッシングする
ウィッグは、静電気に非常に弱い商品です。ウィッグをブラッシングする際には静電気の発生を予防するウィッグ専用のブラシを使い、優しく毛先から順番にブラッシングする必要があります。
力を入れてブラッシングすると、ウィッグの毛が抜けたり使えなくなったりする場合もあるため注意しなければなりません。ウィッグは毛先から順に根元から毛先に向かって、からまっている部分をとかして毛の流れを整えます。
汚れを落として型崩れを予防する
ウィッグに汚れがついたままの状態で使用を続けると、ウィッグが型崩れするため注意しましょう。そのため、ウィッグ専用のシャンプーやリンスを使って、1週間~10日に1回程度シャンプーをします。ウィッグを使用したら当日必ず洗わなければならないと感じる人も多いですが、毎日洗うとウィッグが傷んで耐久性が下がるため注意が必要です。
皮脂や汗の付着が気になる場合には、ウィッグ用のアンダーキャップを使う方法が良いでしょう。ウィッグのアンダーキャップは、毎日洗っても見た目に影響はありません。アンダーキャップは外して洗えるため清潔な状態で着用でき、ウィッグの内側が汚れることも予防できます。
まとめ
長時間ウィッグを着用する場合には、疲れにくい軽量タイプのウィッグを着用し、頭が痛くならないように自分の頭のサイズに合うものを使用する必要があります。また、ウィッグネットは大きめのものを使い、ゴムが当たる位置を意識することが大切です。
ウィッグを着用する時間が長い場合には、おしゃれさと同時に快適さも重要視しましょう。
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