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夏のウィッグは蒸れる! 暑い時期の蒸れ・汗対策をご紹介

2023年10月23日
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夏のウィッグは蒸れる! 暑い時期の蒸れ・汗対策をご紹介

最近ではウィッグも一般的になっており、医療用に使用する医療用ウィッグはもちろん、おしゃれ目的やきぶんを変えたいときなど日常的にウィッグを利用する方も非常に増えていますよね。特に、梅雨も明けて、外に出る機会が多くなってくるこれからの夏時期には、お気に入りのウイッグをつけていろんな場所に行きたい!と考えている方もとても多いのではないでしょうか。
しかし、そんなときに気になるのは「暑さ」ですよね。ただでさえ暑い夏なのに、地毛の上にウイッグを被る事を考えると、暑さで頭が蒸れてしまい痒くなったり…とウィッグを着用することによるお悩みも少なくありません。
そこで今回は夏のウィッグは蒸れる!暑い時期も爽快に過ごすための汗対策をご紹介してまいります。

夏のウイッグはなぜ蒸れる?

夏場のウィッグが蒸れて痒い原因は”汗”です。

帽子を被った時に蒸れる事などと同じです。夏に帽子を被ると、帽子の中の温度が上がり、頭に汗をかいて蒸れるときがありますよね。ウイッグを被った時も同じことが起こってしまい蒸れてしまうのです。
夏場などでも、エアコンのよく効いた涼しい室内などであればもちろん蒸れなどの心配はあまりありませんが、野外での行楽で直射日光を受ける場合や、単純に気温が高い場合などはウィッグの中が蒸れてしまうといった事は多いでしょう。そして、 ウィッグの中が蒸れてしまう事によって、ウィッグの中は菌が繁殖しやすい高温多湿な環境になります。雑菌が繁殖することによって臭いの原因となってしまったり、頭皮に雑菌が付着することで毛穴がつまり炎症を起こし「かゆみ」が生じてしまうことも少なくありません。そのため、夏場はウィッグの着用を控えてしまうといった人も多いのではないでしょうか。
しかし、しっかりと蒸れの対策をとる事で、比較的快適にウィッグを楽しむことも可能ですので、以下の対策法を覚えておきましょう。

夏のウィッグ蒸れ対策

以下で夏場にウィッグを着用する時の蒸れ対策をご紹介していきます。ただし、暑い夏場に地毛の上にウィッグを被るという行為になりますので、蒸れが完全に解消するといった事はありません。夏場のウィッグは『上手な蒸れとの付き合い方』を意識して、少しでも蒸れを『軽減』出来る方法を考えるようにしましょう!

夏用ウィッグは「通気性の良いウイッグ」を買おう

ショートウィッグを着用した女性

フルウイッグで蒸れを軽減するためには、通気性の良いウイッグにすることが必要です。通気性の良いウイッグって一体どのようなものなのかというと、それは頭に密着する部分がメッシュ生地になっているものです。
現在、ウィッグの下地にはメッシュ生地を採用しているものが多いため、それほど心配はないのですが、人工皮膚を利用したウィッグもあるのです。人工皮膚を採用したウィッグは、肌になじみやすく、ウィッグを着用しているとバレにくいと言う大きなメリットがある物ですが、通気性の面でメッシュ生地には勝てないので蒸れやすいと言えます。したがって、ウィッグの購入時は『蒸れない物』『バレない物』等といった具合に、譲れないポイントの優先順位をつけて選ぶようにしましょう。

購入後にできる汗・蒸れ対策

今までは、ウィッグ購入前に考えておきたい『蒸れ』対策をご紹介してきました。
ここからは、すでに購入したウィッグにも活用できる方法をご紹介します。日常使いしているアイテムが意外と使えるので、参考にしてみてくださいね。

汗ワキパットを使う

ワキの汗シミ対策で良く使用される「汗ワキパット」は、汗を吸ってくれるのでウィッグの汗・蒸れ対策に非常に有効です。
汗わきパッドの使い方としては、ウィッグの裏(頭に直接あたる部分)に汗ワキパットを挟み込むだけなのでとても簡単です。汗わきパッドを挟むことで、汗を吸収してくれるので暑い夏場のウィッグでも、快適に過ごすことが可能です。特に、黒い汗ワキパットは目立ちにくく、自然な仕上がりになるためオススメです。
また、凍らせてもやわらかい保冷剤などをウィッグと頭皮の間に入れるのも頭の温度をさげることが可能です。こちらは頭全体の温度を下げることができるので熱中症なども防止できるので一石二鳥かもしれませんね。

キッチンペーパーで代用可能

汗ワキパットは有能そうなアイテムですが、家にないという場合もありますよね。そんなときキッチンアイテムで代用することが可能です。
それは「キッチンペーパー」です。使用方法は汗わきパッドと同様、ウィッグの裏側に挟み込むことで、はみ出さないように注意して使用すれば吸水力も申し分なく、非常に役に立ちます。汗わきパッドがなくて、何とかしたい場合にはキッチンペーパーを利用してみてはいかがでしょうか!

ガーゼキャップを着ける

ウィッグの下に着けて汗を吸い取るガーゼキャップを用意。2~3枚の予備を持ち歩き、汗をかいたら取り換えましょう。

インナーキャップの替えを用意する

汗・蒸れ対策をしていても吸収しきれなかった汗による臭いや不快感が気になる方も多いのではないでしょうか。そんな時は2~3枚の予備を持ち歩き、 汗をかいたら取り換えましょう。
インナーキャップのなかには、汗を吸収してくれるガーゼキャップや涼感機能付きインナーキャップなどがありますので試してみるのもよいでしょう。

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頭皮のケアも忘れずに

ウィッグの汗・蒸れ対策についてご紹介してきましたが、頭皮を清潔に保つことでウィッグの臭いやかゆみなどのトラブルを防ぐことができます。シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しや汚れが残った状態で、頭皮が蒸れることのないように頭皮ケアもしっかり行いましょう。また、頭皮を洗う時が爪で傷つけてしまわないように指の腹で優しく洗うようにしてくださいね。

まとめ

今回は、夏のウィッグは蒸れる!暑い時期も爽快に過ごすための汗対策をご紹介してまいりました。いかがでしたか?
夏の暑さは必ずやってくるものですし、夏のウィッグの汗や蒸れは避けては通れない問題です。夏場のウィッグ利用としては、やはりウィッグ自体を通気性の良いものにすることが第一でしょう。しかし、既に購入している場合には、いかに汗や蒸れを軽減するかがキーになってきます。ワキ汗対策で有名な汗ワキパットや同様の効果が見込まれるキッチンペーパーやガーゼキャップを活用することが非常にオススメですので、夏場のウィッグで汗や蒸れに悩んでいる方は是非、試してみましょう。
また、「頭の温度自体を下げてしまおう」ということで、凍らせてもやわらかい保冷剤をウィッグの下に潜り込ませるということもオススメです。今回ご紹介した方法を活用して、ウィッグとともに快適な夏を過ごしてくださいね!

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