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ウィッグをサラサラにするなら柔軟剤がおすすめ!?正しいお手入れ方法をご紹介

2022年9月21日
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ウィッグをサラサラにするなら柔軟剤がおすすめ!?正しいお手入れ方法をご紹介

ウィッグの手触りを良くしたい、定期的に時間をかけてしっかりメンテナンスをしたいという場合は、シャンプーやトリートメントのほかに柔軟剤を使うのがおすすめです。しかし、どの種類のウィッグにも柔軟剤を使えるわけではありません。

そこで、今回の記事では柔軟剤を使えるウィッグの種類と、具体的なお手入れ方法についてご紹介します。

ウィッグのお手入れをする頻度

ウィッグをお手入れする頻度は、ウィッグをどの程度使っているのかによって異なります。また、季節によっても変わり、冬場はある程度そのままでも大丈夫ですが、夏場は数回使っただけで臭いなどが気になってきます。

ウィッグのお手入れをする頻度に具体的な決まりは無いため、ウィッグがワックスやスプレーでベタついていると感じるときや、汗や皮脂が付きやすい季節だけ頻繁に洗うなどして対応しましょう。

人工毛ウィッグに柔軟剤がおすすめな理由

ウィッグには、人間の毛を使った人毛ウィッグと、化学繊維で作られた人工毛ウィッグがあります。人毛ウィッグは人間の髪の毛と同様、髪質を保つためにトリートメントでメンテナンスをしなければなりません。一方、化学繊維で作られた人工毛ウィッグは、洋服と同じように柔軟剤を使うと繊維が柔らかくなり、サラサラの質感に仕上がります。そのため、人工毛ウィッグのお手入れには柔軟剤の使用がおすすめです。

柔軟剤を使用したウィッグのお手入れ方法

  1. まず、ウィッグの毛の流れを整えるためにブラッシングをします。
  2. その後、洗面器に水もしくはぬるま湯を入れ、キャップ1杯分の柔軟剤を入れて溶かします。このとき、手が荒れないようにゴム手袋をすると安心です。
  3. ウィッグ専用シャンプーを使って汚れを落としたら、タオルで水気を取り、柔軟剤を溶かした洗面器にウィッグ全体が浸かるように漬け置きをします。
  4. 30分ほど浸け置きしたら水ですすぎ、洗面器の中の水を綺麗なものに変えながら押し洗いして、柔軟剤を落としましょう。
  5. 水気を切って、ウィッグを叩くようにタオルドライしたら、ウィッグスタンドに乗せて自然乾燥、もしくはドライヤーの冷風で乾燥させれば完了です。

柔軟剤でウィッグのお手入れをする際の注意点

柔軟剤とひとくちに言ってもさまざまな種類があり、ものによっては、ウィッグをサラサラに仕上げたり、テカリを失くしたりといった効果が期待できない場合もあります。ここでは、おすすめの柔軟剤の選び方、お手入れをする際の注意点を紹介します。

柔軟剤の種類を確認する

柔軟剤を買う際は、「シリコン」もしくは「繊維潤滑剤」と表記されたものを選びましょう。ノンシリコンのタイプでは、あまり効果が期待できません。

シリコンもしくは繊維潤滑剤配合の柔軟剤であれば、香りはどのようなものでも大丈夫です。また、人工毛ウィッグは人間の毛ではなく繊維であるため、洋服用の柔軟剤で問題ありません。

柔軟剤は素手で触ると手荒れの原因になるため、お手入れする際にはゴム手袋を使うようにすると安心です。

ウィッグの汚れを落としてから柔軟剤を使う

ウィッグに柔軟剤を使用する前に、シャンプーで汚れを落としましょう。しかし、髪の毛と同じようにごしごし洗うのはNGです。シャンプーをお湯や水に溶かして、ウィッグを浸けるようにして汚れを落とします。シャンプーの量は、ウィッグの毛の長さや汚れに合わせて調整しましょう。

シャンプーをする際は、毛が絡まないように、あらかじめブラシや手ぐしでブラッシングを行いましょう。軽い汚れであれば、この工程で落とすことができます。なお、丁寧に洗う時間がない場合は、シャンプーを溶かしたぬるま湯もしくは水に浸けておくだけでも、ある程度の汚れを落とすことができます。

ロングウィッグは慎重にお手入れする

ロングウィッグは、そのまま浸け置きすると毛が絡む可能性が高いため、毛の流れを整えて毛先から軽く丸めるようにしてから洗面器に入れましょう。洗う際にもこすらず、タオルドライをするときには軽くたたくようにして、優しく水分を拭き取ります。耐熱性人工毛ウィッグの場合はドライヤーを使用しても問題ありませんが、非耐熱性のウィッグでドライヤーを使うと劣化の原因となりますので、自然乾燥させましょう。また、いずれのタイプのウィッグも、最後にシリコンスプレーを使用することで、絡みにくくすることができます。

ウィッグを洗えないときのお手入れ方法

「ウィッグをきれいにセットしたから洗いたくない」「何回か使ってから洗いたい」という場合は、日陰干しをするか除菌消臭スプレーを使うのがおすすめです。

除菌消臭スプレーは、無香料タイプや香りがついているものなどありますが、基本的にはどれを選んでも問題ありません。スプレーを吹き付けたら、型崩れしないように注意して、1日陰干ししましょう。ウィッグの内側は皮脂や汗がついて臭いが発生しやすいので、内側にしっかりと除菌消臭スプレーを吹きかけることがポイントです。

ウィッグ表面の汚れは、ウエットティッシュや濡らして絞ったタオルで拭くことで、ある程度除去することができます。しかし、メイクの汚れは油溶性で落としづらいため、メイク汚れが目立つ場合はメイク落としシートを使って拭き取りましょう。

人工毛ウィッグは柔軟剤でサラサラに仕上げよう

人工毛のウィッグは、柔軟剤を使ってお手入れすることで、毛を絡ませることなく、サラサラな仕上がりにすることができます。

さらに、柔軟剤を使うことで人工毛ウィッグのテカリを抑えることもできるため、見た目も自然になります。定期的に柔軟剤を使って丁寧にお手入れをすることで、人工毛ウィッグでのおしゃれを楽しみましょう。

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