あなたは、ウィッグと聞いたときどのようなものが一番先に頭に浮かびますか？
もしこの質問を１０人にしたとすれば、もしかしたら１０人とも違うお答えで、様々なウィッグをイメージされるかもしれませんね。実際にウィッグにはそれだけいろいろな種類があり、用途や使用場面で選択すべきウィッグも選べるような時代になっています。
そこで今回は、ウィッグの種類について用途や素材別に特徴をご紹介してまいります。
ウィッグの種類
まずは、たくさんの種類があるウィッグをジャンル別にご紹介してまいります。ウィッグには、上述した通り、長さやデザイン、素材によって等、いろいろな種類に分類されます。ざっと挙げるだけでもフルウィッグ、ハーフウィッグ、キューブウィッグ、マジックポニーテール、キャップアップタイプウィッグ、クリップアップタイプウィッグ、前髪ウィッグ、トップカバー前髪ウィッグ、エクステンションなどという種類があります。
以下で、実際に各種ウィッグの特徴をみていきましょう！
フルウィッグ
フルウィッグは頭全体をカバーするウィッグです。すっぽり被れるタイプでたくさんの種類があります。このタイプのウィッグは、様々な色やデザインの物が販売されていますので、着用するウィッグを変えるだけで簡単にイメージチェンジが可能なのがメリットです。
フルウィッグを大きく分類すると、色形のバリエーションが豊富なオシャレウィッグと病気や抗がん剤等の副作用で髪が抜けてしまった方用の医療用ウィッグです。オシャレウィッグは髪の毛がある方が着用することを想定して作られており、医療用ウィッグは髪の毛がない方が着用することを想定して作られているということが最大の違いです。
医療用ウィッグと普通のウィッグの違いは以下の記事もご覧ください。
ハーフウィッグ
ハーフウィッグは、名前の通り頭の半分を覆うタイプのウィッグです。つむじと地毛の前髪を活かせることがポイントです。
ウィッグをつける際に一番違和感が出るのがつむじ部分なのですが、ハーフウィッグは自分のつむじを活用できるため、ウィッグ着用時にもナチュラルに見せることが可能という事が大きなメリットです。またフルウィッグと比較すると、毛量も半分なので重さも少し軽くなり、肩や首に与える負担も少なくなり楽です。
キューブウィッグ
キューブウィッグというのは、自身のつむじを活かすウィッグです。ハーフウィッグはつむじから後ろ半分のウィッグですが、キューブウィッグは、フルウィッグから前髪とつむじ部分を切り取ったものです。（横髪部分はウィッグがあります）
まるで地毛みたいなので、どこからがウィッグなのか、見分けがつかないくらい自然です。
前髪ウィッグ、お団子・ポニーテールウィッグ
前髪を切りすぎてしまった時につけるのが、前髪ウィッグ。つけるだけでお団子やポニーテールにできるウィッグをお団子ウィッグやポニーテールウィッグなどといいます。これらのウィッグは『部分ウィッグ』という位置づけになり、軽度な円形脱毛症を隠すのにも便利です。おしゃれ目的で考えれば、気になるところを自由自在にアレンジできる優れものです。
エクステンション
エクステという呼び名で有名なのがこのエクステンションです。いわゆるつけ毛です。色や長さを自由自在に変化させることができます。長さを伸ばしたいときや一部分の色を変えたいなどいまの髪の毛を最大限に生かしたい場合におすすめです。
ただし、エクステとウィッグは本来別物の商品という考えもあり、ウィッグに含めていいのかは微妙な所ではあります。
素材からみるウィッグの種類
一言に『ウィッグ』と言っても上記の様にいろいろな種類があるとは驚きではないですか？
次に、もう一つの分類観点からウィッグを見てまいりましょう。そのポイントは「素材」です。素材は「ファイバー」や「MIX毛」などいろいろな表示があり、分かり辛いですが大きく３つにわかれます。それは「人毛」「人工毛」「人毛ミックス」です。以下ではそれぞれの特徴についてみていきます
- 人毛ウィッグの特徴
『人毛ウィッグ』の大きな特徴は本物の髪の毛を使用しているため、質感や仕上がりも自然な事です。一方、スタイリングが崩れやすい事やこまめなシャンプーが必要などお手入れが少し大変です。 - 人工毛ウィッグの特徴
『人工毛ウィッグ』は、主にポリエステルなどの化学繊維でつくられたもので、「ファイバー」と表示されているものもこれに当たります。このタイプはスタイリングが容易なのが大きなメリットですが、品質によってはコスプレのかつらの様になるので注意が必要です。 - 人毛ミックスウィッグの特徴
人毛ミックスは、その名の通り人毛と人工毛を混ぜて作られたものです。人毛と人工毛ウィッグのいいとこどりをしたようなウィッグなのがメリットですが、その反面どの点においても中途半端で「自然さは人毛に勝てない」、「スタイリングは人工毛の方が楽」などと言われることも多いです。
まとめ
今回は、用途はいろいろ？意外と知らない最近のウィッグの豊富な種類！についてご紹介してまいりました。いかがでしたか？
髪型や髪色を全体的に大幅チェンジしたい場合はフルウィッグを。耳～襟足にかけての変化をお望みならばハーフウィッグを。前髪とつむじをより生かすならキューブタイプを。前髪のイメージチェンジやお団子やポニーテールなど部分的なイメージチェンジをしたい場合は部分ウィッグを。ピンポイントで長さや色を変えるならエクステンションをオススメします。
ウィッグは使用用途や使用場面によってそれぞれ最適な種類の物があります。ウィッグ初心者の方であれば、どのタイプの物を使えばいいのか分からないといった事も少なくないので、最初のウィッグ選びは専門店などを訪問してアドバイスを受ける事もお勧めします。
ぜひ、ご自身のその時々のニーズにあわせて使用するウィッグの種類を選んでみてはいかがでしょうか？
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