長く清潔に使用するには?
初めてウィッグを使用する方の中には、どれくらいのペースでお手入れをすればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。せっかくお金を出して購入したなら、できるだけ長く使いたいと思っている方が大半かもしれません。
適度な回数とタイミングで正しいケアをすることで美しい状態を保ち、快適に使用することができます。人それぞれ使用する頻度には違いがあるため、まずは適切なシャンプーのタイミングをチェックしてみましょう。
ウィッグを洗う適切なタイミングとは
ウィッグのお手入れ方法の一つにシャンプーがあります。自分の髪の毛同様にシャンプーをしなければ、やはり清潔感を保つことができません。また、ダメージが発生し、広がりやうねりのほかにもツヤやコシがなくなってしまうなど、さまざまなトラブルが発生してしまうこともあります。
いつでも清潔に、そして気持ちよく愛用するには、素材によって違いがありますが、基本的に1週間に1回のペースでシャンプーを行うとよいと言われています。使ったその日のうちにシャンプーを行うべきなのではないかと思う方も多いかもしれませんが、使う度にシャンプーを繰り返してしまうとダメージを与えてしまうこともあるため、おすすめできません。
ウィッグを洗うことのメリット
実は、シャンプーを行うことでさまざまなメリットがあることをご存知でしょうか。たとえば、汚れを落とし清潔な状態で使えるだけでなく、ダメージを軽減させることもできます。また、着用する際には思っているよりも頭皮に大きな負担がかかっています。そのため、シャンプーをし、清潔にすることで頭皮への肌ダメージを少なくし、トラブル回避にも繋がります。
ウィッグを洗うときの注意点
シャンプーを行う際には、そのままウィッグをゴシゴシと洗ってしまうことはNGです。
ゴシゴシと強く洗ってしまうと髪全体を傷めてしまい、ツヤがなくなってしまうだけでなく切れが毛が目立ってしまう可能性もあります。これでは、美しい状態をキープすることができているとは自信を持って言えません。自分の髪と同じように丁寧に時間をかけてシャンプーをすることで長い期間にわたり、美しい状態をキープすることができます。もちろん、ツヤやコシを保ち、絡みのないサラサラの状態でおしゃれを楽しむことができるでしょう。
万が一、ワックスやスプレーなどの整髪料を使用した際には、その都度シャンプーすることが大切です。なんのケアも行わずにそのままの状態で放置してしまうとワックスやスプレーなどの成分だけでなく汚れも落ちにくくなってしまいます。
さらに汚れによって状態が悪くなってしまい、より多くのダメージを受けてしまうので注意しなければいけません。現在、専用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントなど安心して使用できる商品が数多く販売されています。ウィッグのための安心安全な専用の商品となっているので、新たなダメージを発生させてしまうことがないのも嬉しい点です。
素材によってお手入れの頻度には違いがあります
ウィッグといっても素材はさまざまです。それぞれにメリットがあり、自分の好みや希望に合わせておしゃれを楽しめます。おしゃれで使用している方ばかりではなく、医療用として利用しているという方も少なくありません。
使用する目的に違いがあるものの、清潔な状態のものを快適に使用したいという願いはみなさん、同じです。愛用者の中には、お手入れをすることが面倒だと感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、毎日使用しているのであれば適切な頻度で正しいケアを行うことが大切です。人毛を使っているものは、ワックスやスプレーなどの整髪料を使わずに着用したのであれば3日に1度のペースでシャンプーをするようにしましょう。
使うたびにシャンプーをしてしまうと毛を傷めてしまい、ツヤがなくなり絡みやすくなるので要注意です。シャンプーをする前には、必ずブラッシングを行い、絡みを取ってから行うことも重要なポイントです。無理に髪を引っ張ってしまうと切れ毛や抜け毛の原因になります。人毛は静電気を発しやすいので、専用ブラシを利用し優しくブラッシングするようにしましょう。
一方、ファイバーなど化学繊維を素材としている人工毛のものは、人毛のものと比べると比較的楽にお手入れできます。人毛同様にワックスやスプレーなどの整髪料を使用していなければ、1週間に1回のペースでシャンプーを行います。専用のシャンプーを使い、毛先から優しく洗うのもダメージを与えないポイントです。
また、ゴシゴシと揉み洗いをするのではなく、手で絡みを取るように洗いましょう。人毛と人工毛がミックスされたものも人気を集めていますが、こちらも1週間に1回のペースで洗うと美しさをキープできます。素材によってシャンプーする頻度には違いがありますが、いつでもキレイな状態で使用できるようにブラッシングは毎日欠かさず行うとよいでしょう。
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