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医療用ウィッグは値段と品質で選ぼう!

2022年9月21日
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医療用ウィッグは値段と品質で選ぼう!

医療用ウィッグが高額なわけ

医療用ウィッグはファッションウィッグに比べると比較的価格は高めに設定されています。
中には、高額な医療用ではなく、ファション用を装着されている方もおり、一見しても医療用とファッション用ではなかなか区別はつきませんが、一体どこに違いがあるのでしょうか?
今回は医療用とファッション用の違いについて紹介します。

これまで、ウィッグには基準がなかった

実は、これまで「医療用ウィッグ」と「ファッションウィッグ」には区別する“基準”がありませんでした。製作工程や試験なども公的に決められていたわけではありませんでした。そういった状況の中、2015年に「JIS規格」が誕生しました。
JIS 規格は以下の認定試験を受けなければ、認められません。

1 閉塞法皮膚パッチテスト:ベビー用品同様、厳しいアレルギー反応テスト
2 遊離ホルムアルデヒド試験:発がん性物質ホルムアルデヒドが含まれていないかの試験
3 洗濯堅ろう度試験:選択した際の変色・変形などがないかの試験
4 汗堅ろう度試験:汗をかいたときの変色・変形などがないかの試験

JIS以上の「M.Wig」とは?

JIS規格に認定されたとは言え、「医療用ウィッグ」というわけではありません。
そうした中で、業界(日本毛髪工業協同組合)が認定制度を設けました。それが「M.Wig」です。
JIS認定の工程に加えて、Meg・ウィッグ(日本毛髪工業協同組合)の認定部会が製品の検査を行います。そこで、認定された者が「M.Wig」として認定されます。

基準ができたわけとは?

医療用には前述したように基準が設けられています。これは、やはり安全性を重視した結果、設けられていることが分かるかと思います。
JIS規格は工業製品のための規格になるので、見た目やデザインなどは加味されていません。つまり、毛質などには一切触れられていません。
しかし、丈夫な作りであることは間違えありません。日々、ウィッグを装着されるような方にとっては、この「丈夫さ」はウィッグを選ぶ際に最も重要視する部分ではないでしょうか?

オーダー品も試してみては?

医療用ウィッグは非常に品質が高いものであることがお分かりいただけたかと思います。
また、医療用ウィッグの場合、セミオーダーやオーダーを受け付けているところも多くあります。価格帯は1万円から100万円と非常に幅があります。
また、毛質も人毛だけではなく、化学繊維(ファイバー)や人毛とのミックスなどあり、さまざまな毛質を楽しめる工夫もされています。また、その髪の毛の植え方も機械で植えるか、人の手で植えるかによっても違ってきます。
価格は上下しますが、品質の良い、ご自身だけの医療用ウィッグを作ってみるのも良いかもしれません。

毎日使われる方はぜひ、品質にこだわって!

いかがでしたでしょうか?医療用ウィッグを毎日使われる方にとって、安全性や丈夫さなどは必須の上位圏だと思います。
ぜひ、JIS とM.Wigの規格を満たした品質の高いウィッグを選んでみてはいかがでしょうか?