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ウィッグを着けると痛い… 蒸れてかゆい時の原因と対策をご紹介

2022年11月7日
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ウィッグを着けると痛い… 蒸れてかゆい時の原因と対策をご紹介

夏場に帽子をかぶった時に暑くて頭が蒸れて「頭がかゆい…」そんな経験をした人は多いと思います。またフルウィッグ着用時は帽子以上に頭を覆ってしまう物なので頭に汗をかきやすくなります。
ウィッグの使用を考えているけど、「蒸れて頭が痒くなる…」や「ウィッグをつけると頭痛が…」等といった話を聞いてなかなか一歩を踏み出せないと言う方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、ウィッグの痒みの原因や対策、痛い時(頭痛・肩こり)の対処方法などをご紹介します。

そもそもウィッグで頭が痒くなる原因は?

まずはウィッグ使用時に頭が痒くなる原因は何?についてご紹介したいと思います。
「蒸れて痒いだけでしょ?我慢すればいいじゃん。」等と簡単に考えていると『痒み』だけの問題では済まなくなるなんてこともあるので注意が必要です。

ウィッグを使用して頭が痒くなるのは確かに頭が蒸れて汗をかくことによると言うのは間違いありません。
その為、気温の上がる夏場などには『蒸れにくいウィッグ選び』をすることや、汗を放置しないウィッグの着用法を気をつける事でかなり痒みに違いがあります。

この対策法は下でご紹介したいと思いますが、まず汗をかいた頭皮やウィッグを放置しないという事も気をつけましょう。
フルウィッグを使用したことによって頭が蒸れて汗をかいた頭(頭皮)を放っておくと、毛穴が詰まってしまったり、頭皮に細菌が繁殖してしまうなど頭皮環境が著しく悪化することがあります。
頭皮環境の悪化は、薄毛につながったり、頭皮が痒いからかいてしまう事によって皮膚を傷つけてしまうといった事にもなり、『頭皮の痒み』だけでは済まない大きな問題につながります。

その為、フルウィッグを使用する場合は、しっかりと頭皮ケアを行い頭皮環境の悪化を防ぐ必要があります。
また、蒸れて汗がついた状態のウィッグを何の手入れもせずに放置してしまうと、ウィッグ内で細菌が繁殖してしまい悪臭を放つようになるなど衛生面でも非常に良くない状態になります。
使用後のウィッグはしっかりとウィッグスタンドなどにかけて乾燥させるように心がけてください。

尚、多量な汗をかいた、しばらく手入れをしていないなど状態が悪くなったウィッグの場合はしっかりとシャンプーしてから乾かすようにしてください。

対策1 蒸れにくいウィッグを選ぶ

夏場など特に気温の上がる条件下でフルウィッグを使用する場合は頭全体を覆ってしまうのでどうしても蒸れを抑える事は難しいです。

その為、体質的に蒸れがひどい方や、頭部に汗をかきやすい方などは部分ウィッグを選ぶことが対処法の一つです

抗がん剤治療などによる脱毛の為にフルウィッグを着用している方などは、毛付きの帽子等を夏場は使用する等で頭皮の負担を大幅に減らす事が出来るでしょう。
夏場などにウィッグを長時間着用する場合は、なるべく通気性の良い物、部分ウィッグ等を選ぶようにすることで頭皮の蒸れを抑え痒みを軽減することができるので、ウィッグ選びがとても大切になります。

対策2 吸汗・吸湿機能がある物を挟む

気に入っているフルウィッグをどうしても使用したいと言う方は『吸湿機能』のある物をウィッグネットの下に挟むなどの対策をとると良いでしょう

この方法は、ウィッグの下に物を挟むので少しボリュームが出ます。
その為、ボリュームを目立たせなくするための髪型のアレンジが必要になりますが、とても便利な方法なので覚えておきましょう。
具体的には使い捨ての汗わきパッドなどの汗取り商品や吸湿性のあるキッチンペーパー、ガーゼを小さく切ってウィッグネットの下に忍ばせるだけです。

こうすることによって頭にかいた汗を吸湿材が吸ってくれるため蒸れや痒みを抑える事が出来ますし、頭皮環境悪化も抑制できます。
尚、使用する吸湿材は色が選べる場合は、出来るだけ暗めの色を選ぶことが良いでしょう。

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ウィッグ着用で痛くなる原因

次は「ウィッグを着用すると痛い」といった方がいる点についてご紹介します。

ウィッグ着用時に痛いという理由には、ウィッグに使用されている固い材質部分が頭皮にあたって痛いと言う場合と、頭部が締め付けられることによって頭痛が出ると言った場合が多いようです。
ウィッグは元々体の一部ではありませんので、中にはウィッグを着用することにより体が緊張し凝り固まる事によって肩こりや頭痛を引き起こすと言った方もいるようですね。
ウィッグは医療用として着用するにしてもファッションとして着用するにしても出来るだけ快適に使用したいと言うのは誰しもが共通した願いですよね。

ウィッグの固い部分が痛い、締め付けられて痛い場合の対処法

ウィッグ着用時に痛みを感じるのに多い理由は上述の通り「固い部分が当たる」「締め付け」の2点ですね。
ではこの2つの場合にどのような対策をすればいいのでしょう?

  • ウィングの固い部分が痛い場合
    ウィッグの固い部分が頭皮にあたって痛い場合には、その部分をずらすことが大切です。
    そうする事によってウィッグが緩くなる、ずれる等といった場合には、別途ピンなどを使用して固定するようにしましょう。
    ウィッグは快適に使用しなければストレスになります
  • 締め付けで頭痛がする場合
    ウィッグを着用することによって頭痛がするなどといった場合に多いのがサイズの合っていないウィッグを使用しているという事です。
    小さめのウィッグを着用してしまうと、どうしても頭を締め付けてしまう為、頭痛などを引き起こしてしまうなどといった事があります。
    快適にウィッグを楽しむのであれば出来るだけ試着をして自分の頭のサイズに合ったウィッグを選ぶようにしましょう!

基本的にウィッグはアジャスターなどでサイズ調整も可能なので、自分にとって小さいサイズのウィッグは好ましくありません。
かといって大きいとずれてしまう、見栄えに違和感が出る等の問題が出るかもしれませんよね。

今までウィッグを着用して頭痛が出たなどといった方はしっかりと試着が出来るところで自分の頭のサイズに合うものを選ぶようにしましょう

ウィッグによる肩こりは長さが問題?

ウィッグによる頭痛は肩こりから誘引されている場合もあります。

これはウィッグの着用を始めた初期に起こる場合が多いのですが、ウィッグに慣れていないので着用時には緊張してしまい身体が凝り固まってしまうという方もいます

この体をこわばらせることによって肩こりが起こり、その肩こりから頭痛が引き起こされるというパターンです。これにはウィッグの着用に慣れる必要がありますが、ウィッグの軽さによってある程度解消されるケースもあります。
基本的に人体は肩より上に重いものを載せれば肩こりがおこる物ですよね。そして肩こりがひどくなると頭痛も引き起こされると言ったメカニズムです。

その為、ウィッグになれていない方がウィッグを選ぶときには軽い材質の物を探す、ロングのウィッグより軽いショートのウィッグを選ぶことでも肩こりが改善し、頭痛の抑制になるでしょう。

まとめ

今回はウィッグを着用する時に良くある問題の「頭が痒くなる」「頭痛がでる」についてその原因と対処法についてご紹介しました。

上述した通りウィッグを着用するときに出る問題というのはウィッグの選び方やお手入れなどによって基本的に抑制できるという事が分かっていただけたのではないでしょうか?

ウィッグは医療用目的に着用する場合やファッションのために着用する場合がありますが、そのどちらについても出来るだけ快適にウィッグを楽しみたいものですね。
その為にはしっかりと自分にあった物を選択する必要があるので、よくわからない等といった場合は専門店でアドバイスを受けると良いかもしれませんね!

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