今回は、ウィッグの使用中に多くの方が悩む「ウィッグがペタっとしてボリュームがない…」といった場合に、どのようにして解消すればいいのか？という点をご紹介していきたいと思います。ウィッグは、おしゃれ目的で使用する場合にしろ、何らかの脱毛症などの治療中に医療用ウィッグを使用する場合でも、不自然な見た目になってしまいウィッグを着用している事がばれてしまうという事は避けたいことだと思います。しかし、タイトルにあるように、時にはウィッグがペタっとボリュームがなくなってしまい、非常に不自然に見えてしまうなんてことがあるのです。
もちろん、このような現象が起こるには原因があるので、その原因を知っておき、きちんと対処すれば不自然なウィッグに悩む…なんてことも防ぐことが可能になるのです。そこで今回は、ウィッグがペタっと不自然になる原因や、その対処法についてご紹介していきたいと思います。

ウィッグにボリュームがないとどうなる？

そもそも論ですが、ウィッグの着用に関しては、おしゃれ目的にウィッグを利用する場面を除けば、年齢による髪の毛のボリューム減少の対策のためや、抗がん剤治療による脱毛などの対策のために使用する物ですね。これは、ひとえに他人と面と向かって話すときなどに、毛量の減少や脱毛を気にするあまり、それがストレスになる事を防ぐことが主な理由でしょう。それなのに、ウィッグのボリュームが減ってしまうと、余計に頭部が不自然に見えてしまい、相手の視線が頭部に集まるのがストレスになる…なんてことにつながるのです。
では、なぜこのようなウィッグのボリュームが減ってしまうのかと言うと、一番多いのがウィッグの経年劣化でしょう。ウィッグは基材に人毛なり人工毛を植え付けて作られていますので、使用すればするほど劣化も進み、ウィッグの毛が抜け落ちてしまう物です。また、お手入れなどを何もせず使用すると、元々ついていたカールなどのヘアアレンジも落ちてしまい、本来ボリュームが出るように作られているウィッグに関わらず、ペタっとなってしまうのです。
このようなボリュームのなくなったウィッグを使用している場合には、以下の様な問題が出てきます。

上記の様に、非常に不自然な見た目となってしまうので、意外と簡単にウィッグを着用している事がばれてしまう物です。それでは、ボリュームのなくなってしまったウィッグはどう対処すればいいのでしょうか？最も手っ取り早いのは、新しくウィッグを購入する事でしょうが、費用も掛かりますしなかなかそうもいかない場合もあるでしょう。以下で、ウィッグのボリュームが無くなってしまったな…と思った時の対処法をご紹介しましょう！

ボリュームが無くなったウィッグの対処法

それでは、ボリュームが無くなったウィッグの対処法をご紹介していきましょう。ウィッグのボリュームを出す方法はいくつかありますので、自分に合った方法で勧めると良いでしょう！

ウィッグが全体的にペタっとしているといった場合、全体的にふんわりさせたいと思いますよね。こういった場合には、ウィッグの毛先をカールするようにしてあげれば、ウィッグが全体的にふんわりと広がりを持っているように見えるようになります。

頭頂部がペタっとして不自然…といった場面もウィッグの使用時には意外と多くある事でしょう。こういった時の対処法は、頭頂部の内側の毛を取り、毛先からとかして逆毛を立てる用にアレンジすると、自然にボリュームがあるように見えます。

使用しているウィッグの毛量が足りなくなってしまい、上述の様な対処が取れない場合などは、エクステを購入し、毛量を増やしたい部分にエクステを付ける事でそもそものボリュームは増えますね。もちろん元々のウィッグと馴染ませる必要はありますが、ウィッグの毛先とエクステをなじませながら巻いてしまえば、かなり自然にふんわりとしたボリュームを取り戻すことが可能です。

ウィッグのボリュームがなくなってしまって困ってしまった等といった場合には、上記のような対策をとると良いですよ。また、ウィッグは、頭頂部はそのままに、ウィッグの毛先を巻くなどのアレンジをしてあげれば、それだけで自然にボリュームアップさせることも可能ですので、日々のお手入れなどをきちんと行うようにしましょう！

注意点

上述の様な対処法を行う場合には、アイロンやコテを利用する必要があるのですが、非耐熱の人工毛ウィッグではこのようなアイテムを利用することが出来ません。したがって、ウィッグを購入する時には、多少値段が張りますが、180～240度くらいの熱にも耐えられる耐熱性の人工毛ウィッグを購入した方が良いでしょうね！

まとめ

今回は、ウィッグ愛用者の中でも多くの人が悩むことがおおい、ウィッグのボリュームが無くなり不自然な見た目になる…という事の対処法についてご紹介してきました。このような状態にウィッグがなってしまうのは、経年劣化の問題がありますが、ウィッグのブラッシングをするときに力を入れすぎてしまい、毛が抜けたり切れてしまうなんてことも原因となります。また、せっかくシャンプーをしたとしても、その後の保管をテキトーにしてしまうと、ウィッグのアレンジが落ちてしまい、ペタっとボリュームが無くなってしまうなんてことも意外と多い理由です。
ウィッグは、地毛と同じように優しく、丁寧にお手入れすることを心がける事で、長くいい状態で使用することが出来ますので、その辺りをしっかりと注意して使用しましょう！