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ウィッグ使用時の頭痛の原因と改善方法|ウィッグで疲れないようにするには?

2023年3月6日
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ウィッグ使用時の頭痛の原因と改善方法|ウィッグで疲れないようにするには?

オシャレのため、治療のため、さまざまな理由でウイッグを活用していらっしゃる方は多いですよね。普段からウィッグを愛用している方であれば一度は経験があると思うのですが、1日中ウィッグを着用している場合には、頭痛がしたり肩こりや首すじの疲れでしんどく感じてしまう人は少なくないのです。
フルウィッグなどであれば、皆様が思っている以上に重量がある事から、それが負担となり頭痛や方こちを引き起こすものなのです。もちろん、重さ以外にも以外と多くウィッグの悩みになる点がある為、予め知っておき、対策がとれるようにしておくことをオススメします。

そこで今回は、 ウイッグの着用時に起こる頭痛や肩こり・首まわりの疲れの原因と改善方法についてお伝えします。快適に日々、ウィッグを身につけるために、ぜひ参考にしてみてください。

頭痛や疲れの原因とは

ウイッグをつけた時の頭痛、肩こり首まわりの疲れには原因があるんです。冒頭でご紹介したように、フルウィッグなどは皆さんが考えているよりも意外と重量がある物で、簡単に言うと『重り』を頭にのせて過ごしているのと一緒なのです。他にも、ウィッグによって引き起こされる症状の原因がありますので、それぞれ見ていきましょう。

■ウィッグのサイズが合っていない(小さい)

そもそもウイッグの大きさが、頭の大きさと合っていないため、ウィッグを着用することによって頭が締め付けられて、肩こりや疲れ、頭痛が発生するという事は意外と多いです。ウィッグはサイズを調整できるようにアジャスターがついているものもありますが、サイズ調整等が出来ない物もあります、購入時は注意しましょう。

対策としては、自分の頭のサイズをしっかりと確認し、小さすぎないサイズのウィッグを購入することがポイントです。

■専用ネットのゴムの締め付けがきつい

ウイッグのサイズが原因ではなく、ウィッグを着用する為、髪をまとめるときに使用する専用ネットが原因となる場合もあります。これは、専用ネットのゴムなどが協力過ぎる為、ウィッグのサイズが合わない時と同様、頭が締め付けられてしまう為です。

ゴムの力が強すぎる場合は、ウイッグネットだけ新しいものに変えるのもおすすめです。応急処置としては、100円均一に売っている黒色の水泳キャップでも代用可能です。

■ネットの網目が荒い

これは、網目の粗いネットが、頭全体的に締め付けてしまうため、頭痛や肩の疲れやを引き起こしてしまう為です。網目が細かいものに変えると不調が収まるかもしれません。

応急処置としては、ストッキングのような生地のものをインナーキャップとして使用すると良いでしょう。

■ウィッグのアジャスターの締めすぎ

先ほどご紹介した、専用ネットの締め付けがきついという事と似ているのですがネットは大丈夫でも、ウイッグ自体をアジャスターで締め付けていることで疲れや頭痛、肩こりが起こることもあります。これはウィッグがばれてしまう事を恐れてアジャスターを締め過ぎてしまう事が原因です。

キツイと思うほどアジャスターを締めてしまうと血管なども圧迫されて肩こり・頭痛の原因となります。ぐっとアジャスターを緩めてみると緩和されるかもしれません。

■地毛の生え際を締め付けている

いままでご紹介してきたポイントに何も当てはまらないという方、こちらのポイントはどうでしょう?意外と多いのが、地毛の生え際より前にネットやウイッグを被っている場合です。こめかみなどを締め付ける形になってしまい頭痛や肩こりが起こりやすくなります。

地毛の生え際より少し後ろ気味に被ると緩和されます。

■ウイッグが重い

これは冒頭でもご紹介した通り、結構多い理由です。ロングのフルウィッグ等となると皆さんが予想している以上に重量がある物です。したがって、ウィッグを着用することが負担になってしまい、頭痛や肩こりが発生してしまうのです。

対策としては、軽めのウィッグに替える事や部分ウイッグで代用できるなら部分ウイッグにしてみるということで改善出来ます。

■睡眠時間が足りていない

これは、ウィッグには関係ありませんが、そもそも「睡眠時間が足りない」ことが原因で身体の内側から頭痛や肩こりが発生している場合があります。

首すじの疲れや頭痛を感じた時は一度適切な睡眠を心がけてみるのも良いかもしれません。15分だけするというのもおすすめです。

ウィッグ着用時の頭痛や疲れの改善方法

ウィッグの着用で頭痛が生じる状態なら、以下の対処法を試してみてください。ウィッグの選び方や着け方によって、負担を減らし頭痛などの症状が緩和される可能性があります。

自分の頭のサイズに合ったウィッグを選ぶ

ウィッグを購入するときは事前に自分の頭囲を測り、適切なサイズを把握しておくと安心です。また、可能であれば必ず試着することをおすすめします。

ウィッグ専門店では、頭囲の計測やサイズ調整に対応しているところもあります。専門知識を持つスタッフに相談しながらサイズを選んでもらうと安心ですね。
ファッション用のウィッグをであればネットで購入することもあるでしょう。その場合は無料試着サービスがあれば活用し、なければサイズの確認や頭囲をアジャスターで調整出来るウィッグを選ぶとよいでしょう。

ウィッグネットは締め付け感の少ないものを着用

ウィッグの着用時に髪をまとめるウィッグネットは、ゴム部分の締め付け感が少ないタイプを選びましょう。ネットは網目状になっているものより、帽子(インナーキャップ)のようになっているものがオススメです。着用感が気になる方は、柔らかい素材で作られたネットを試してみましょう。

アクアドールでは、インナーキャップのアイテムをご用意しています。肌触りが良いもの、滑り止め付、ストッキングのような生地のものや、涼感タイプのものなど取り扱っております。インナーキャップは頭皮の汗も吸い取ってくれるので、最適なものを選んで気持ちよく過ごせるようにしましょう。

アクアドールのインナーキャップ一覧はこちら

軽いウィッグを選ぶ

ウィッグの着用に慣れるまでは、できるだけ軽いウィッグを選ぶことをおすすめします。基本的にウィッグは、ロングヘアーのよりもショートヘアーのほうが、着け心地が軽くなります。
ショートヘアーのウィッグは少し着用するには勇気がいるかもしれませんが、オシャレなスタイルのウィッグも豊富にあるため、ぜひ自分に似合う髪型を見つけてみてください。

ウィッグを買い直す前に

頭痛や不調になるからと新しいウィッグの購入をする前に下記の確認をしてから、ぜひ購入を検討されてみてください。

①【被り方の改善】
・地毛の生え際を締め付けていないか
・ アジャスターがキツすぎないか

②【小物の改善】
・専用ネットの見直し
・小物(固定バンド・ウィッグクリップ)を見直す

①、②がダメならウイッグごと変えてみるというように段階を踏んで考えるようにすると、 新しいウイッグを買ったけれど原因はウイッグ本体ではなかった!などということが避けられるのでおすすめです。

まとめ

頭痛や肩こりなどの疲れを引き起こす原因は、ウィッグが小さいこと、専用ネットのゴムの締め付けがきついこと、網目が荒いタイプのネットを使っていることウィッグのアジャスターを締めすぎていること、地毛の生え際を締め付けていること、ウイッグが重すぎること、 睡眠時間が足りていないことなどいくつかの原因が考えられます。
いくつか対処方法をご紹介しましたので、できるものから試して快適なウイッグライフを手に入れてくださいね。

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