今回は、ウィッグを持ち運ぶときに注意しておきたいポイントについてご紹介したいと思います。「ウィッグの持ち運び方」と聞いても、ウィッグは着用すれば良いだけだし、持ち運ぶ必要なんてないのでは?などと思った人も多いかもしれませんね。しかし、場合によっては、着用した状態ではなく、ウィッグを何らかの方法で運ばなければならないということもあり、その時にどうすれば良いか困ってしまう…なんてこともあるのです。
例えば、コスプレが趣味の人などで、イベントに複数のウィッグを持ち込みたい!場合もありますし、長期間の旅行で、予備のウィッグも用意していきたいなどと言ったケースは、誰にでも考えられる状況ですね。このような時は、通常ウィッグは着用して移動するものですので、「どうやって持ち運ぼう」と悩んでしまう人が意外と少なくないのです。
そこで今回は、セットしているウィッグ・セットしていないウィッグの『最適なウィッグの運び方』をご紹介します。
セット済ウィッグの持ち運び方
まずは、セット済みのウィッグを運ぶ定番の方法についてご紹介します。セットしているウィッグであれば、無理やりカバンなどに入れて運ぶと、セットが崩れてしまう…変な折り目がついてしまう…などの危険が考えられますので、誰もが持ち運びに悩んでしまうものです。
しかし、方法さえ知っておけば、意外と簡単に持ち運びが可能になります。いくつか方法がありますので、 ウィッグのセット状態や長さなどによって持ち運び方を変えるとよいでしょう。
基本的なセット済ウィッグの持ち運び方
ウィッグをキャリーバックなどに入れて持ち運ぶ場合は、一番最後に収納するようにしましょう。
入れるタイミングも出発当日の家を出るまでの間にした方が、収納時間が短くなるので崩れずらくなります。ウィッグを忘れることが心配な方は前日の夜に、収納しましょう。
★全ウィッグタイプ共通の持ち運びのコツ
・ウィッグは家を出る直前にカバンに入れる
・ウィッグは荷物の中の空いたスペースに入れる
・宿泊先や会場に着いたら最初にウィッグを取り出す
ウィッグが圧迫される時間をできるだけ短くすることがポイントになります。
ショート・ミディアムウィッグの運び方
ショートやミディアムのウィッグは、根元が崩れないように丁寧に裏返し、ウィッグが入っていた袋に入れて持ち歩くのが崩れにくく便利です。
ただし、前髪をしっかりセットしているウィッグにはこの方法はおすすめできないので、他の方法で持ち運びましょう。
ロングウィッグの運び方のコツ
ロングのウィッグは100円ショップで手に入る「大きめのヘアクリップ(バンズクリップ)」を使って持ち運びします。
長い毛束の部分に内側と外側から交互にクリップを挟んでいきます。クリップは、ミディアムロングは2個、ロングは3個、スーパーロングは4個つけると絡まることがなく安心です。
絶対に崩したくない!セット済ウィッグの運び方
- STEP01 セット済みのウイッグを用意する
- STEP02 ウイッグスタンドかマネキンにウイッグを被せる
- STEP03 ウィッグがきちんと収まる大きさのダンボールに入れる
- STEP04 隙間に軽く丸めた新聞紙などを詰めて固定する
セット済のウィッグは、上記のようなステップで、セットが崩れないように段ボールなどに移動しましょう。この手法は、コスプレイヤーさんが割と使う方法です。ウィッグのセットをより崩れないようにするためには、STEP03の工程で、段ボールの中に入れるウィッグスタンドなどをテープなどでしっかりと固定すると良いです。
ウィッグスタンドもマネキンもない場合
上述した方法は、セット済みのウィッグを安全に運ぶにはとても有効な手法ですが、中にはウィッグスタンドやマネキンを持っていないという人もいるでしょう。そのような場合には、試すこともできない…などと思うかもしれませんが、アイデア一つでどうとでもなりますので、以下の手法を試してみましょう。
- ウィッグの頭を入れる部分にタオルを入れたり詰め物などをして箱に入れる
- ウィッグの頭を入れる部分にボールやぬいぐるみを詰めて箱に入れる
簡単に言うと、ウィッグの形が崩れないようにすれば良いだけですので、ウィッグの頭を入れる部分に何かを詰めておき、衝撃や振動で変形しないようにすれば良いわけです。したがって、上記に紹介したタオルやボール、ぬいぐるみに関わらず、新聞紙を丸めて詰めておくなど、お家にある物で代用できるなら何でもOKです。ただし、専用のウィッグスタンドの方がしっかりと固定できるので安心ですよ。
また、ウィッグの中に何かを詰めて、紙袋で持ち運びする人もいますが、その場合は、袋内でウィッグをしっかり固定できているわけではないので、人込みや電車で押しつぶされることが無いよう注意しなければいけません。
セットをしないで持っていく場合
ウィッグによっては、持ち運びの際にはセットをしない状態で移動し、当日使用するときにセットする場合もありますね。当然こちらの方が持ち運びが楽ですので、可能であればコチラがオススメです。
セットしていないウイッグは、ウイッグスタンドやマネキンがいりません。まず、ウィッグ購入時に入れられていた収納袋やネットにウイッグを入れて、あとは袋に入れたり風呂敷で包んだりして持ち運びする方法で基本はOKだと思います。ただし、ウィッグを収納する袋などには注意しましょう。例えば、ビニール製の袋などに入れてしまうと、静電気が発生する原因となりますので、ウィッグが傷んでしまう危険があります。また、あまり乱雑に入れると、毛が絡まってしまい、必要な時にセットどころではなくなる時があるので、折り目や絡まりに注意して丁寧に収納しましょう。
なお、長期間袋に入れておくと、折り目が癖になり取れなくなることがありますので、移動先についたらウィッグも出してあげるのがオススメですよ。
まとめ
今回は、ウィッグの運び方とは?セット済・セットなしで最適な運び方についてご紹介してきました。セットされたウィッグは、ウィッグスタンドやマネキンに被せてダンボールに入れて固定する。セットされていないウィッグはビニール袋以外の袋に入れて持ち運ぶことがポイントでしたね。
セットして持っていった場合でも、運んだ後にスタイルが崩れることがありますのでスタイリング剤などは持って行った方が良さそうです。現地についてからの行程を加味して、ウィッグの持ち運び方を考えてみてくださいね!
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