ウィッグは色々な種類が販売されており、医療用のものから本格的なオーダー商品、さらにコスプレ用のものなどバリエーションも豊富です。しかし、ウィッグを地毛同様に自然に着こなすにはちょっとしたテクニックが必要です。鏡を使用しても確認しにくい場所や左右、襟足はきれいにかぶることが苦手と感じる人も多いでしょう。せっかくのおしゃれなウィッグもうまく着用できなければ台無しですよね。さらにコロナウイルス感染症問題や花粉症でマスクを付ける機会も増えています。マスクをした際に、もみあげが浮いてしまうこともあり、悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はマスクをつけるとウィッグのもみあげが浮いてしまうときの対処方法についてご紹介します。
マスクでウィッグが浮く理由と対処方法
ウィッグを着用した際にマスクをつけると、もみあげが浮いて不自然に見えるケースがあります。ウィッグのもみあげが浮くとウィッグをかぶっていることが一目で分かってしまいます。まずは、マスクを付けるともみあげが浮く理由と対処法について紹介します。
地毛がきれいにまとまっていない
地毛が長い人は、ウィッグネットに地毛がきれいにまとまっておらず、ウィッグ全体が浮くことがあります。
ウィッグを着用する前に、地毛をきれいにまとめてネットに入れましょう。地毛が長い人は、サイドに2ヶ所三つ編みを作り、三つ編みを頭に巻くようにしてピンで留めます。地毛がずれないようにまとめると、もみあげを含めてウィッグが浮くことを予防できます。
ネットと地毛が固定できていない
ウィッグネットと地毛が固定できていないと、ウィッグのもみあげが不安定になることがあります。ネットの余りまでしっかり固定すれば、もみあげが浮くことを予防できます。
頭部とウィッグのサイズが合わない
ウィッグを購入する際には、自分の頭部の大きさ、地毛の量や長さに適したウィッグを購入することが大切です。ウィッグの大きさが合わないと、マスクをしただけでウィッグのもみあげが浮いてしまう可能性があります。
アジャスターが付いているウィッグを選べば、簡単に自分に適したサイズに調整することが可能です。サイズを変える際には、きつく締めると頭が痛くなったり、もみあげではなくトップが浮いたりするため、サイドだけではなく襟足も意識しましょう。長時間着用する場合は、若干余裕をもたせることが大切です。
ワイヤー入りのウィッグを使う
マスクを付けた際にウィッグのもみあげが浮かないようにするためには、地毛をきれいにまとめること、自分の頭部の大きさや地毛の量に合わせてウィッグを選ぶことが重要です。また、もみあげが浮く場合には、ワイヤー入りのウィッグを使用するのも良いでしょう。ワイヤー入りのウィッグであれば、もみあげの部分を頭の形状に合わせられます。ワイヤーで頭の形に合わせておけば、ウィッグに使用するテープで固定する際にもスムーズに貼ることが可能です。ウィッグテープについては、乾燥肌の人は肌トラブルを起こす可能性があるため注意しましょう。
ウィッグのもみあげが浮かないようにかぶる手順
ウィッグとマスクを着用する際、もみあげが浮かないようにウィッグをかぶる手順を紹介します。
地毛をまとめる
ウィッグのもみあげが浮かないように固定する際には、地毛をまとめることが大切です。地毛をウィッグネットにまとめる際に、凹凸ができないように意識して、1ヶ所にまとめず平らにしましょう。地毛が長い場合、平らにすることが難しいことがあります。平らにするために、地毛を三ヶ所程度に分けてからまとめることがポイントです。軽くねじって平らにする、もしくはゆるい三つ編みを作ります。また、地毛とネットを安定させる際にはピンを使って固定する方法も有効です。
ウィッグネットをかぶる
きれいに下地をまとめたら、ウィッグネットを着用します。ヘアバンドをするようにウィッグネットを付け、首まで下げたらウィッグネットの太い箇所を生え際に沿うように上げて、地毛を入れて頭を包むことがポイントです。次に、ウィッグネットの端の部分を固定しましょう。固定の際にはピンを使うとスムーズに留められます。
ウィッグをかぶる
ウィッグネットをしっかりとかぶった後は、ウィッグを着用します。最初に前髪の部分にウィッグを合わせ、次に片手でウィッグを固定し、もう片方の手で襟足を持って後頭部に向かって引っ張ることがポイントです。その際、地毛がウィッグの中に全て収まるようにかぶります。ウィッグを被せた後、両手でこめかみ部分を持ち、ウィッグが正しい位置になるよう微調整をすることが大切です。調整しても最適な位置にウィッグが固定できない場合には、アジャスターを調整しましょう。
地毛のまとめ方とウィッグのかぶり方が大切
マスクを着用した際にウィッグのもみあげが浮かないようにするためには、髪の毛をしっかりとまとめ、ウィッグネットに入れる必要があります。また、ウィッグネットだけでは地毛をまとめられないという場合には、水泳に使用する帽子とウィッグネットの2つを使用する方法も有効です。ウィッグを初めて着用する場合でも簡単に試せる方法であるため、マスクを着用する機会が多い人は試してみましょう。
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