ウィッグは気軽にイメチェンできたり、髪の悩みをカバーできたりと魅力的なアイテムですが、髪や頭皮に負担がかかっているのではと不安を覚える方も多いでしょう。
そこで、ウィッグをつけている際の髪や頭皮にどのような影響があるのか、髪や頭皮への負担を軽減する対策方法について紹介します。
ウィッグを付けている際の髪や頭皮に及ぼす影響とは
ウィッグを付けている際の髪や頭皮への影響によって、薄毛や抜け毛などのトラブルにつながることもあるため、注意が必要です。
ウィッグを付けている際、髪や頭皮にはどのような影響があるのかについてを紹介します。
ウィッグの着用によって頭皮が蒸れる
特にフルウィッグの場合は、頭部全体を覆うため、頭皮が蒸れることが大きなデメリットです。通気性を重視したウィッグもたくさん販売されていますが、暑い季節には必ず頭皮に汗をかきます。
また、梅雨の時期、暑い季節などは、ウィッグの中が蒸れた状態で長時間着用していると、頭皮が痒くなることもあるでしょう。頭皮が痒くなり、爪を立ててかくことによって頭皮が傷つき、頭皮に炎症を起こしたり皮脂が詰まってニキビができたりすることもあります。
頭皮が蒸れると薄毛につながる
頭皮に汗をかくと、蒸れるだけではなく髪が汗で濡れます。湿った状態の髪と頭皮を放置すると細菌が繁殖し、ウィッグによって摩擦も起こるため、髪と頭皮に負担がかかるのです。
また、ウィッグが自分の頭のサイズに合っていないと、頭皮を締め付けたり地毛をまとめる際に髪を引っ張ったりすることによって、髪や頭皮に負担がかかることもあるでしょう。
髪を引っ張ったり頭部を締め付けたりしたうけで雑菌が繁殖すると、薄毛につながる可能性があります。
ウィッグ装着中の髪や頭皮への負担を軽減する方法
ウィッグを付けていると、必ず髪や頭皮に負担がかかります。そこで、髪や頭皮への負担を軽減する方法をチェックし、不安を解消してウィッグを活用しましょう。
ウィッグを着用する時間を短くする
おしゃれ目的でウィッグを着用しても、髪や頭皮に負担がかかり頭皮環境が悪化したり、薄毛につながったりしては元も子もありません。
頭皮が蒸れて毛穴が詰まると、薄毛や抜け毛につながることもあるため、十分注意が必要です。そのため、ウィッグを着用するのは可能な限り短い時間にしましょう。
数時間外出する時だけウィッグを着用する、梅雨や夏の時期にはウィッグを着用しないようにするなど工夫が必要です。ウィッグを着用する時間が長い場合には、トイレに入り1度ウィッグを外して、蒸れを解消するといった方法も有効だといえるでしょう。
通気性にこだわったウィッグを着用する
近年販売されているウィッグは、ネット部分の通気性にこだわっている商品が多いです。そのため、「通気性が良い」と明記されている商品を選ぶと良いでしょう。
また、ウィッグには、機械で作られているウィッグとウィッグの毛を職人が手で植えているタイプの2種類があります。
職人が手で結構を植えて作っているウィッグについては高品質のため、価格も高いこと、機械で作られているものと比較して毛の量が少ないことが特徴です。
ウィッグの毛が少なくても自然に見えるため、全体の毛の本数が少ないため軽量であり、通気性がよく頭皮の蒸れを軽減できるでしょう。
外出時にはアンダーキャップを持参する
ウィッグを着用するためにアンダーキャップをつけていると、アンダーキャップが汗を吸うため、ある程度蒸れを軽減できるでしょう。しかし、汗をかく量が多かったり汗で蒸れたりする場合には、外出中にアンダーキャップを交換する方法が有効です。
お手洗いでウィッグを1度はずし、タオルで頭部の汗を拭いたらアンダーキャップを交換します。アンダーキャップを交換するだけで、頭皮の蒸れを軽減できるでしょう。また、汗による不快感も軽減されることがメリットです。
ウィッグは清潔に保つことが大切
毎日ウィッグを着用する場合、ウィッグの内側に皮脂や汗が付着しています。皮脂や汗を洗い流さずにウィッグを使い続けていると、頭皮に皮脂や汗、繁殖した雑菌が付着し、髪や頭皮を傷めるため注意が必要です。そのため、自宅に帰ったらすぐにウィッグと自分の髪・頭皮も洗いましょう。
ウィッグを乾かすのに時間がかかる、帰宅後にウィッグのメンテナンスをする時間がないという場合は、予備のウィッグをいくつか持っておく方法が有効です。忙しいときは軽く水洗いをして、翌日は予備のウィッグを使用します。
頭皮や髪に負担がかからないようにウィッグを活用しよう
ウィッグの中で髪や頭皮が蒸れると、ウィッグかや頭から不快な臭いがしたり、細菌が繁殖して髪や頭皮に負担がかかったりします。髪や頭皮の蒸れにより皮脂や汗がウィッグにつくため、しっかりとお手入れをしなければなりません。
ウィッグを着用する時間を短くしたり、外出中にも清潔に保てるように工夫したりと、髪や頭皮への負担を軽減しながらウィッグを上手に活用しましょう。
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