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ウィッグを絵具で染める方法とは?アクリルガッシュ・コピックなどご紹介

2022年9月21日
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ウィッグを絵具で染める方法とは?アクリルガッシュ・コピックなどご紹介

現代社会において「インターネットショッピング」はもはや珍しくありません。書籍や音楽、あるいは日用品に至る、ありとあらゆるものがインターネットで手に入る時代です。
ウィッグもその一つです。ウィッグと一言で言ってもさまざまな種類があるので、ご自身が気に入った商品をインターネットで購入される方も少なくないでしょう。
しかし、ネットショッピングでありがちなのが、実物が手元に届いた時にある「画像と違う」ということです。
ネットの商品画像は、撮影方法、画像補正、あるいはご覧になっている画面によっても見え方が異なってきます。サイトによっては「実際の色と多少異なる場合がございます」という注釈を入れられている場合もあります。
とは言え、色味がネットの画像と違うとなれば、ショックは大きいですよね。そこで、今回はウィッグを染める方法である、アクリルガッシュ、ダイロン、コピック、ヘアチョーク、それぞれの特徴と違い、おすすめの使用方法を解説いたします。

ウィッグを手軽に染色する方法

色味が画像と実物とで違うとなればショックですが、ウィッグの場合、「染色」という方法があります。つまり、髪の毛を染めるのと同じ要領で色を変えてしまう方法です。
その方法はいくつかあります。以下は代表的な事例です。

  • 市販のヘアカラー
  • アクリルガッシュ
  • ダイロン
  • コピック
  • ヘアチョーク

ただし、市販のヘアカラーで染める、あるいはブリーチを使用するような場合ですが、人毛を使ったウィッグであればいいのですが、化学繊維のウィッグ(ファイバー)では、残念ながら効果は出ません。
というのも、人の髪の毛が色づく仕組みは、キューティクルやメラニン色素が関係するので、素材が化学繊維の場合、市販のヘアカラーやブリーチ剤では諦めるほかありません。
化学繊維の場合、「アクリルガッシュ」「ダイロン」「コピック」で試してみましょう。
続いては、それぞれのヘアカラーグッズの違いについてもご紹介していきます。

アクリルガッシュ

アクリルガッシュというと耳慣れませんが、「アクリル絵具」と言えば、分かりやすいかもしれません。手に入りやすいこともあり、ウィッグの色付けにはよく使われる素材です。
アクリルガッシュは樹脂が混合されているので、速乾性があり乾くと耐水性もあります。
一本分の絵の具と塩を一つまみを入れたお湯の中にウィッグを入れて、染めます。
非常に簡単な方法ですが、一つ注意点があります。染めた後、ウィッグにゴワゴワ感が生じることがあり、質感を損ねる可能性があります。
ゴワゴワ感を取るためにシリコンスプレーなどを使うと良いとも言われていますが、そういったものを使用してしまうと、せっかくの色が落ちてしまいますので、注意が必要です。

ダイロン

「ダイロン」とは、イギリス生まれの染料で、布製のものを染色する場合に使うのが本来の使用方法です。ホームセンターなどで手に入る素材で、アクリルガッシュよりも発色がいいとされています。
ダイロンと塩を入れたお湯にウィッグを漬け込むことできれいに染色ができるといわれていますし、アクリルガッシュとは異なり、色落ちを防ぎたい場合はシリコンスプレーを吹きかけてください。
ただし注意点があります。ダイロンは布の染色に優れているため、ウィッグの染色作業中、洋服などに液体がついてしまった場合、取れにくいことがありますので、気をつけましょう。

コピック

「コピック」は、アルコールを含んだ油性ペン。大きな文房具店に行くと置いてあります。色の種類はなんと300種類以上もあります。色にこだわっている方は必見かもしれません。
油性ペンなので、耐水性は抜群ですが、アクリルガッシュやダイロンと比べると、染色工程が非常に面倒です。というのも、アクリルガッシュやダイロンはアクリルガッシュやダイロンを溶かしたお湯の中にウィッグを漬け込むだけで一気に染色できましたが、コピックはペンですので、ウィッグを一度に色づかせることができません。

ヘアチョーク


ヘアチョークという方法もあります。ウィッグを濡らして、ヘアチョークを塗りこんでいくという方法で染色します。非常に簡単なのですが、残念ながら、耐水性がないため、すぐに色落ちしてしまいます。一日、あるいは短時間だけなら効果的ですが、持続性がないのがデメリットと言えるでしょう。

まずは実物を見てからネットで購入

いかがでしたでしょうか。ダイロンの染色が上記した中では最も効果的な手法かもしれませんが、それぞれのやり方には一長一短ありますので、ご自身に合った染色法を選んでいただきたいと思います。
その前に、できるかぎり店舗で実物を見た上で、ネットで購入するというやり方もあります。実物を見ないとなかなか判断し辛いと思いますので、実物を店舗で見てからのご購入をおすすめします。

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