髪や頭皮の気になるエイジングサインをカバーし、女性にとってメイクやファッションの一部となることも多いウィッグ。
そんな魅力的なアイテムのウィッグでも、絡まりや汚れ、ニオイなどが気になって、快適に着用できないと悩みを抱える女性は意外に多いのではないでしょうか？
そこで今回は、ウィッグを新品のままのように快適に使う、とっておきの洗い方・保管のコツなどをわかりやすくご紹介していきます。
ウィッグの汚れを落とす正しい洗い方とは？
ちょっとしたきっかけであっても、絡まりや汚れの付着、ニオイなどのトラブルが起こりやすい、デリケートなアイテムであるウィッグ。
ここでは、いつも快適にウィッグを使うための基本的なポイント、正しい洗い方についてご紹介しましょう。
ウィッグブラシでブラッシング
ウィッグを洗う前に、丁寧なブラッシングを施しておくと、絡まりがなめらかに整ったり、細かな汚れが払い落とされるため、次に使うシャンプーの泡立ちが良くなるメリットがあります。
洗面器にお湯を張り、ウィッグを予洗いする
ややぬるめのお湯を洗面器に張り、ウィッグをぬるま湯に浸しましょう。
次に、ぬるま湯だけでウィッグ全体の汚れを落とすよう、ソフトなタッチで指の腹を使ってもみこむようにします。
シャンプーを手のひらで泡立てる
シャンプーを500円玉硬貨大程度(1～2プッシュ程度)手に取り、そのまま手のひらの上で泡立てます。
この時、ウィッグにシャンプーを直につけて泡立ててしまうと、摩擦が過剰にかかり、ウィッグのからまりがひどくなってしまうこともあるため、要注意です。
指の腹を使って泡をもみこむ
チカラを入れず、指の腹を使ってウィッグ全体に泡と空気、水分をもみこむイメージで、ウィッグをやさしく洗いましょう。
丁寧にすすぐ
最後に、たっぷりのぬるま湯をウィッグにかけながら、洗い残しのないように丁寧に、すすぎましょう。
ウィッグにシャンプーの洗い残りがあると、べたつきや頭皮のかゆみ、商品の劣化につながってしまうことがあるため、できるだけ時間をかけて、ウィッグをいろいろな角度からチェックしながらすすぐことがポイントです。
ウィッグにも普通のシャンプーを使ってOK？
ウィッグは、わたしたち人間の髪の毛と、なめらかさや見た目といった部分はとても良く似ているのですが、もともとの性質には大きな違いがあるため、ウィッグを洗う際には専用のシャンプーを使うことが、いつも快適に使用できるコツになります。
ここからは、ウィッグを洗う際に専用のシャンプーを使う目的・メリットについてチェックしてみましょう。
ウィッグの品質を維持する
髪に使う一般的なシャンプーには、ウィッグの毛質とは相性の良くない、添加物の配合が少なからずあります。
そのため、一般的なシャンプーでウィッグを洗ってしまうと、本来のカラーが退化したり、ギシギシ・ごわごわとした質感に変わってしまうデメリットが。
ウィッグ専用のシャンプーは、ウィッグの毛質との相性に着目してつくられているため、ファイバーと毛質のなめらかさを守りながら、うるおいを与えて不要な汚れだけを落とすメリットがあります。
ウィッグ本来のカタチをキープする
ウィッグ専用のシャンプーには、ウィッグのファイバーやネットなどに摩擦などの刺激を与えず、形状記憶のようにキレイなままのカタチを維持してくれる効果が期待できます。
一般的なシャンプーの場合は、保湿成分が多く使われている分、ウィッグがぺしゃんこになったり、ファイバーやネットがしんなり、ボリュームダウンしてしまうデメリットがあるのです。
シャンプー後のウィッグの乾かし方・保存方法
ウィッグを洗った後の乾かし方・保存方法も、いつも快適に心地よくウィッグを使うための重要なポイント。
最後に、新品のような状態にウィッグの高品質さを取り戻すため、乾かし方とその後の保存方法についてご紹介しましょう。
シャンプー後のウィッグをタオルに包む
シャンプーでウィッグの汚れやニオイを落とした後は、ウィッグ全体がホールディングできるようなやや大きめのタオルにのせ、そのままくるみ、ソフトなタッチで水分をタオルの内部に押し込みましょう。
タオルの上に置き、影干しをする
乾いた状態の新しいタオルを用意し、ウィッグをのせます。
そのまま、高温多湿・直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、そのまま陰干しをしましょう。
オイルスプレーでアフターケア
ウィッグが完全に乾いたら、専用のオイルスプレーを適量スプレーすると、つややかでまとまりのある毛質に整えることができます。
ウィッグブラシでブラッシング
シャンプー前の最初のステップと同じように、ウィッグブラシでウィッグをブラッシングし、快適に使うためのお手入れが完了となります！
おわりに
ウィッグをはじめて使う人にでも、基本的な洗い方や正しい保管方法は、難しいステップが一切ないので、すぐに習慣化することができそうですね。
お伝えしたウィッグの正しい洗い方を身につけていくうち、今までに感じたような絡まりやニオイなどの不快感が気にならなくなり、頭皮と髪に心地よく・快適に使えるようになるはずですよ。
