
おしゃれを楽しんだり、薄毛や抜け毛の悩みをカバーしたりする際に使用するウィッグは、使用し続けていると毛先や全体がパサパサしたり、ヘアアレンジをする際に絡まったり、ツヤがなくなったりします。
ウィッグを購入した際には綺麗な状態だったにも関わらず、徐々にパサパサしてしまい、処分したりすることを検討している人も多いのではないでしょうか。
ウィッグはパサパサしていると、不自然に見えてしまうため注意が必要です。ウィッグを買い換える前に自然なツヤの出し方を実践し、パサパサしている綺麗なウィッグに蘇らせましょう。ウィッグの艶を取り戻す方法について紹介します。
ウィッグの特徴と魅力とは
ウィッグは、被るだけで髪の悩みをカバーできたり、おしゃれを楽しめたりすることが魅力です。例えば、抜け毛が多く、地肌が目立つ頭頂部に使用する部分ウィッグは、髪全体のフルウィッグと比較して手頃な値段で購入できます。
部分ウィッグのウィッグメンテナンスも簡単であり、使用した際にウィッグ専用のシャンプーで洗うだけです。ウィッグの価格は数千円程度のものから数十万円程度のものまで非常に価格の幅が広く、カラーや長さ、デザインなども非常にバリエーションが多いため、自分に合ったウィッグを見つけられるでしょう。しかし、テカリや髪質など違和感なく自然な印象を与えられるものは価格が高い点がデメリットです。
一時的に抜け毛が気になる部分をカバーしたい、ファッションとして休日のみ使用したいという場合には低価格なウィッグ、抜け毛が目立ち、常にウィッグを着用したいと考える場合は高額でも高品質なウィッグを購入することを検討しましょう。
人工毛ウィッグがパサパサする理由
人工毛ウィッグがパサパサする原因は、摩擦、静電気の発生、ブラッシングをすることなどが挙げられます。衣服やヘアアクセサリーと擦れることで静電気が発生して、ウィッグがパサパサしたり絡まったりすることがあります。
特にロングタイプのフルウィッグを使っている場合、静電気が発生しやすい冬の時期は短い時間つけただけでもウィッグがパサパサになるケースが多いです。
また、ウィッグはブラッシングをすればパサパサすることを予防したり改善したりできますが、ブラッシング方法を間違えると繊維が絡まる場合があります。人工毛ウィッグは絡まりやすく、摩擦も生じやすいため注意しましょう。
ウィッグは毛先から徐々にトップに向けて梳かすこと、一気にトップから毛先に向かって梳かさないことが大切です。また、からまっている部分は力を入れて梳かそうとするのではなく、ウィッグ専用スプレーを使ったうえで梳かしましょう。
人毛ウィッグがパサパサする理由
人毛ウィッグがパサパサする原因として、汗や皮脂、汚れがたまること、汚れを落とさずに放置することが挙げられます。くせ毛用シャンプーやトリートメントを使って、ウィッグをメンテナンスすると、汗の汚れがウィッグの人毛に付着し、髪が絡まります。
また、人毛ウィッグはシャンプーをすることで徐々に油分が無くなるので、髪がパサパサしたり絡まったりすることも多いです。長期間愛用している人毛ウィッグは、シャンプーをした時に絡まるケースもあるので注意が必要です。
ウィッグがパサパサしている時の対処法

ウィッグがパサパサしている場合には、シャンプーとトリートメントをしましょう。洗い流さないトリートメント、洗い流すタイプのトリートメントなど様々な種類がありますが、ウィッグ専用として専門店で販売されているものを使用するのがおすすめです。
ウィッグに汗や皮脂汚れがついている場合や絡みやすい場合には、ブラッシングをしたうえで、シャンプーとコンディショナーでケアをしましょう。ブラッシングとシャンプー、コンディショナーを使ってもパサパサする場合には、ウィッグが大きなダメージを受けている可能性があります。そのため、洗濯用として販売されている柔軟剤を使用する方法が有効です。
洗面器にぬるま湯を入れて柔軟剤を溶かしたら、ウィッグを浸してしっかりとすすぎます。柔軟剤は汚れがつくことを予防でき、静電気の発生を抑えられることもメリットです。
ウィッグ専用スプレーを使って自然なツヤを出すのがおすすめ
ウィッグ専門店では、専用のオイルスプレーが販売されています。ウィッグ専用のスプレーを使えば、自然なツヤを出せるでしょう。
しかし、すぐにウィッグに自然なツヤを出したい場合には、水に溶かした柔軟剤をスプレーボトルに入れ、静電気を予防する方法が有効です。静電気を予防すれば、一時的にツヤを出す効果が期待できます。しかし、毎回柔軟剤を吹き付けるのではなく、専用のスプレーを使うことで自然で綺麗なツヤを出すことが大切です。
パサパサのウィッグはケアをして艶を取り戻そう
ウィッグは、正しいメンテナンスをせずに使用しているとパサパサになり、見た目の美しさが損なわれるだけではなく、ヘアアレンジもしにくいため注意が必要です。ウィッグの種類ごとにパサパサになる原因を確認し、ウィッグ専用のアイテムを使ってパサパサしたウィッグに自然な艶を取り戻しましょう。