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【ウィッグの選び方】自分に似合うカラーを見つける方法

2022年9月21日
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【ウィッグの選び方】自分に似合うカラーを見つける方法

黒い髪の毛と言えども、真っ黒はNG?

人毛でもファイバーでも、髪色一つでウィッグは自然にも不自然にもなるため色選びはとても大切です。ファッション用ではない場合、なるべく地毛に近い色を選べば目立たないと思いがちですが、安易に黒を選ぶと失敗する場合があります。

日本人の髪の毛は黒いからといって本当に真っ黒なものを選ぶと、かえって自然に見せるのが難しくなることも少なくありません。おおむねブラックのほかにもダークブラウンやマットブラウンなどブラウン系が多く取り揃えてありますが、初めて選ぶときに失敗しない方法は、とにかくちゃんと試着をすることです。

実物見学や試着はとても大切ですので、特に地毛に近い色が欲しいときは実店舗に来店して必ず試着をしましょう。実は自分では黒っぽいと思っていても、日本人ははたから見ると黒には見えない人も多いのです。

人毛でもファイバーでも染料で全体的にべたっと黒く染めた髪の毛を地毛に乗せてしまうと、かなり違和感を感じてしまうことになります。初心者が見るとどれも同じに見えるかもしれませんが、自然な髪色に仕上げてあるものは黒でも光に透かすと薄く透けるように染め上げられています。

人の髪は、日の光の下で見ると印象が柔らかくなったりしますよね。それと同じように、微妙な色の差が光によって現れるように作られたものを選ぶととても自然な見た目になります。

屋外で着けてみるのが理想

なるべく地毛に近いカラーのウィッグを選ぶなら、店舗などで一度試着してみて、できれば屋外の光の下で見え方をチェックするのがおすすめです。お店の照明では気付かなくても、自然光で見るととても不自然に見えてしまう場合もありますので、 できるだけ自然の太陽の明るさでチェックするとよいでしょう。

ありがちなのが、どうしても違和感を感じる「テカリ」です。室内や暗めの光だとそこまで不自然な色には見えなくても、外ではあきらかに人工物のテカリがわかってしまう場合もあります。人間の髪の毛はどんな色でも自然なツヤがありますが、テカリはそれとはまったく異なるため、すぐにわかってしまうでしょう。

優秀な人毛ウィッグは、黒に見えてもとても暗めのブラウンに仕上げられていて、光が当たると絶妙に透けるようなカラーになっていることが多いです。やはりファイバーよりは人毛のほうが地毛や肌に馴染みやすいですから、初心者こそしっかりした作りのものを選ぶのが正解と言えます。

根本だけを染める上級ワザも

人毛100%の医療用ウィッグは、自然に見えるように自由にカラーリングができるものが多くあります。この場合おしゃれを楽しむために染めてもよいですが、何より地毛に見えるように染められるのが一番のメリットでしょう。
おすすめの染め方は根元だけを暗めに染める方法です。

見た目が一気に自毛らしく自然に見えるため一番人気の方法ですが、髪が自然に伸びているように見えるのでぜひ試してみたい染め方です。根元から3〜5cm程度を自毛の色に合わせて暗めに染めると、風や動作で髪が動いたりめくれたりしたときにも土台ネットが見えにくくなる利点もあります。

ネット自体暗い色が多いので、根本を暗くするととてもよく馴染みますし、生え際の自毛を少し出して馴染ませるように装着するとネットとの境目もほとんどわかりにくくなります。真上から光が当たっても立体感が出るのでとても自然ですし、アップで見てもわからないくらい自然に仕上がるのでおすすめです。

単体で選ばず自分の顔と合わせて選ぶ

当然といえば当然なのですが、ウィッグは単体で選ぶことはできません。インターネットなどでだいたいのスタイルを選ぶことはできますが、そこに自分の顔や体が収まって、初めて判断することができます。

カラーやスタイルがよいなと感じても、最も重要なのは自分の顔や肌に似合うのかという点が一番のポイントです。この部分を抜きにはできないので、色も含めて実際に着用して選ぶ必要があります。

ただ、片っ端から全部試着してみるのも大変なので、ある程度は候補を絞り込む必要があるでしょう。自分に似合う色を探すのにはいくつか方法があり、肌の色から考える、目の色に合わせる、顔立ちから考えるといったさまざまな方法があります。

一番わかりやすいのは地肌のベースカラーで絞り込む方法で、まず自分の肌のベース色を知ることも一つの方法です。日本人の肌は大きく分けてイエローベースとブルーベースとがあるのですが、明るめのイエローベースの人は暖色系、色白のブルーベースの人は寒色系が似合います。

ベース色は服やメイクの色を選ぶときにも重宝するので、一度簡単にWebサイトなどで診断してみてもいよいでしょう。一般的には、赤系の髪色は顔とも服とも合わせるのが難しいので、ちょっと注意が必要です。初心者であれば、赤みの少ない色を選ぶようにしたほうが無難でしょう。

濃淡で分けることも可能で、医療用は濃い色のダークブラウン系と薄い色のマロンブラウン系が主流です。ちなみに瞳は年齢とともに明るくなる傾向があるため、瞳の色より少しだけ明るめの色を選ぶとバランスがよいとも言われています。

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