今回は、愛用のウィッグのカラーに飽きてきたとき時に役立つ『ウィッグのカラーリング方法』をご紹介していきたいと思います。普段の生活の中でウィッグを愛用している方であれば、ウィッグを購入して、問題なく愛用してきたけど、長く使用したし「そろそろウィッグのカラーに飽きてきたな…」や「もう少し〇〇みたいなカラーがいいな…」等と思ったことがあるという人は非常に多いのではないでしょうか?地毛であれば、職場や学校のことがありますが、比較的簡単に髪の毛のカラーを変更することなど難しくはないですが、ウィッグの場合は「そもそもカラーリングを変更できるの?」等と疑問に思うことはありますよね。
基本的に考えると、ウィッグ等は購入時のカラーで使用することが前提ですが、カラーリングを変えることができないわけではないのです。それどころか、カラーリング方法に関してはいろいろな方法が存在しており、意外と自由にカラーを変えることも可能なのです。そこで今回は、自分でできるウィッグを染める方法をご紹介していきます!
ウィッグを染める際に注意しておくこと
ウィッグを染める時は、基本的に「暗い色から明るい色に染めることはできない」ということを注意しておきましょう。なので逆に言えば、明るい色から暗い色は染めることが可能です。
しかしウィッグの素材や染める方法によって違いはありますので、前提条件として理解しておいてくださいね。
自宅でできるウィッグを染める4つの方法
本稿では、いくつかあるウィッグのカラーリング方法の中から、 『自宅で』 『自分で』 できる下記カラーリング方法をご紹介します。
- ダイロン染め
- 紅茶染め
- コピック染め
- ヘアチョーク染め
上記4つの方法が有名で、どれもそれほど手間がかからずセルフカラーリングができるので、試す価値ありです。どの方法でも試す前に、ウィッグの汚れをシャンプーなどで落として綺麗な状態ではじめましょう。
ダイロン染め
『ダイロン』と聞いても、あまりなじみのない人が多いかもしれませんね。これは、イギリス製の家庭用染料として有名なもので、実はこの『ダイロン』はウィッグのカラーリングも可能なのです。
用意するものとしては、ダイロン、塩、鍋(ウィッグが入るくらいの大きさ)、コップ(またはバケツ)、撹拌用の棒、タオル等です。家にないものがあたっとしても100均に行けばあるようなものばかりですので、簡単に手に入れることが可能です。
手順的には、まず、ダイロンと塩をコップに入れ、熱湯を注いで溶かします。ダイロンには染めることのできる量の規定が、外装等に書いてあるので、分量はそれに準じて作りましょう。注意点としては、ウィッグの染料として利用する場合、塩は規定量より少し多めにすることです。染料の準備ができたら、ウィッグをそこにつけ置きして染めていきましょう。
尚、ウィッグを染めることに適している温度は、40℃から60℃なので、そのあたりに温めておいてくださいね。染める前に少し心配であれば目立たない場所を少し染めてみて縮れたりしないか確認してみるのも良いかと思います。
漬け置きしているウィッグは、ときどきお湯をかき混ぜて色ムラを防ぎながら3日ほど置いておきましょう。3日経ったら取り出し。水やぬるま湯ですすぎ自然乾燥させて完成です。
紅茶染め
こちらは紅茶で染める方法です。以前、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、似たようなものでコーヒーで染めるコーヒー染めというものもありますのでお家にある方で試してみるというのもよいかもしれません。
ウィッグの毛染めシリーズ!紅茶染めがいけるならコーヒー染めも出来る?
コピック染め
油性ペンの一種「コピック」とマニュキアを落とす除光液でも、ウィッグをカラーリングをすることができます。用意するものは厚手の化粧水用コットン、マニキュアの除光液、コピックペンです。こちらも、コピック以外は100均で用意できるものばかりですので、気軽に試すことができます。
まずは、厚手のコットンに除光液を染み込ませて、コピックペンの色をコットンに染み込ませます。除光液と色を染み込ませたコットンが乾く前にさっと髪の毛に一気に塗ります。ちなみに他の油性ペンでもしっかり染めることができますよ。
コピックペンのインクの染み込ませ具合などで色合いを調節することが可能です。
失敗したときも柔軟剤でウィッグを洗うと色が落ちるので、やり直しも可能です。ただアルコール臭が発生するのでコピックペンを利用してのカラーリングは窓を開けるなどをして通気性を保ちましょう。比較的簡単にできることや、やり直しが可能なこと、鮮やかなコピックの色で部分的に染めることができるのでイベントやコスプレに使用するウィッグを染める方法としておすすめです。
ヘアチョーク染め
地毛用のヘアチョークでもウィッグを染めることが可能です。用意するものは、ティッシュ、水、ヘアチョーク、ドライヤー、ヘアスプレーです。
まずは、髪を湿らせて毛束ごとティッシュの上に乗せます。好みのカラーになるまでトップから毛先方向へヘアチョークを滑らせるようにして、何回かカラーをのせていきます。
好みの色の濃さになったら低温のドライヤーで乾かし、色落ち防止のためヘアスプレーをかけて仕上げます。
ヘアチョークですので、部分的にチョークを塗ってカラーリングをすることができます。
まずは、 髪を湿らせて毛束ごとティッシュの上に乗せます。 好みのカラーになるまでトップから毛先方向へアチョークを滑らせるようにして、 何回かカラーをのせていきます。好みの色の濃さになったら低温のドライヤーで乾かし、 色落ち防止のためヘアスプレーをかけて仕上げます。
ヘアチョークはシャンプーすると落ちますので、イベントやコスプレ、おしゃれなどで雰囲気を変えるために一時的に部分アレンジをしたい方におすすめです。
100均でそろえられるカラーリングアイテム
ウィッグを自宅で染めるといってもお金がかかってしまっては意味がないですよね。そこでここからは、100均で購入できるカラーリングアイテムについてご紹介していきます。
- ダイロン染め
- 紅茶染め
- コピック染め
- ヘアチョーク染め
塩、 鍋 、コップやバケツ
鍋 、紅茶、お酢
化粧水用コットン、マニキュアの除光液
テッシュ、ヘアスプレー
ヘアチョークに関しては100均で、販売しているところもあるので、手軽に試したい方にはおすすめです。そして、コピックに関しても、類似品を販売している100均もあるのでインクの成分(コピックはアルコール染料インク)を確認して試してみる方法もあります。ただし、類似品であるため発色や染まり具合などの違いがあるので染める際は、注意しましょう。
まとめ
今回は、ウィッグのカラーリング方法は様々!代表的なものをご紹介してまいりました。いかがでしたか?
自宅で出来る手軽なもののカラーリング方法を4つご紹介しました。染料で染めるものや、お家にある紅茶や油性マジックなど、手軽な製品でウィッグのカラーリングができるとは驚きですね。現在、愛用するウィッグのカラーなどが飽きてきたなぁ…などとお考えの方は、本稿でご紹介したような方法を試してみるのもいいかもしれませんね。ただし、人工毛ウィッグの場合は、ファイバーで作られているため、なかなか染まらないこともあります。
素人の方が、生きたりカラーリングに挑戦した場合は、失敗してしまうことも少なくないので、メインで使用しているものではなく、使用頻度が落ちてきたもので練習がてらカラーリングするのもいいかもしれませんね!
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