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ウイッグのお手入れ《基礎編》正しいブラッシングの方法をご紹介

2022年9月21日
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ウイッグのお手入れ《基礎編》正しいブラッシングの方法をご紹介

ウィッグのお手入れ方法で定番の「ブラッシング」ですが、あなたはどのようなやり方でブラッシングをしていますか?ウィッグにとってブラッシングは、美しい状態のウィッグを保つためには必須の作業になります。しかし、「正しいウィッグのブラッシング方法は?」と聞かれても多くの方は自分のやりたいようにすればいいのでは?と思うのではないでしょうか?

例えば、髪の毛のブラッシング方法も家族のやり方を見よう見まねで習得して、わざわざ教えてもらったと言う方は少ないかもしれませんね。そのため、ウィッグのブラッシング方法も地毛と同じようにやっている方が多いのが現実です。ウィッグにとってブラッシングは、寿命を延ばすことにもつながる物ですが、正しい方法を知らずに乱暴に行ってしまうと逆に寿命を縮めてしまうものなので、しっかり正しい方法を学んでおきましょう。

そこで今回は、ウイッグお手入れ《基礎編》正しいブラッシングの方法についてご紹介していきます!

ブラッシングに必要なアイテムとは

ウィッグを美しく保つためにはこまめなお手入れが必要です。具体的には、ウィッグ着用後には、ブラッシングで髪の絡まりをほどくことなどです。しかし、上述の通りブラッシングはウィッグの寿命を長くすることにも繋がりますが、間違ったやり方や乱暴に行うとかえって状態を悪くしてしまうこともあるので、注意点を踏まえた上でブラッシングしていきましょう。

まず、ウィッグのブラッシングには『目の粗いブラシ』を用意しておきましょう。スムーズにブラッシングするためには、目の粗いブラシがおすすめです。目の細かいブラシでは、くし通りも悪くなり、絡まってしまったり上手くブラッシングできません。軽く整えるだけの場合は、普通のブラシでも構いませんが、しっかりブラッシングする場合は目の粗いブラッシングから行いましょう。用意ができるのであれば「静電気防止用のブラシ」や「金属用のブラシ」を使うことをオススメします。

絡まっているときのブラッシング

ウィッグが絡まっているときに、最初からブラッシングをはじめると絡まりがこじれてしまったり、なかなかほぐれなかったりとうまく行かないことが多いです。そんなときは、櫛通りをよくする為にまずウィッグを湿らせてからブラッシングをしていきましょう。

何をつかって湿らせるとよいかというと、人工毛の場合は、ウィッグ専用のオイルスプレーを使いましょう。代用品としてベビーオイルなども使えますが、ウィッグの長持ちを考えれば専用品を持っておく方が良いでしょう。人毛ウィッグの場合は、市販のヘアオイルなどで大丈夫です。

オイルで湿らせる場所は、絡まりがひどい箇所だけでなくウィッグが乾燥していると感じたらウィッグ全体にかけておくとなお良いです。乾燥すると静電気が発生しやすくなるため、ブラッシングしやすい状況を整えてから、優しくブラッシングしていきましょう。

ブラッシングのコツ

ここまででブラッシングに必要なアイテムなどをご紹介してまいりました。最後に、正しいウィッグのブラッシングの方法をご紹介します。これでウィッグのブラッシングはマスターですね!

ウィッグをブラッシングする時は、まず毛先から毛の流れに沿って少しずつ髪の毛をとってブラッシングし、絡まりは丁寧にほぐしていきます。いきなり根元からブラッシングしないように注意が必要です。なぜならば、根元から突然ブラッシングをすると、毛髪が無理に引っ張られてウィッグを傷めてしまうからです。さらに毛が絡まっている部分は根元よりも毛先から中間に多く、毛先の方を先に行えば後は楽にブラッシングできるためです。

絡みがある場合は、先ほどご紹介したようにオイルスプレー、シリコンスプレーなどで湿らせてから(または霧吹きで水を吹きかけてから)手ぐしでほぐしてブラッシングを行いましょう。

注意点!無理なブラッシングはしないこと

ウィッグを長持ちさせるためには毎日のお手入れ(ブラッシング)は大切です。使う前、使ったあと、過度に絡まりがある場合などは積極的にブラッシングを行いましょう。ただ、そのブラッシングを行う際に「強すぎる力」で行ったり「無理やり」行うとウィッグを痛めることにつながります。

このような必要以上のブラッシングはウィッグの脱毛につながり、寿命を縮めることにつながってしまいます。人工毛ウィッグの場合は、無理にブラッシングすると毛が伸びてしまい、形状記憶の力で元に戻ろうとするときに変形して毛先がチリチリになることもあります。

つまり、優しく丁寧なブラッシングがウィッグにとって大切なので、本格的に絡まる前にほぐすという感覚でこまめにブラッシングしていきましょう。

まとめ

今回は、ウィッグお手入れ《基礎編》正しいブラッシングの方法をご紹介してまいりました。いかがでしたか?
なかなか勉強することのないブラッシング方法ですが意外と奥が深いですね。優しくブラッシングするなどは経験則でわかっていることかもしれませんが、絡まりが発生したときにオイルで湿らせてほぐすなどの方法は、是非、活用してください。
ウィッグのブラッシングは、ウィッグを使用するのであれば避けては通れない物ですので、お手持ちのウィッグのお手入れの際に参考にしてみてください。

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