波状毛と聞くと「なんのこと？」と思う方もいらっしゃるかと思います。耳慣れない言葉なのであたりまえだと思います。しかし、「くせ毛」と言い換えてみるとどうでしょう。知っている方も一気に増えるのではないでしょうか？実は波状毛とは、一般的にくせ毛の事を指しており、さらにくせ毛というと「そうそう、私もくせ毛で悩んでいるの」という方も多くいる事でしょう。
今回は、そんな「波状毛」とは何かから、人間の髪の毛の種類、波状毛になってしまう原因・対処法についてご紹介していきます。波状毛が何なのか理解し、正しいヘアケアを行う参考にしてみてください。

波状毛とは？

まずは、波状毛についてご紹介していきましょう。冒頭で「波状毛＝くせ毛」紹介したので、どのようなものが波状毛なのかはある程度イメージが出来ているかもしれませんね。それでは以下で、もう少し詳しくみていきましょう。

毛髪は大きく分けて4種類

波状毛を説明する前に、まず人間の髪の毛の種類から簡単にご紹介しておきます。人間には人それぞれ個性があるように、実は人間の髪の毛にもいくつか種類があるのです。

一口に髪の毛といっても、上述のように様々な種類に分かれているのです。毛の種類については、毛の断面が直毛が円形で、縮毛になるにつれて楕円形になる特徴があります。ご自身の抜けた毛を切ってみて断面をチェックしてみても面白いかもしれません。

波状毛の原因

それでは波状毛になる原因はどのようなものがあるのかご紹介していきましょう。ここでは3つに分けて原因を確認していきましょう。

遺伝

原因のひとつは遺伝です。くせ毛は遺伝要素が強く優性遺伝のため、両親や祖父母がくせ毛の場合、高確率でくせ毛になります。遺伝が原因の場合は、シャンプーなどで髪質を変えることは難しいです。

毛穴のつまり

意外だと思われがちですが、毛穴のつまりが波状毛の原因になることもあります。どのような仕組みなのかというと、毛髪は毛穴を通って、頭皮上に押し出されるように生えてくるので、毛穴に汚れがつまっていると毛穴が変形するためまっすぐに毛が生えてこなくなりうねってしまうのです。
波状毛の原因となる毛穴のつまりは、主に皮脂などが原因となって毛穴が詰まってしまうものです。こう聞くと、洗浄力の強いシャンプーなどを利用しようと考えるかもですが、洗浄力の強いシャンプーは、汚れを落とす際に頭皮の乾燥を防ぐために必要な皮脂までも洗い落してしまいます。その為、かえって皮脂の分泌を促進させてしまうので、洗浄力の強いシャンプーはなるべく使わないようにしましょう。他にはシャンプーのすすぎ残しや、スタイリング剤の残りなどが毛穴のつまりの原因になるので、自分に合ったシャンプーを見つけ、しっかり洗い流すように心がけましょう。

生活習慣

生活習慣も大きな原因のひとつです。激しいダイエット、睡眠不足、食生活の乱れによって髪質が悪化してしまうことも考えられます。必要な栄養が不足すると、髪や爪など体の末端まで十分に栄養が届かず、太さの不均一な弱い髪が生えてくることがあります。それによって髪の毛にうねりが生じてしまうことがあるのです。

波状毛にはどう対処する？

ここまでで、波状毛についての基礎知識と波状毛が発生する原因をご紹介してまいりました。ここからは、波状毛への対処方法をご紹介します。

波状毛は抜かない

波状毛は気になるものですが決して抜いてはいけません。なぜならば、くせ毛になっているからといって成長途中の毛を抜いてしまうと毛根を傷つけてしまうからです。しかも抜いたからといって波状毛が治るわけではないので抜くメリットはないといえます。抜いてなかったことにするのはやめましょう。

毛穴の汚れを取り除く

まず疑ってみるのは毛穴の汚れです。シャンプーや整髪料をしっかり洗い流すことや洗浄力の弱いシャンプーに変えてみるなどをやってみてください。それだけで少し改善する可能性があります。これだけで波状毛が改善したらラッキーですね。他にも髪や根本を改善する方法として、たとえば、トリートメントケアで髪のダメージを修復させる、今のカラーリングやパーマの頻度を見直して、3ヶ月は間を空ける、睡眠をしっかりとり、良質なたんぱく質を含むバランスの良い食生活を心掛けるなどがありますのでトライしてみるのもよいかもしれませんね。

ドライヤーでしっかり伸ばす

遺伝などでどうしようもない波状毛をなんとかする方法として、ドライヤーで伸ばすという方法があります。縮毛矯正をするよりも安価で、お家ですぐに試せるのでおすすめです。方法は簡単です。いつものドライヤーの際にくしでしっかりくせを伸ばしながらブローするだけ。これだけで見違えるほどまっすぐになる場合もあるのです。今すぐ直したい！という場合は本当におすすめの方法です。

まとめ

波状毛は抜いても次に生えてくる髪の毛が、まっすぐに伸びてくるわけではないので抜くのはやめましょう。応急処置でドライヤーで乾かす時にしっかりブローするのはとてもおすすめです。また、根本から改善するために毛穴の汚れを取り除いたり、髪の傷みをケアする取り組みをしてみるとよいかもしれないですね。

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