抗がん剤治療が始まると脱毛だけでなく、顔の見た目も気になるポイントではないでしょうか。脱毛が始まることで外見の印象が大きく変わり、精神的なダメージが大きくなります。外に出る機会も減り、自分をキレイにすることに対して億劫になってしまいます。
しかし、肌や表情はメイクでつくることができます。メイクをすることで以前と変わらない自分を演出でき、明るい表情をつくることができるのです。こちらでは、抗がん剤治療中でも明るい表情をつくるメイクの方法をご紹介します。
メイクで明るい表情をつくるポイントは?
メイクで明るい表情をつくるには、血色のある肌やトーン・ツヤを意識することがポイントです。メイクはアイシャドー・チーク・リップで色を加えることができますが、濃すぎる色味は良い印象を持たれません。ナチュラルメイクで素肌感を出すことを意識してみましょう。
また、メイクをすることで自然に表情を明るくすることもできます。抗がん剤治療で脱毛の症状や体調が優れない時もあるでしょう。しかし、体調が良い時はメイクをしてお出かけをしてみましょう。
ベースメイクで健康的なツヤ肌を演出
明るい表情にするために最も重要なポイントは、ベースメイクです。ベースが整っていなければ、他のポイントメイクがキレイに見えません。キレイなベースメイクをするにはツヤを出し、くすみをカバーすることが重要です。
それでは、それぞれのポイントについてご紹介していきます。
ベースを作るためのスキンケア
ツヤのあるベースを作るには、素肌のスキンケアを必ずすること。抗がん剤治療中は脱毛だけでなく肌の乾燥など、様々な部分で影響が出てきます。そういった肌のトラブルをカバーするために、化粧水や乳液で足りない水分・油分を補いましょう。
素肌を整えることでメイクのノリは大きく変わります。また、1日のメイクの持ちもよくなりますので意識してみてくださいね。
くすみもしっかりカバー
肌のトーンを整えるには、くすみやクマなどをしっかりとカバーしましょう。くすみをカバーするには、パープル系の下地がおすすめです。くすみが少なく血色をプラスするなら、ピンク系の下地を使用するなど、自分の肌の色に合わせた下地を使用しましょう。
ファンデーションは、首の色合いと合わせると自然に見せることができます。色白が気になるなら、ワントーン暗い色を少し混ぜて使うと良いでしょう。
明るい表情をつくるためのカラー
明るい表情をつくるためには、メイクのカラーチョイスも重要です。好きな色味を使うのも良いですが、血色を重視してみるとナチュラルで健康的な表情をつくることができますよ。
アイメイク
アイメイクは、血色というよりも目を強調するアイテムとして使用します。アイシャドーはピンク系は柔らかい印象がありますが、目の形やむくみなどによっては腫れぼったい印象になってしまいます。
おすすめの色合いはブラウン系。目をぱっちりと見せるなら、二重の幅の部分にダークブラウンをのせると目を強調することができます。ラメを使用するなら、細かいラメを選ぶと良いでしょう。
チークは血色を重視
チークは、ピンクやオレンジ系がおすすめです。色白の方はピンク系、黄色味がある肌の方はオレンジ系がなじみやすいです。
チークをする際の注意点は濃すぎないこと、そしてつける位置にも注意が必要です。チークをつけるポイントは、ほんのり・ふんわりにつけること。そしてつける位置は、笑った時に膨らむ頬のあたりがおすすめです。
リップは濃すぎず自然な色合いで
リップはつけない方もいますが、つけた方が顔全体のバランスもよくなります。リップの色合いは、チークに合わせてピンク系やオレンジ系が良いでしょう。ヌーディーな色のリップも可愛いですが、色味をつけるとより健康的で明るい表情をつくることができます。
アイブロウとまつ毛はナチュラル感が大切
アイブロウとまつ毛も濃くならないように注意すること。ナチュラル感を意識してメイクをしましょう。
それぞれのポイントについて解説します。
アイブロウを自然に見せるコツ
アイブロウのカラーは、髪の毛やウィッグの色味に合わせて選びましょう。抗がん剤の治療中には、眉毛の脱毛の症状が出る方もいます。眉毛がない部分に書くことは難しいため、脱毛前に眉毛のアートメイクを入れることもおすすめです。
アイブロウは、ペンシルタイプで足りない部分を書き、パウダータイプで隙間を埋めると自然な眉毛に仕上がります。
まつ毛はやり過ぎ注意
メイクをする際に、マスカラやつけまつ毛で目元を強調する方もいると思います。マスカラはダマにならないように注意すること、そしてつけまつ毛は目頭から目尻まで均等の長さではなく好みのデザインを選んでみましょう。
目を縦に大きく見せるなら中心が長いタイプを使い、目をキリッとクール系に見せるなら目尻に沿って長くなっているタイプがおすすめです。つけまつ毛は、初めから上手に付けられる人は少ないので、慣れるまで何度か練習してみてくださいね。
抗がん剤治療中でもメイクで明るい表情に!
抗がん剤治療中のメイク方法についてご紹介しました。
メイクは表情や印象を変えることができ、その日の気分によって簡単に違った自分を演出することができるアイテムです。表情を明るくするなら、オレンジやピンクなどのビタミンカラーを使用してみてくださいね。
また、アクアドールではアイブロウアートメイクのご用意があります。アートメイクは、簡単に自然な眉を作ることができるので非常におすすめのアイテムです。抗がん剤治療中の方でも自然な眉を作ることができ、メイクも楽になるのでぜひ試してみてくださいね。