円形脱毛症や、薄毛による脱毛を隠したいという理由でワックスやスタイリングスプレーを使用している人も多いのではないでしょうか。しかし、ワックスの使用方法を誤ると毛が生える際に支障が出て、反対に薄毛や脱毛症を進行させる可能性があります。
そこで、ワックスの正しい使用方法や脱毛症を隠したい人に最適なウィッグの使い方について紹介します。
ワックスやヘアスプレーは脱毛症を進行させる可能性も
ドラッグストアや薬局、ディスカウントストアは、ワックスやスプレー、ジェル、ミスト、ムースなど色々な種類のスタイリング剤が販売されています。毎日、様々なワックスやスタイリング剤を使用してスタイリングをしている人も多いでしょう。
さらに、脱毛や薄毛、抜け毛といった髪の悩みを持つ人の中にはワックスを使用して髪を固めたり、スプレーを使ってヘアスタイリングをしたりすることで髪の毛の気になる部分を隠している人もいらっしゃいます。
しかし、ワックスやスタイリング剤には乳化剤や防腐剤が使用されているケースが多く、使用方法によっては抜け毛を促進する可能性があります。
市販されているワックスに配合されている薬剤は国の認可を得たもので健康を害する成分ではありません。ただし、育毛を目指している人や薄毛や抜け毛の進行を抑えたいという場合には、長時間髪や頭皮に付着させない方が良いでしょう。
毛穴に悪影響を及ぼす成分もある
一般的なワックスに配合されている乳化剤は合成界面活性剤を使用している場合が多く、つけ過ぎや使用後きっちり洗い落とさないと頭皮に悪影響を及ぼす可能性があります。合成界面活性剤とは、髪を柔らかくすることでヘアセットをしやすくする役割を果たす成分ですが、頭皮にたくさん付着することによって脱毛を改善するためのタンパク質が取り除かれてしまうことがあります。 また、健康な髪であっても切れ毛や枝毛、抜け毛を引き起こす場合があるため注意しなければなりません
整髪料の粘着力が毛穴詰まりをすることもある
毛穴に存在する皮脂腺からは皮脂と呼ばれる油分が出ていますが、放置すると毛穴詰まりを引き起こし、頭皮が炎症を起こしたりニキビができたり、健康な髪の毛が生えてこない原因になります。
シャンプーをすることで一定の皮脂は洗い流せますが、付着したワックスが残っていると油分が毛穴に詰まることがあります。毛穴が詰まると、生えている髪の毛全体に栄養分が行き届かず、健康な髪を維持できないため抜け毛につながる可能性があります。
脱毛症を隠すならウィッグを使うのがおすすめ
ワックスはスタイリングをする際に便利ですが、毛穴詰まりや皮膚が炎症を起こし、健康な髪を維持できなかったり、脱毛症が進行したりといったデメリットがあります。気になる箇所を隠しながら自分好みのヘアスタイルを楽しみたい場合には、ウィッグを使用する方法がおすすめです。 自分に適したウィッグを使用すれば、ウィッグを被っていても不自然に見えず、周囲の視線も気になりません。さらに、ファッションとして変身を楽しむアイテムの1つとしてもおすすめです。
スタイリングを存分に楽しみたいならフルウィッグがおすすめ
抜け毛で気になる箇所がいくつかある人や抜け毛箇所が広い範囲の人は、ポイントウィッグ(部分ウィッグ)ではなく頭全体を覆うフルウィッグの使用がおすすめです。全体を覆うことで「薄毛部分が見えてしまうのでは」といったストレスや不安を軽減できるでしょう。
ファッション用のアイテムとして販売されているフルウィッグを使用する際には通気性の良いインナーキャップを被ることがポイントです。通気性の良いインナーキャップは、一般的なウィッグネットと比較して頭皮が蒸れるリスクが少なくなり、脱毛で悩んでいる人でも育毛ケアをしながらウィッグを着用できるでしょう。
小さな抜け毛箇所だけを隠したい場合にはポイントウィッグがおすすめ
抜け毛で気になる箇所が一部分だけであり、頭全体を覆いたくないという人はポイントウィッグ(部分ウィッグ)を使用しましょう。大部分は地毛を活かせるため自然な印象に見えやすく、気軽に使えることがメリットです。フルウィッグと比較して取り扱いが簡単なことや、価格が手頃なものが多いことも魅力的です。
薄毛箇所の育毛には、時間がかかる場合もあります。長時間周囲の視線を意識してワックスで薄毛や髪の毛の抜けた部分を隠す精神的なストレスがなくなることも含めて考えると、ウィッグで薄毛箇所をカバーしながら毎日のおしゃれを楽しんだほうが良いといえます。
脱毛症や薄毛を隠したいならワックスではなくウィッグを活用しよう
ウィッグを扱う店によっては購入したウィッグのアフターケアも行なっており、初めてウィッグを使用する人でも安心して購入できます。また、通信販売を行っているショップの中にはファッション性も高く、高品質なのに価格がリーズナブルな商品もあります。人毛を使用したウィッグ、総手植えウィッグなど高価な商品からお手軽なものまで種類が沢山あります。ご自身の予算に合わせて検討しましょう。