ウィッグを使用している人のなかには、ウィッグの毛先がチリチリになってしまったといった経験がある人も多いのではないでしょうか。ウィッグには色々な種類があり、素材ごとで使用感や見た目にも大きな違いがあります。人工毛ウィッグは特に毛先がチリチリになりやすく、不自然に見えたり美しいシルエットにならなかったりすることがあるため注意しなければなりません。
ウィッグの毛先がチリチリになるのは、「ピーリング」と呼ばれる現象です。ウィッグの毛先がチリチリになるピーリングが起こる原因や、チリチリになった際にウィッグを元通りにする方法について紹介します。
ウィッグの毛先がチリチリになる原因と対処法
ウィッグの毛先がチリチリになる原因は、人工毛の形状記憶機能が原因です。ウィッグの毛先がチリチリになった場合、処分したり買い替えたりする以外にも元通りにする方法はあります。購入時のきれいな状態に直すことは難しいものの、ある程度綺麗な状態に直すことは可能であるため、耐熱ウィッグと非耐熱ウィッグそれぞれの直し方について紹介します。
耐熱性ウィッグの毛先がチリチリになった場合の対処法
耐熱性のインクの毛先がチリチリになっている場合には、ヘアアイロンを使用して繊維を伸ばすことによって元の状態に戻せます。ただし、ヘアアイロンを使用する際には高温のアイロンを当てると繊維が溶けるので注意しましょう。ヘアアイロン使用する際には低い温度から使用して、状況を確認しながら温度を調整することが大切です。
非耐熱ウィッグの毛先がチリチリになった場合の対処法
非耐熱ウィッグは、チリチリになってしまった部分をハサミで切る方法が有効です。ただし、テクニックが必要であり、失敗すると不自然な状態になるので注意しましょう。
チリチリした部分を直す際の注意点
耐熱性ウィッグについても、チリチリした部分をヘアアイロンでは直せない場合にはハサミで切る方法がおすすめです。チリチリになっている箇所が広範囲の場合は、切ると不自然になるので買い換えた方が良いでしょう。
ウィッグの毛先のチリチリを直す際には、自分の使用しているウィッグが耐熱・非耐熱のどちらかを確認したうえで対処する必要があります。アフターフォローまで行なっているウィッグ専門店の場合は手入れをしてくれるケースもあるので、店舗で購入した場合には保証制度もチェックしましょう。
ウィッグの毛をチリチリにしないためのメンテナンスが大切
ウィッグの毛先がチリチリした場合でも、対処法を試すことによってある程度元の状態に戻すことが可能ですが、可能な限りチリチリにならないよう日頃からメンテナンスをする必要があります。
人工毛ウィッグは100%チリチリになることを予防するのは難しいものの、ウィッグの毛先を傷めないためのメンテナンスが大切です。ウィッグの毛先がチリチリになる原因は摩擦や静電気が挙げられ、日頃からブラッシングといった静電気が起こりやすいメンテナンスをする際には丁寧に作業をしましょう。
ウィッグ専用のスプレーやブラシを使用することで静電気の発生を予防でき、シャンプーやブラッシングについては丁寧に行うことでウィッグを長持ちさせることにもつながります。また、ウィッグが絡まった際に力強くブラッシングをしてとかすとチリチリになってしまう可能性があるので注意が必要です。
アクアドールのメンテナンス用品を使ってウィッグのチリチリを予防しよう
アクアドールで販売されているウィッグ専用のメンテナンス用品を使えば、ウィッグのチリチリを元に戻したりチリチリにならないようにメンテナンスをしたりといったことが可能です。アクアドールのシャンプーやコンディショナーを利用すると、ウィッグのチリチリを予防できます。
また、ウィッグ専用のケア用品セットも販売されており、インナーキャップ、シャンプー、コンディショナー、ミストスプレー、消臭スプレー、ブラシ、デオドラントスプレーがセットになった商品があるのでチェックしてみましょう。メンテナンスの最後にウィッグ専用のデオドラントミストを使用すれば、不快なニオイも予防できます。アクアドールのデオドラントミストは天然成分を配合しているので、毎日使用する場合にも安心です。
メンテナンス後に型崩れを予防するために、ウィッグ専用のスタンドも用意しましょう。組み立て式であり、使用しないときにはコンパクトに収納できますが、ロングウィッグも綺麗に保管できるようなサイズであることが特徴です。アクアドールのオリジナルロゴの入った専用ブラシなど、デザインにこだわったケア用品もたくさん販売されているので、ウィッグを購入する際には同時にケア用品の購入を検討しましょう。
ウィッグのチリチリは元に戻したうえで予防することが重要
人工毛ウィッグを使っている際に、ウィッグがチリチリになるといった悩みの対処法と予防法を紹介しました。人工毛ウィッグは形状記憶することが特徴であるため、使い続けていると毛先がチリチリになることは避けられません。そのため、可能な限り予防することが重要です。現段階でウィッグがチリチリになっている場合には、ウィッグの性質をチェックしたうえで傷んだ部分を直し、予防方法を実践しましょう。
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