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ウィッグが絡まる原因は静電気!対策法は是非覚えておきましょう

2022年9月21日
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ウィッグが絡まる原因は静電気!対策法は是非覚えておきましょう

お気に入りのウィッグを手に入れたら、出来るだけ長く使用したいと思うのは誰もが思う事ですね。しかし、ウィッグは消耗品なので使用していくほどに劣化していくことはある程度仕方ない事です。そのため、長持ちさせるには使い方に気を付けることや、日頃のお手入れがとても重要になってきます。

そして、ウィッグを長持ちさせるために特に必要な対策となるのが「静電気対策」です。静電気は普通にウィッグを着用しているだけでも、突如として『バチッ』と痛みが走るなど、ウィッグ愛用者の悩みの種となる事も多いものです。そこで今回は、そんな静電気対策についてご紹介してまいります。

なぜウィッグで静電気が発生しやすいのか

ウィッグを使用する際の悩みとして特に多いのが『静電気』という事は冒頭でご紹介しました。そこで、その悩みを解決するために、まずは静電気発生の仕組みとウィッグと静電気の関係性を見ていきましょう!

静電気の仕組み

あの、『バチ』っという静電気はどのような仕組みで発生しているのでしょうか?

まずは、静電気発生の仕組みを簡単にみていきましょう。
子供の頃に習った理科を思い出してください。物質は、どんなものでもプラスの電気とマイナスの電気を持っていると習いましたよね。そして、その2つのバランスが均等なときは、バチっとする電気を持たない通常の状態です。しかし、なにかと擦りあったりして摩擦が生じたとき、どちらかの電気が剥がれてもう一方につきます。そのことによって一方にプラスの電気、もう一方にマイナスの電気が溜まり、バランスが崩れる事により発生するのが静電気なのです。(プラスとマイナスの間には電気が流れます)

そのため、自分自身がマイナスの電気を持っていた場合、プラスの電気が溜まっているものに触れた時、あのいやな『バチッ』という静電気が流れます。反対に自分自身がプラスの電気を持っていた場合はマイナスの電気が溜まっているものに触れると『バチッ』と静電気が発生します。
非常に簡単な説明ですが、静電気の仕組みは上記の様な物です。

静電気が発生しやすいポイント

静電気の仕組みが分かれば、プラスorマイナスの電気溜まりに注意すれば静電気が発生しないとわかりますね。そこで静電気が発生しやすいポイントを予め知っておけば静電気対策にもなります!
静電気が発生しやすい条件のポイントとしては大きく3つあります。1つ目は物質と物質の接触、2つ目は物質と物質の摩擦、3つ目は空気が乾燥しているです。湿度が高いほど、静電気は空気中に逃げていきやすい性質をもっています。そのため湿度がだいたい50%以上あれば、ほとんど発生しないといわれています。
一方で空気中が乾燥していると、身体や物質から電気が外へ逃げにくくなってしまうため、何かに触れたり、擦れたりすると電気が発生してしまいます。皆さんも空気が乾燥している冬には、ドアノブなどを触って静電気が発生するという経験は多い事でしょう。

ウィッグと静電気

ここまでで静電気が発生する仕組みをざっと見てきました。
では、なぜウィッグで静電気が発生するかというところをご紹介します。
ウィッグは人毛のものもありますが、化学繊維が含まれる人工毛ウィッグも多数存在します。人工毛ウィッグに使用される化学繊維は、水分量が少なく乾燥しやすい素材なので電気を貯めやすいという特徴を持っています。さらに、頭上につけるウィッグですから人間が動くだけで毛が摩擦を繰り返しますね。こういった理由からも分かる通り、そもそもウィッグは静電気が発生しやすい条件がそろっていると言えるのです。

静電気の対処法

ここまでで静電気が発生する仕組みとなぜウィッグで静電気の悩みが多いのかについてみてまいりました。ここからは具体的な対処法についてご紹介します。

通常の静電気対処法

まずは、通常の静電気対処法についてです。
人間は服を着ていることだけで摩擦が生じて帯電します。これは皆さんよくやっていることかもしれませんが「帯電している電気を逃す」行為をするとOKです。具体的には金属でないものを触るなどです。簡単な物では、石に触ると帯電している電気のほとんどを逃がすことが可能です。

ウィッグにおける静電気対処法

では、ウィッグはどうでしょうか?
ウィッグは上述の通り、静電気を発生しやすい性質を持っている為、もちろん対策となるアイテムは用意されています。それは、髪の絡まりやもつれを直すためのマストアイテムである「ウィッグ用のスプレー」です。お手入れ用という印象が強いですが、なんと静電気の予防にも非常に効果的なのです。
どういう仕組みかというとスプレーによってオイルが髪に薄く馴染み、滑りが良くなり、静電気の原因となる摩擦を抑える事が可能になるのです。使用方法も非常に簡単で、「一瞬ウィッグにスプレーをかけて、オイルをウィッグ全体になじませるようにする」だけです。これをするだけで、ウィッグの静電気は劇的に抑える事が可能なのでやらないと損です。

こんなものでも代用可能!

都合よくウィッグ用スプレーなんてない!という方も多いですよね。そんな時に代用できるものをご紹介します。

  • 衣類などの静電気防止スプレー
  • 制汗スプレー
  • ベビーパウダー

これらの製品でも静電気を抑えることが可能ですので、ぜひ使ってみてください。ただし、静電気が絶対に嫌だからとスプレーを必要以上にかけてしまうと不自然なテカリなどが出てしまうので、かけすぎには注意してください。

まとめ

今回は、ウィッグにおける静電気対処法についてご紹介してまいりました。いかがでしたか?
静電気が起こる仕組みから見ても、ウィッグと静電気は切っても切れないような関係であり上手く付き合って行く必要があります。今回は対処的な方法をご紹介しましたが、もし時間がありじっくり静電気対策ができるならばお手入れの段階からケアしてみても効果ありです!