仕事に行くとき、学校に行くときなど、毎日のルーティンのなかでもおしゃれを楽しみたいと考える人も多いのではないでしょうか。自分好みのファッションコーディネート、雰囲気を変えるためのメイクなど、様々な方法でおしゃれを楽しめます。また、ヘアアレンジをすることによって印象を変えることも可能です。
しかし、ヘアアレンジそのものや、アレンジをする際に使用するワックス、ヘアスプレーなどが原因で薄毛になる、薄毛が進行するといったケースが多いため注意しましょう。なぜヘアアレンジや整髪料で薄毛になるのか、理由と対策方法を紹介します。
ヘアアレンジで抜け毛が起こる理由とは
ヘアアレンジが原因で抜け毛が起こる理由は、髪の毛や頭皮に負担がかかるためです。ヘアアレンジは髪の毛を引っ張るようにして行ったり、逆毛を立てて髪の毛の生えている方向とは異なる方向に固定したりするため、髪の毛だけではなく頭皮、毛根への負担は避けられません。
髪の毛が長時間引っ張られている状態になるため、生え際の髪の毛が抜けて薄くなる可能性があります。逆毛を立てることでボリュームアップできているようにも見えますが、実際には髪の毛に摩擦が生じるうえに元の状態に戻す際に頭皮にも負担がかかり、髪の毛が抜けることが多いです。
ヘアアレンジは、ポニーテールやお団子ヘアーといったポピュラーな方法でも負担がかかるため注意しましょう。仕事の関係で髪の毛をアップにしなければならないという場合には、生え際が薄くなる可能性があります。そのため、仕事が終わったらすぐに髪の毛をほどくといった工夫が必要です。
頭皮に整髪料が付くと抜け毛が進行する
過度に整髪料を使用していると、髪の毛だけではなく頭皮に刺激となるだけではなく、毛穴詰まりを起こすため頭皮環境が悪化します。特に、粘度の高いワックスを使用する場合、頭皮に付着すると毛穴に詰まり、何度もシャンプーをしなければ落とせない場合があるため注意しましょう。
さらに、整髪料には合成界面活性剤が配合されているので、長時間髪の毛に付けた状態にしていると髪の毛が傷んだり、細くなったりする原因になります。整髪料を使用する場合には、使用後にしっかり洗い流し、トリートメントをするといったケアをしなければなりません。整髪料の種類によっては、1度のシャンプーで落とせないこともあります。基本的に、頭皮と髪の毛をぬるま湯で濡らし、1度予洗いをしてからシャンプーをしましょう。
頭皮を休ませるためのウィッグの選び方
髪の毛を束ねたり整髪料で固めたりといったヘアアレンジをするのではなく、あらかじめアレンジが施された状態のウィッグを使用する方法がおすすめです。また、フルウィッグを使って自分好みのヘアアレンジをするという方法も良いでしょう。
ウィッグを使えば、地毛や頭皮を傷めずにおしゃれを楽しめます。そこで、抜け毛の原因となる頭皮への負担をなくし、頭皮を休ませるために有効なウィッグの選び方をチェックしておきましょう。
ウィッグの種類を確認
ウィッグの種類は、主にファッションウィッグと医療用ウィッグに分かれます。
医療用ウィッグは、薬の副作用や病気が原因で髪の毛が抜けてしまった人が使用するものです。髪の毛がない状態の人が使用することを前提として作られているため、頭皮への負担がかかりにくいでしょう。医療用ウィッグ以外の商品はファッションウィッグと呼ばれ、価格帯の幅が広いことが特徴です。
ウィッグの製造方法
ウィッグの製造方法は、手植えと機械を使った製造の2種類があります。手植えは、人が髪の毛を1本ずつ植えて作った商品であり、通気性が高く頭皮を休ませたい場合に最適です。機械で作られたウィッグは縫い目の位置が均等であり、近くで見ると若干不自然な商品もあります。
オーダー方法
自分の頭の大きさに合わせて作るオーダーメイドウィッグ、サイズとカラーを選んで注文するセミオーダーウィッグ、既製品の3種類から選べます。また、ウィッグのタイプとして部分ウィッグやフルウィッグがありますが、スムーズに着脱できるよう、かぶるだけでヘアアレンジが完了するフルウィッグを使用する方法がおすすめです。
ウィッグの毛の種類
ウィッグの毛の種類には、人毛と人工毛、ミックス毛がありますが、ヘアアレンジをしたい場合には人毛がおすすめです。人毛はカラーやパーマも可能であり、人毛の手植えタイプであればアップスタイルにした際にも見た目が自然であり、着け心地が良いでしょう。人工毛はリーズナブルな価格で購入できますが、静電気や熱に弱い商品があるため注意が必要です。しかし、形状記憶によりヘアアレンジの手間を省けることは大きなメリットだといえます。
ウィッグを活用して頭皮を休ませよう
仕事中にウィッグを着用する場合、仕事に支障が出ないか、見た目が自然か、長時間着用していても不快に感じないかなど、着け心地や見た目を確認することが大切です。 毎日ヘアアレンジをしたい人、仕事の関係でヘアアレンジをせざるをえない人は、ウィッグを活用して頭皮を休ませ、抜け毛を予防しましょう。