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医療用ウィッグの選び方。ウィッグの種類や使い方をレポート

2022年9月21日
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医療用ウィッグの選び方。ウィッグの種類や使い方をレポート

抗がん剤の治療による脱毛の期間中に利用される事の多い「医療用ウィッグ」。
今までウィッグを使った事がない場合、どれを選べばよいのか分からないですよね。
私の家族でも一時期抗がん剤を使用している間、ウィッグを購入したことがあります。
抗がん剤治療に費用がかかる為、簡単なものしか購入できませんでしたが、毎日使うものですのでなるべく違和感の出ない自然なウィッグをおすすめします。
ひとくちにウイッグといっても、医療用とファッション用、人工毛など様々な種類があります。
今回は、ウィッグを選ぶ際の注意点や種類の違いについてレポートしました。

医療用ウィッグの目的

抗がん剤や放射線治療の副作用で起きる脱毛。
外出時や人と会う場合など、帽子やバンダナなどを使用する方法もありますが、自然に近い形で使用できる医療用ウィッグを利用することをおすすめします。
実は最近まで、医療用ウィッグの基準というものがなく、ウィッグの品質や特製についてはメーカーによってバラバラでした。
そこで平成27年より、医療用ウィッグのJIS規格が新たに採用されました。
この規格の採用のより、頭皮に触れる部分のパッチテストや、堅牢性を試すさまざまな試験などが義務付けされました。
医療用ウィッグを選ぶ際の、安心して使用できる目安として、参考にしましょう。

ウィッグの種類による違い

医療用ウィッグを選ぶ際、サイズや骨格に合わせたウィッグを選ぶことが大切なポイントです。
ウィッグの種類のついては

  • 人毛に特殊な加工をしたタイプ
  • 人工毛(合成繊維)
  • ミックス(人毛+人工毛)

の大きく分けて3タイプあります。
人毛は価格が高いウィッグが多く、カットなどもできますが、洗った後のセットなどに時間がかかるといった特徴があります。
人工毛は価格が安くスタイルが崩れにくいので便利ですが、熱などに弱く耐久性があまりありません。
両方使ったミックスは、人毛と人工毛の中間くらいの価格。
洗った後のセットも比較的簡単にでき、カットもできるので、両方のメリットが上手に入ったウィッグといえます。
ウィッグの普段のお手入れの手間を考えると、ミックスのウィッグが楽に利用できそうです。
また、医療用ウィッグはオーダーメイドで自分の希望に合わせて作ることができます。 あらかじめあるスタイルや長さから作成できるセミオーダータイプもあり、価格も非常に幅があります。
一般的な規制品で1万~10万円位、セミオーダーで5万~30万、フルオーダーで30~80万となります。
より自然でフィットするタイプを希望の場合は、セミオーダーやフルオーダーでウィッグを注文しましょう。

ファッションウィッグで代用できる?

医療用ウィッグは、既製品~オーダーメイドまで様々な種類があり、高価なオーダーメイド品では数十万円するものもあります。
一方でヘアスタルのアレンジなどお洒落目的で利用されている「ファッションウィッグ」は、人工毛で機械生産されるものが主流で、医療用に比べ価格が安いのも特徴です。
最近ではこれらファッションウィッグも品質が向上されていて、自然な仕上がりで医療用としても問題なく使用できるものが多くなってきました。
機械で植毛したウィッグで1万円前後、手作業で植毛したもので約3万円とお求めやすくなっています。
ファッションウィッグを代用する方法も、選択肢のひとつとして考えても良いかも知れません。

ウィッグのお手入れ方法

ウィッグを使用する際、定期的にお手入れをする必要あります。
1週間~10日に一度は、頭皮から出る脂やホコリを専用のシャンプーなどで洗い流し、清潔な状態をキープしましょう。
また、日々のケアとしてはブラッシングが欠かせません。
ブラッシングする場合、優しく毛流れに沿って整えるようにしましょう。
シャンプーやトリートメントメントは、ウィッグ専用が販売されていますので、人毛や人工毛などタイプに合わせての使用をおすすめします。
シャンプー後にトリートメントする事で、ツヤとハリが出ますので、きれいな状態を保つことができます。
トリートメント後、大きめのタオルで乾かし、ドライヤーは冷風で乾かすようにしましょう。

まとめ

今回は、医療用のウィッグについてレポートしました。
従来は規格のなかった医療用ウィッグですが、JIS規格ができたことで、探しやすくなったと言えます。
ウィッグを選ぶ際、人工毛や人毛など、タイプによって使い方やケアの方法など、違いがあることが分かりました。
骨格や頭の形状に、よりフィットさせるには、オーダーメイドが必要ですが、価格が高価になってしまいます。
お手入れのし易さや価格などを考えますと、ミックスタイプが便利かと思います。
ファッションウィッグについても医療用と比較して、充分代用できるものもあると思いました。
抗がん剤治療など、費用がかかる場合も多い時期ですので、ウィッグの特徴を考えながら注文されることをおすすめします。

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