ウィッグの愛用者であれば「長く使っているウィッグがゴワゴワしてきたけどどうにかならないかな…」「最近ウィッグのツヤがなくなってきた…」「傷んできたしそろそろ買い替え時かな…」等といった経験は少なくないのではないでしょうか?こういった場合には、しょうがないからどれだけ愛用しているウィッグだとしても捨てて次のを購入しようと思うかもしれませんね。しかし、ウィッグでもフルウィッグともなれば決して安い買い物ではなく、特に高品質の物となると気軽に何着も購入するのは少しきついな…と思う事も多いですよね。
そんなウィッグが傷んできた、ゴワゴワする、ツヤがなくなってきたときには「シリコンスプレー(ウィッグスプレー)」を試してみてください。
ウィッグのお手入れ方法を紹介しているサイトやウィッグ専門店のスタッフさんからウィッグのお手入れには「ウィッグスプレー(シリコンスプレー)」を使用しましょうと言う話はよく聞くけど、「シリコンスプレー(ウィッグスプレー)」を使えば本当にウィッグの状態が改善するのか疑問に思う事も多いですね。
結論から言ってしまいますが、「シリコンスプレー(ウィッグスプレー)」を使用しても新品の状態までは戻すことが出来ませんが、ある程度の状態まで戻すことは確実に出来るものです。はっきり言うと、ウィッグを長く愛用しようと思えば「シリコンスプレー(ウィッグスプレー)」は絶対に必要なアイテムと言えるほどウィッグのお手入れには重要なアイテムです。
今回はそんな「シリコンスプレー(ウィッグスプレー)」の効果や使い方を知ってもらい、「シリコンスプレー(ウィッグスプレー)」の重要性をご理解いただきたいと思います!
シリコンスプレーはどんな時に使う?
それではまず、「シリコンスプレーを使う時はどのような時」という事についてご紹介していきましょう。
ウィッグを着用したことがある方であればわかると思いますが、何度も使用したウィッグであれば、新品の時はサラサラだったのに徐々にゴワゴワして使用感が悪くなったり、乾燥しているのが一目でわかるなど、ウィッグが傷んできたのが分かりそろそろ買い替え時かな…と感じる瞬間があると思います。
このように『ウィッグの傷み』を感じた時には、捨てる事を考えるのではなく、シリコンスプレーを使用する事をオススメします。
もちろん、長年使用し続けて劣化が進行し過ぎているウィッグにシリコンスプレーを使用しても、新品の時のようにもとに戻すまではできませんが、ある程度の状態までは確実に戻すことができます。
ウィッグはこまめにお手入れしてあげる事が長持ちさせるための最大なコツなので、ウィッグを使用している時に少しでも違和感があった場合には、小まめにシリコンスプレーでお手入れしてあげると、愛用のウィッグを良い状態で長持ちさせることが可能です。ウィッグに関わらず何でもそうでしょうが、劣化が進み切る前にこまめにお手入れしてあげる方が、結果的に長持ちさせることにつながります。
シリコンスプレーでウィッグが復活するのはなぜ?
次に皆さんが疑問に思うであろう「シリコンスプレーを使うとなんでウィッグが復活するのか?」という点にも触れておきましょう。もちろん上述のように、シリコンスプレーを使用したからと言って新品の状態まで戻ると言う事はありませんが、シリコンスプレーを傷んだウィッグにかけると、ウィッグが失っていた湿度がウィッグに戻る事によってウィッグの傷みが改善されるのです。ウィッグに湿度が戻る事には、ウィッグの状態が改善されるだけでなく、ウィッグ着用時に「バチッ」と痛みが出る静電気や、サラサラになる事によりウィッグが絡むことをおさえる等の副次的なメリットも存在します。
ウィッグ専用で販売されているシリコンスプレーの中には、シリコン成分だけでなくオイル成分も含まれるものもあります。そういったウィッグ専用のスプレーを使用すると、さらにウィッグのツヤも戻り、手触りも改善されるといった物もあります。ウィッグのお手入れには是非シリコンスプレーを活用してみましょう!
シリコンスプレーの使い方
それでは最後にシリコンスプレーを使用するにはどのようにすればいいのかもご紹介しておきます。使用方法は特別な方法という訳ではありませんので、誰にでも簡単にできます。それは、「ウィッグにシリコンスプレーをかけた後に、丁寧にブラッシングをかける事」だけです。これだけでウィッグの状態を改善する事が出来ます。
注意点としては、ウィッグにふりかけるシリコンスプレーをかけすぎない事です。シリコンスプレーをかけすぎてしまうと、ツヤが出すぎてしまう場合があるので注意が必要です。また、ウィッグのブラッシングは地毛にブラッシングをかけるときとは少し違う為、ブラッシング方法にも気をつけましょう。
ウィッグにシリコンスプレーを掛けブラシでお手入れする時には出来るだけウィッグ専用のブラシを使用することをオススメします。もちろん、100均など打っているようなものでも絶対にNGという訳ではありませんが、プラスチック製のブラシを使用してブラッシングした場合には静電気が発生しやすくなり、せっかくウィッグのケアをしたのに、逆に静電気でむちゃくちゃに…なんてことにもなりかねません。
意外と知らないウィッグのブラッシング方法。上手にブラッシングするコツ
まとめ
今回はウィッグ愛用者を悩ませることの多い、長年利用することによるウィッグの傷みに関して、シリコンスプレーの効果的な使い方をご紹介しました。ウィッグは、使われている素材にもより劣化速度が異なりますが、どうしても何度も使用していくうちに「ゴワゴワする…」「ツヤがなくなった…」等といった事は避けられません。
皆さんも毎日お風呂に入りシャンプーやトリートメントなどの髪の毛のケアを欠かさずに行っていると思いますが、これはウィッグも同様の事をしてあげる必要があります。ウィッグだからと言って、使用後に何のケアもせずに使用を繰り返すと、どうしても劣化も早くなりますし、毛の絡みや乾燥で不自然な見た目になる事でしょう。ウィッグも地毛と同様に、使用後にはシャンプーやブラッシング、時にはシリコンスプレーなどこまめにお手入れしてあげるだけで、長く使用することが出来るという事を覚えておきましょう!
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