ウィッグの繊維に癖がついたり、ファイバーが絡まったりしている場合には、専用のヘアオイルを使用する方法が有効です。ファイバーで作られたウィッグに適度なツヤを出し、指通りが滑らかになるなどの効果も期待できます。さらに、静電気を予防できるためウィッグをきれいな状態で長時間使用する場合には必須のお手入れグッズだといえるでしょう。
どのようなヘアオイルが良いのか、ドラッグストアなどで市販されているヘアオイルは代用可能なのか、お答えしてします。また流行のウェットヘアを作る際には、ヘアオイルを使用する方法が有効的です。そこで、ウィッグにヘアオイルを使用する際のポイントや、使用することによって得られるメリットを紹介します。
人工毛ウィッグでは専用のヘアオイルの使用がおすすめ
ファイバーで作られているウィッグの場合は、ウィッグ専用のヘアオイルを使用することでウェットヘアアレンジをしたり、艶を与えたりすることが可能です。
また、ベビーオイルを精製水で希釈することによって、ヘアオイルの代用品として活用できます。ベビーオイルを使用するとウェット感が強すぎると感じる場合には、ベビーローションを使用する方法も有効です。自然なウェットヘアを作れるうえに、指通りも良いヘアスタイルに仕上がります。赤ちゃん用のケア用品であり、皮膚についてもはだトラブルを起こしにくいことがメリットです。
メーカーによって差があるものの、ドラッグストアで販売されているヘアオイルでも代用できます。ただし、ヘアオイルは人毛用であるため、使っているウィッグがファイバー製の場合にはウィッグ専用のヘアオイルを使用しましょう。
ヘアオイルを上手に使うコツ
ヘアオイルを使用してウェットヘアを作ったり手入れをしたりする際には、少量ずつ付けることがポイントです。付けすぎてベタついてしまうとシャンプーで洗い流さなければなりません。また、不自然な束ができてしまい不潔な印象を与えることもあるため注意が必要です。全体のバランスを見ながら、少しずつ付けてスタイリングをしましょう。多量に使用しなくても、少しの量で効果が期待できます。さらに、部分的にヘアオイルをつけるとベタついてしまうため注意が必要です。
ヘアオイルを使用する際には最初にブラッシングをして表面に付いた汚れをある程度除去し、毛の流れを整えます。ヘアオイルをつけた後にウィッグをブラシでとかしましょう。金属が使われているブラシを使うことによって静電気を予防し、乾燥が原因のパサつきも予防できます。プラスチックでできたブラシを使用すると静電気が起こりやすいので、可能であればウィッグ専用の金属製ブラシを使用すると良いでしょう。ただし、毎日手入れをする際にヘアオイルを使うのであれば、手ぐしで適度に溶かすだけでも十分です。
ウィッグを長持ちさせるためにも活用できる
ヘアオイルを使用すると指通りが滑らかになったり、ツヤを出したりといった効果が期待できます。ウィッグは長時間使用すると、絡まったり乾燥してパサついたりすることが特徴です。ウィッグが劣化していると感じた場合にはヘアオイルを使用しましょう。ヘアオイルの成分によって、パサついているウィッグにツヤを取り戻せるうえに手触りが柔らかくなることもメリットです。
ウィッグが絡まないように予防する際にもおすすめ
すでに毛が絡んでいるウィッグであっても、ヘアオイルを塗ることによってほどける可能性が高いです。ブラシがスムーズに通るようになり、力を入れずにとかせるためウィッグに負担がかかりません。ブラシでとかす際には毛先から少しずつ根元に向かってブラシを移動させて、丁寧にブラッシングをすることが大切です。根元からとかそうとすると途中で絡んでダマになり、ほどけなくなることもあるので注意しましょう。
ブラシでもほどけないほど絡んでいるのであれば、絡んだ部分には多めにヘアオイルを塗り、ブラシを滑らせるようにしてほどきます。絡んでいる状況を確認しながら使用する量を調整 することが大切です。
ヘアオイルで静電気を予防する
ファイバーで作られたウィッグは、摩擦が起こることで静電気が発生し、ウィッグの劣化につながります。乾燥することによって静電気が起こりやすくなるため、ヘアオイルを塗ることで適度な湿度をキープしてウィッグを保護し、摩擦を軽減することで静電気の発生を予防しましょう。
静電気の発生によってウィッグが絡んでしまったり着用している際に毛が逆立ってしまったりと、ヘアスタイルを楽しめないケースも多いです。ウィッグのヘアスタイルをキープするためにも、静電気が発生しないようにヘアオイルを塗る方法が有効だといえます。
ヘアオイルを使用してヘアアレンジを楽しもう
ヘアオイルを使って、ウィッグのヘアアレンジやメンテナンスをすることで、長期間綺麗な状態で使用することにつながります。自分の使っているウィッグのタイプ、使用頻度に合わせたスタイリング方法でヘアオイルを活用しましょう。
初めてのウィッグ!お手入れに何が必要?100均活用術紹介!
関連記事
初めてのウィッグ!用意しておきたいお手入れグッズ、必要なものをご紹介!
湿気が多いと広がる髪の毛。ウィッグだとどうなる?