近年では、おしゃれ目的にウィッグを活用しているという女性が非常に増えていますね。ウィッグは、例え普段の髪型がショートカットの方であっても、着用するだけでロングヘアーに変身できたり、普段はお仕事の関係で不可能なカラーを楽しむことが出来るなど、場面によって好きなヘアスタイルが楽しめるのが大きなメリットですね。
このようなウィッグは、近年インターネット通販などで気軽に購入することもできますし、現在購入を予定している人や、既に購入して手元に届くのを楽しみに待っている人も多いことでしょう。しかし、新しいウィッグを購入するときに、悩みの種になってしまうことは、ウィッグがすぐに傷んでしまい、頻繁に買い替えが必要になる…ということでしょう。もちろん、ウィッグには寿命がありますので、一度購入してしまえば永遠に使えるといった類のものではありません。しかし、購入して数ヶ月程度で買い換えしなければならなくなるほど耐久力が低いものでもなく、このようなことが頻繁にあるのであれば、粗悪品を掴まされているか、あなたの使い方に問題があるのだと思います。
そこで今回は、いつかは買い替えしなければならないウィッグですが、できるだけ寿命をフルに使いきれるよう、どんなことに気をつけたらいいのか？また、そもそもウィッグが傷んでしまう原因とは何なのかという点についてご紹介していきたいと思います。

ウイッグの素材

まずウィッグを使用すると決めた時に知っておきたいことは、「ウィッグには種類がある！」ということです。すべて同じように見えるウィッグですが、実は大きく分けると「人毛」「人工毛」「ミックス毛」と3種類の素材的な種類があるのです。もちろんですが、素材が異なるということは、それぞれのウィッグも特徴が異なるということで、注意しなければならない点も変わってきます。以下でその辺をご紹介しておきましょう。

人毛を使用したウィッグ

人毛のウイッグは、その名の通り、本物の人の毛を使用して作られたウィッグです。このタイプのウィッグは、本物の髪の毛を使用していることもあり、本当に自然な見た目になることが特徴です。また、カラーやスタイリングもできる点も人気のひとつですね。ただし、日々のお手入れをしなければ自分の髪の毛同様、傷んでしまうものです。

人工毛を使用したウィッグ

人工毛のウイッグは化学繊維（ファイバー）を素材としたウィッグの事で、お手入れが比較的楽というメリットがあります。また、価格帯も幅広く用意されているので、選択肢が多いと言うのもメリットです。デメリットは、本物の髪の毛ではないので、品質にも差があり、コスプレのような見た目になってしまう低品質の物も多いです。

ミックス毛

ミックス毛のウィッグは、人毛と人工毛（ファイバー）を一定割合で混合したウィッグです。このミックスウィッグは、人毛ウィッグよりもお手入れが楽、人工毛より自然に着用できると言うメリットがあります。しかし、逆に言えば人毛より不自然で、人工毛よりもお手入れは手間がかかると中途半端なイメージも持たれています。

素材別傷む要因

それでは、それぞれの素材によって、ウィッグが傷んでしまう原因とは何なのかという点を考えていきましょう。上述したように、ウィッグには素材的違いがあるため、傷んでしまう原因も素材によって様々なのです。

共通の要因

全てにおいて共通しているのは、摩擦です。普通に被っているだけでも、もちろん摩擦は発生しますが、それくらいでしたらそこまで気にする必要はありません。
しかし、過度なブラッシングやウィッグの上に帽子をかぶるといった事で常に摩擦が起こっているような状態は注意が必要でしょう。もちろんお手入れとしてブラッシングは非常に重要なものなのですが、過度にブラッシングを行いすぎるのは、逆にウィッグを傷めてしまう原因になります。

人毛ウィッグの注意点

人毛ウィッグは、シャンプーの仕方に注意が必要です。あまりゴシゴシ擦ってしまうのは厳禁なのです。
人毛ウィッグは、人の毛に加工処理をしているだけなので、人が使うシャンプーを使うことも可能ですし、そのあたりは比較的扱いやすいものです。しかし、シャンプーの際、あまりゴシゴシ擦ってしまうと、摩擦が起こって痛みやすくなりますので気をつけましょう。最初は「どの程度？」といった点が難しいものですが、徐々になれていきましょう。尚、シャンプをした際にすすぎ残しがあると、これもウィッグの劣化の原因になってしまうので、しっかりとすすぎ落とすようにしましょう。

人工毛/ミックス毛

人工毛やミックス毛のウィッグは、ドライヤーなどの熱に注意してください！
耐熱性の人工毛以外はドライヤーの熱程度でも劣化の原因となってしまいます。耐熱ウィッグでないのであれば、ドライヤーの熱によって毛が縮れてしまうなど、変形してしまうことがあるのです。そのため、ぬるま湯でシャンプーを行い、しっかりとタオルドライした後に乾燥させるように心がけてください。
また、シャンプーもなるべくならばウイッグ専用のものや、購入した際にショップの方が教えてくれたものを使いましょう。洗浄力が強すぎるものは毛を傷める原因になります。人毛ウイッグは人の毛なので大丈夫ですが人工毛やミックス毛は化学繊維が含まれているので注意が必要です。

まとめ

今回は、ウィッグが傷んでしまう要因は？長持ちさせるために抑えておくべきポイント！をご紹介してまいりました。いかがでしたか？
ウイッグには寿命がありますが正しく使用することで、その寿命を最大限に活かすことが可能です。今回ご紹介した「高熱」「刺激の強い洗浄剤」「摩擦」といったダメージの元を避け、大切に使っていきましょう！