
普段からウィッグを使用していて、不自然なツヤが気になるという方も多いのではないでしょうか。ウィッグに不自然なツヤがあると、ウィッグであることが分かってしまったり、不自然に見えてしまいおしゃれな印象を与えられなかったりします。ウィッグを自然な髪の毛に見せるためにも、ツヤ消しをすることは大切です。
そこで、ウィッグのツヤが不自然だと感じる場合の、ツヤ消し方法を紹介します。
人工毛ウィッグに不自然なツヤがある理由
ウィッグに使用している素材が原因で、ウィッグに不自然なツヤが出ることが多いです。
人間の髪の毛はキューティクルに覆われているため、表面に若干の凹凸があり光が当たっても光が屈折します。つまり、どれほど美しい髪であっても、光沢はありません。
しかし、表面に凹凸が無い人工毛ウィッグの場合は、光が毛の上で反射します。そのため、人毛ウィッグや、凹凸加工されいる高品質な人工毛ウィッグと比較すると、不自然なツヤが出てしまうのです。
人工毛ウィッグに使われる毛に凹凸加工をつけて、光が反射することで自然なツヤが出ないよう工夫されているものも存在します。しかし、凹凸加工が施されたウィッグは毛が絡まりやすいことがデメリットです。
また、人工毛ウィッグで使われる合成繊維は人工毛をコーティングするための成分が塗られている場合も多く、強いツヤが出てしまいます。そのため、買ったばかりのウィッグは不自然なツヤが出るケースが多いでしょう。
商品や使用方法によって異なるものの、徐々に人工毛のコーティング剥がれてツヤが無くなっていきますが、ある程度時間がかかります。
なお、人毛ウィッグと同等に自然に見える人工毛ウィッグも存在しますが、高品質な素材を使い、高い技術で加工をしてているため、値段が高いことが特徴です。
リーズナブルな価格のウィッグを購入したい場合や、気に入るデザインのウィッグを見つけたもののツヤが気になる場合には、自分でウィッグのツヤを消す方法を試しましょう。
<h2>ウィッグのツヤを消す方法</h2>
ウィッグのツヤは、自宅にあるものや身近なものを使用して消すことが可能です。そこで、手軽にできるウィッグのツヤ消し方法を3つ紹介します。
柔軟剤を使う
合成繊維で作られている人工毛ウィッグのツヤが気になる場合には、衣料用柔軟剤をリンス代わりに使いましょう。
ウィッグをシャンプーしたうえで、柔軟剤を溶かした容器にウィッグを浸けておきます。ウィッグが浸る程度の容器に、水と柔軟剤を2対1程度の割合で入れ、ウィッグを浸しましょう。1時間程度放置したら取り出して、しっかり柔軟剤を洗います。ウィッグの毛が絡まないよう、丁寧に洗うことが大切です。
タオルで包んで、ウィッグを優しく叩いて水気を取ったら乾燥させます。乾燥した後にブラッシングをして、毛の流れを整えましょう。
ベビーパウダーや制汗剤を使う
ウィッグを着用する前に、制汗剤をスプレーしてツヤを消します。ツヤが気になる箇所にしっかりと制汗剤スプレーを吹きかけて、ブラッシングをしましょう。制汗剤スプレーを吹きかけると白くなる場合があるため、白くなった箇所にブラッシングをして制汗剤の成分を払います。
また、制汗剤スプレーをした後にワックスでスタイリングをすると、よりツヤが軽減されるでしょう。
制汗剤スプレーではなく、ベビーパウダーを使用しても同じ効果が期待できます。ベビーパウダーは粉っぽくなるため、パウダーをしっかりと払ってからウィッグを使用しましょう。
制汗剤スプレーとベビーパウダーどちらの方法であっても、シャンプーをすることによって成分が落ちてしまうため、ウィッグを着用するたびにスプレーを吹きかけたりパウダーをはたいたりする必要があります。
数回シャンプーを繰り返す
購入したばかりのウィッグに不自然なツヤがある場合でも、数回シャンプーをすることによってツヤが軽減され、自然に見える場合が多いです。そのため、何回かシャンプーをして人工毛ウィッグのコーティング剤を洗い流しましょう。
ただし、シャンプーをするたびに必ずウィッグは劣化します。着用していないウィッグに対してシャンプーを繰り返すのではなく、ウィッグを着用した後に、メンテナンスとしてシャンプーをする方法がおすすめです。
ウィッグのツヤは簡単に消せる!自然に見えるようにひと手間加えよう

人工毛ウィッグは価格で販売されており、デザイン性が高いものも多いためファッションウィッグとして人気を集めています。しかし、人工毛ウィッグには独特なツヤがあるため、自然に見せるためにもツヤを消してからウィッグを着用すると良いでしょう。
ウィッグを使用した後にシャンプーをしたり、柔軟剤をリンス代わりに使用したりすることによって、徐々に不自然なツヤがなくなり自然な質感に変化します。普段のウィッグのメンテナンスに、ツヤを消す効果が期待できるひと手間をプラスして、自然な質感のウィッグを着用しましょう