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毎日の簡単なお手入れがウィッグ長持ちのポイント

2022年9月21日
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毎日の簡単なお手入れがウィッグ長持ちのポイント

ウィッグに寿命はあるの?

ウィッグにも、やはり経年劣化が起こります。病気や脱毛症などで悩んでいる方なら特に毎日着用されることもありますから、2年から2年半ほどで劣化が気になってくるものと言われています。また、ファッションウィッグの方がやはり傷みは早まりそうですが、中にはファッション用も医療用もどちらも対して寿命が大きく変わることがないと考える専門家もいらっしゃいます。もちろんファッション用の方が傷みは早く、髪の毛が縮れてきたり、抜け毛が目立ってきたりするなど劣化が目立ちやすい点は挙げられますので、できるだけ劣化に気づいたら早めに買い替えするのがベストです。

一方、医療用ウィッグは、長期的に使用することを想定した商品が多いので、良く見るとファッション用と同様に劣化はあっても、目立つような劣化で買い替え時期がファッション用ほど早まることはあまりありません。

ただ、使い方やお手入れの仕方によって寿命は変わってくるものです。今回は、より長くウィッグを長持ちさせるためのお手入れ方法を簡単にご紹介していくことにしましょう。

ウィッグが傷む原因

まずお手入れ方法を紹介する前にどうしてウィッグは傷んでしまうのか、その原因について触れていきます。使用したら、そのままその辺に適当に放置していることはありませんか。また、保管場所が直射日光が良く当たる場所ということはないでしょうか。

これでは紫外線の影響で傷んでしまいます。ほかにも、ロングヘアのウィッグを丸めるように保管してしまえば素材が傷みやすくなったりします。さらに、ウィッグをお手入れするにあたり過剰にシャンプーでお手入れしているという方がいらっしゃいますが、これもNGです。シャンプーも使い過ぎは禁物で、傷めてしまう原因になるのです。

ウィッグの正しいお手入れ方法

頭の中はどうしてもウィッグを着けることで汗ばんで、臭いがついてしまいます。この臭いや汗による汚れも早い劣化につながるため、ウィッグを清潔に保つためにはやはり定期的にシャンプーを行いましょう。ただ、前述のように過度なシャンプーの必要はなく、60時間着用に1回くらいの頻度で行うと良いでしょう。また、ウィッグのシャンプーは私たちの通常の髪の毛と同様に洗ってはいけません。

優しく洗うのがコツです。

最初、洗う前に自分の髪の毛と同様にブラシを使ってブラッシングを行い、まず逆毛や絡みを直したり、ホコリを落としたりしましょう。その後洗面器に水を入れて、シャンプーを大さじ1杯程度入れて泡立てた中に浸します。優しく洗うことで髪の毛が絡まったりなどの心配もありません。

押し洗い程度がおすすめです。

そしてシャンプーが終わったら、水を十分にすすいで、トリートメント大さじ1杯を溶かした水に3分ほど浸してから軽くすすげばOKです。また、シャンプーやトリートメントはウィッグ専用のシャンプー、トリートメントが販売されていますので専用のものを必ず購入して使用すると傷みが少なくて済みます。専用のものを使うと、ウィッグに付着した汚れを落とし、静電気を防止する効果が高く、より長持ちさせるための必需品と言えます。また、ウィッグを洗う際にお湯を使用する方もいらっしゃいますが、もしカールのついたウィッグであれば、カールが落ちてしまう可能性が高いので避けましょう。

乾燥方法は自然に。

そして洗った後に乾かす際は、タオルで水気をしっかり取ってから室内で自然乾燥しましょう。ドライヤーで乾かすよりも自然乾燥がおすすめです。乾燥後は軽くブラッシングをして整えたらお手入れは完了です。

絡まりを解消する場合におすすめの方法

また、使用していてウィッグが絡まったりバサバサになったりした経験はないでしょうか。人工毛が入ったウィッグはどうしても絡まりやすくなってしまいます。この場合は、専門店で多く販売されているシリコンスプレーを使用すると良いでしょう。シリコンスプレーは意外にも簡単なお手入れ方法で使用でき、ブラシにシリコンスプレーをかけて、後はウィッグをとかすだけです。ここでポイントはシリコンスプレーを必ずブラシにかけるのがポイントです。

正しい保管方法でより長持ちさせよう

保管する際は、できればウィッグスタンドを購入するのが望ましいです。箱やポーチなどで保管されるケースもありますが、ポーチなどに入れるとどうしても髪が絡まりやすくなってしまいますし、何よりクセが付いて形が崩れてしまいます。非常にデリケートな商品ですから、あえてポーチではなく、型崩れせず状態を美しくキープすることができるスタンドを購入すると、気になるクセが付く心配もありません。

スタンドにかけたままですと、どうしてもホコリが付きやすくなってしまいますので、その上に一枚布やタオルで覆っておくとなお良いです。また、直射日光の当たらない場所、湿度の高い場所に置かないように気を付けると良いでしょう。